Happyday of LUCKY

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若者がいま表現しなければならないこと

2010年08月01日 | Photography


8月最初の日曜日。
ニュースを見ながらゆっくりコーヒーを飲むなんて何年ぶりか。
いつもなら出勤の支度をしている時刻なので、どうも落ちつかない。
のんびりするために仕事を辞めたわけではないので、覚悟をきめて長居公園へジョギングに行く。
容赦なく太陽は照りつけるが、これも仕事のうちと言い聞かせて自転車をこぐ。

入念にストレッチをして周回路に出る。
EXILE Festivalと書いたTシャツを着た若者が周回路をゾロゾロと歩いている。
真っ昼間からコンサートなのか。
53分かけてきょうは3周走りきった。あーしんど。



昼からCASOへデベロッピング展を見に行く。
この展覧会は、関西にある芸術系の大学や専門学校7校が集まり、それぞれの選抜メンバーが出品しているものだ。
時間をかけてたくさんの作品を見たが、なんかどれも似たり寄ったりであまりおもしろくない。
写真は写っているものこそが大切なのに、つまらないものを撮っている人が多すぎる。
カラーバランスを崩したり、アートっぽく加工してみたり(ぜんぜんアートじゃない)、妙に思わせぶりな表現が多い。
まったく勘ちがいしている。

映画が横長の銀幕のなかでしか表現できないのと同じで、写真もあのペラペラな印画紙という枠からはみ出すことはできない。
そこから出たいのであれば、もっと真剣に現代アートを勉強せよということだ。
写真をなめてはいけない。
小学生の図工レベルの表現では見ている方が恥ずかしくなる。



そんな作品のなかでひとり気を吐いていたのは、日本写真映像専門学校のKさんのセルフポートレイト。
彼女の作品は去年から何度か見ているが、1点1点の完成度が高く、やろうとしていることがストレートに伝わってくるのがよい。
自分の内面へ向かう若者特有?の自己確認作業を、なんのてらいもなく一生懸命にやっている姿が若者らしくてよろしい。
卒業制作展までのあと半年間でどこまでいくか楽しみである。

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