黄金週間の初日は奈良市写真美術館で開催中の「ゼラチンシルバーセッション巡回展」を見にいく。
ゼラチンシルバーセッションとは銀塩写真による競作のことである。
風前の灯のようになったフィルムと銀塩プリントでいまだ制作をつづけている写真家たちが、その銀塩写真の文化をのこすためにアクションをおこしている。
2007年には写真家が2人1組になって、自身のネガから仕上げたプリントと互いに交換したネガから仕上げたプリントを展示した。このセッションは「21世紀の銀塩写真」というタイトルで写真集も出ている。
参加している写真家はつぎの8組で、いまや日本を代表する錚々たる顔ぶれ16人だ。
上田義彦×三好耕三/笠井爾示×繰上和美/菅原一剛×広川泰士/鋤田正義×平間至/小林紀晴×泊昭雄/小林伸一郎×本城直季/瀧本幹也×蓮井幹生/蜷川実花×藤井保
さらに去年はべつの組み合わせ、なんと18組(36人)もの写真家が、それぞれに決めた独自のテーマで撮りおろした写真を展示している。
今回の展覧会は2007年と2015年の展示をまとめて一度に見ることができる。
わたしは2007年の写真集をもっていて競作の内容は一応見ているのだが、小さな印刷物なのでじっさいのプリントが見てみたいと思っていた。
で、きょう見てみたら、想像を超えた美しさ! 銀塩写真ってこんなにきれいだったのかとあらためて感動したしだい。ここ数年で自分の目が退化しているのかもしれない。
それぞれの写真家がお互いにネガを交換してプリントするので、本人のねらいとはちがう表現が見くらべられてとてもおもしろい。その上質な写真は見ていて気持ちがいいというか、豊かな気持ちになってくる。銀塩ならではの表現だと思う。
さらに特別ゲストとして、在米イギリス人の写真家マイケル・ケンナが日本を撮った作品も20点くらい展示されている。これがもう涙の出るくらい美しくて、見にいって本当によかったと思う。銀塩写真に興味のある人はぜひ見にいくべし。
ゼラチンシルバーセッション巡回展
ゼラチンシルバーセッションとは銀塩写真による競作のことである。
風前の灯のようになったフィルムと銀塩プリントでいまだ制作をつづけている写真家たちが、その銀塩写真の文化をのこすためにアクションをおこしている。
2007年には写真家が2人1組になって、自身のネガから仕上げたプリントと互いに交換したネガから仕上げたプリントを展示した。このセッションは「21世紀の銀塩写真」というタイトルで写真集も出ている。
参加している写真家はつぎの8組で、いまや日本を代表する錚々たる顔ぶれ16人だ。
上田義彦×三好耕三/笠井爾示×繰上和美/菅原一剛×広川泰士/鋤田正義×平間至/小林紀晴×泊昭雄/小林伸一郎×本城直季/瀧本幹也×蓮井幹生/蜷川実花×藤井保
さらに去年はべつの組み合わせ、なんと18組(36人)もの写真家が、それぞれに決めた独自のテーマで撮りおろした写真を展示している。
今回の展覧会は2007年と2015年の展示をまとめて一度に見ることができる。
わたしは2007年の写真集をもっていて競作の内容は一応見ているのだが、小さな印刷物なのでじっさいのプリントが見てみたいと思っていた。
で、きょう見てみたら、想像を超えた美しさ! 銀塩写真ってこんなにきれいだったのかとあらためて感動したしだい。ここ数年で自分の目が退化しているのかもしれない。
それぞれの写真家がお互いにネガを交換してプリントするので、本人のねらいとはちがう表現が見くらべられてとてもおもしろい。その上質な写真は見ていて気持ちがいいというか、豊かな気持ちになってくる。銀塩ならではの表現だと思う。
さらに特別ゲストとして、在米イギリス人の写真家マイケル・ケンナが日本を撮った作品も20点くらい展示されている。これがもう涙の出るくらい美しくて、見にいって本当によかったと思う。銀塩写真に興味のある人はぜひ見にいくべし。
ゼラチンシルバーセッション巡回展