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極意 スッと構えてサッと撮る

2011年05月01日 | Photography
街のなかでスナップ撮影をするとき、相手に声をかけて撮る場合とかけないで撮る場合がある。
前者のポイントはきのう書いたが、後者にもいろんなテクニックがある。
一番かんたんな方法は望遠レンズで遠くから盗み撮りすることだ。
200ミリくらいのレンズがあれば多少離れていてもバストアップくらいの大きさで撮れる。
ただそんな望遠レンズを街なかで振り回すのは勇気がいるし、逆に目立ってしまう。



わたしが若いころよくやった方法は35ミリくらいの広角レンズをつけたカメラを首から提げ、ファインダーは覗かずにそのままの姿勢で撮影する。
ピントはあらかじめ5メートルくらいに合わせておいて絞りをF8くらいで撮れば、だいたいどこにでもピントが来るから大丈夫だ。
シャッター音の小さなマニュアルフォーカスのカメラが撮りやすい。
さしずめライカM3に8枚玉ズミクロン35ミリがベストな組み合わせだろう。



もう少し狙って撮りたいなら、風景を撮っているようなフリをしてカメラをずっと構えておいて、ターゲットが向こうからやってくるのを待つ。
フレームに入ってきたら何食わぬ顔で撮り、撮りおわったあともしばらくカメラを構えておくと、いつ撮ったのかわからない。
こちらに気づいて立ち止まったり、避けていこうとしたら、「すみません」とかるく頭を下げてあきらめること。
この方法はファインダーを覗いていない方の目も開けておいて、フレームの外の様子をよく観察するのがポイントだ。
やはりライカのようなレンジファインダー機がベターだ。



さらにわたしのような上級者は、撮りたい人を見つけたら素知らぬ顔をして近づいていき、しばらく観察しながら(そのあいだに露出やピントは合わせておく)、タイミングを見計らってスッとカメラを構え、すかさずシャッターを切る。
また胸の位置にもどすまでに2秒とかからないから、ほとんど相手に気づかれることはない。
もし気づかれても、ニコッと笑って会釈すればまず大丈夫だ。
度胸さえあれば、この方法が一番いい絵が撮れる。

ただし外国でスナップするときはプライバシーの概念や文化(とくに宗教的な考え)が日本とはちがうのでトラブルになる可能性は高い。
ことばも通じないことが多いので、あまり強引な撮影は危険だ。
どうしても撮りたいのなら「May I?」と声をかけた方がいいと思う。
この場合も一眼レフ機のような大きなカメラよりも、小型の(そう、ライカのような)カメラの方がヒット率は高い。



[きょうの夕食]
・ミニトマトとキュウリの甘酢づけ
・豚バラ肉と春菊の炒めもの
・テッチャンと春キャベツの鉄板焼き
・ほうれん草のおひたし

塩こしょうした豚バラ肉をカリッと焼いて、どっさりの春菊をさっと炒める。
味付けはなんでもいけるが、きょうはかつおだしの素をパラパラっとふりかけて、さいごの仕上げに白ごまを散らした。
チリメンジャコを散らしても美味しい。

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