7月19日(金)
夜行日帰りで巻機山(1967m:日本百名山)へ行ってきました。
maitabi 利用、TDはS根さんと
M田さんの2人でした。
巻機山は、機(はた)の神様である巻機さんを祀っていると聞いたことがあるが、さだかではない。
養蚕に関係があるかもしれない。ともあれ『北越雪譜』にもその前報峰(割引山もしくは破目山)の名が
出ているくらいだから、昔から魚沼郡では知られていた山に違いない。
巻機山というやさしい名前と共に、この隠れた美しい山を、私は上越国境中の、名山として挙げたい。
(日本百名山:巻機山から抜粋)
山名の由来は、頂上一帯が御機屋よ呼ばれ、美女が機を織っていたという伝説によるもの。
:ウロコ雲
道の駅で仮寝し、4:50 桜坂登山口(駐車場)をスタート。
雲が出ているが、晴れ間も見える、雨の心配はなさそうだ。
:①尾根コースを行く
靴マークは
、長い行程、充分な休みをとりながら進む。
行政が設置した表示柱、と東京学芸大学が設置した表示と2種類ある。
:
お~い起こしてくれ
4合目の表示、(管理ができていない)ものが多い。
:
ツクバネソウ
登山道は濡れていた、木の根・苔むした石、緩い土と油断はできない。
:滝の展望地
6:00 5合目、滝の展望地、ここで2回目の休憩。
:割引岳
雪の残る割引沢、天狗尾根コース(割引岳:1931m経由巻機山)を一望できる。
:天狗岩
6:45 ブナの樹林帯を登る、足元はいくらかよくなったか?
ブナの林床は笹がはばをきかせている、なぜかギンリョウソウも多かった。
:妙高岳と火打岳
樹林を抜けると、展望が開ける。
妙高岳・火打岳が見える、その奥に雪をまとった
北アルプスも。
:7合目
7:03 7合目、眺望が一気に開けた。
:ニセ巻機(9合目)
:富士山も
谷川連峰(一ノ倉岳)の雲海上に富士山も顔を出している。
富士山が見えるという話は良く聞くが、これを見た人は少ないという。
:ニセ巻機へ
ニセ巻機へ登る、ほぼ直登に近い、両
側はお花畑、つらくはない。
:サギソウ :ゴゼンタチバナ
:ハルリンドウ :シロニガナ :キンコウカ
:ニッコウキスゲ :ミヤマコウゾリナ :ハナニガナ
高度を上げるにしたがって眺望も
よくなる。
:急でしょう
7:30 8合目で休憩し、さらに登る。
:調査中 :ウラジロヨウラク :ハルリンドウ(多かった)
:巻機山稜線
急登を登りきると、稜線に出た。たおやかな「巻機山」が正面に、上越の山らしい絵だ。
:稜線
:北アルプス
:富士山
ニッコウキスゲのバックに写した山々です。
:ニセ巻機(9合目)
8:30 ニセ巻機山(9合目)そのまんまだが「ニセ」との命名は可哀そうだ。
ニセピークとかはよく使うが、せめて『前巻機山』だろう。
このあたりは「ニセ」と付けた名前が確かに多いが。
:イワカガミ :イワイチョウ :ダイモンジソウ
下りの木道際で見た花です。
:避難小屋
一旦下り巻機避難小屋へ。雪渓に下れば
水場がある。
:ツマトリソウ :コバイケイソウ :モウセンゴケ(食虫植物)
山頂目指し登ると鞍部に、池塘が、その周辺で見た花です。
:山頂
9:18 山頂へ、最高点はこの先、一息入れて「やっつけてきた」
:池塘もある
:最高点
9:33 最高点、ケルンがその目印
:上州武尊山 :谷川連峰 :ニセ巻機
:タカネサギソウ :バイケイソウ :ハクサンボウフウ
:割引岳
正面に割引岳(1931m)巻機山から
ピストンで約1時間の
歩程。
:
役ノ行者碑
9:50 山頂に戻る、一息入れて割引岳をピストン(5名脱落)
:駒ヶ岳(左)中ノ岳(右) :八海山 :越後三山
山頂の南側に越後三山が隠れていた。
:ハクサンコザクラ
木道を下ると、斜面にハクサンコザクラ(葉はイワイチョウ)が残っていた。
正面に雪渓が待っている、長さにしたら15m程度か。雪渓の下はきれている。
TDがルートを探っていたが「危険」と判断し、
引き返すことにした。
10:05~10:30 山頂に戻り昼食
10:30 避難小屋へ下る。
避難小屋前の雪渓で見た春の花です。
11:00~11:15 避難小屋を後に下山、といってもまずニセ巻機へ。
富士山は雲
海に隠れていた。
:8合目
11:33 8合目、日差しも出てきた。
12:02 7合目通過、まだ登ってくる人もいる。
樹林帯に入ると、足元は赤土(関東ローム層)と呼ばれる土で滑る。
以前”maitabi”カリスマTDから、
「新潟の山は滑るよね。とくに春先はグチャグチャだ」と。
今回はそれを実体験する登山になったのだが、赤土は確かに滑る、何故?
赤土は、『水はけがよく、保水性もある』と説明される。
水はけが良く、保水性があるということは、土に中に水分を多く抱えていることだ。
↓ したがって表面が常に”ヌルヌル状態”にあり ⇒滑る
トムラウシのヌカルミは田圃状態、雪渓の融けた水が窪地に田圃を作っているのと同じ。
同じ滑るのだが、その状態が違うという結論のようだ。
:5合目
13:20 5合目、ここから木の根・石・赤土も参加し、滑る道が続く。
滝をアップでどうぞ。
13:42 4合目通過。(個人的に滑る被害はなし)
:タマゴタケ(食べられる)Φ15cmはあった。 :
登って来る時、いくつか茸が出ているのを見ていた。
休憩中に注意して
撮ってみた。
茸とか貝は、食物連鎖の一番最後。自然界で分解されない成分を多く吸収している。
毒もその一つだが、食通に言わせると「毒があるからうまい」という声も聴く。
少ししびれるくらいが・・・いいという。
:登山口
14:17 桜坂登山口(730m)へ無時戻った。
:
(多分ここが3合目、登山口は1合目清水バス停(560m)かもしれない)
土に汚れた登山靴を洗い、バスに乗り、越後湯沢温泉(アルプの湯)で汗を流し、
帰途に着いた。
**********
行程:標高差1237m、約12km、歩程8時間30分
4:30 桜坂駐車場 ⇒4:50 桜坂登山口 ⇒6:00 5合目(滝を見る)
⇒6:45 天狗岩展望所 ⇒7:03 7合目(視界開く) ⇒7:30 8合目
⇒8:30 ニセ巻機山(9合目) ⇒9:18 山頂 ⇔9:33 最高点ケルン
⇒9:52 割引岳、雪渓前より引き返す ⇒10:05~10:30 山頂戻る、昼食
⇒10:30 下山開始 ⇒11:00~11:15 避難小屋 ⇒11:33 8合目
⇒12:02 7合目 ⇒13:20 5合目 ⇒13:42 4合目 ⇒14:17 桜坂登山口
twins
:初散歩です
9か月を迎えた twins バギーで初散歩です。
hina-bou もやっと自分で「移動」することを覚えました。
移動速度はまだ mei-exp にはかないませんが・・・。
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