ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

フランス語

2005-07-16 00:38:05 | Weblog
石原都知事のフランス語批判について波紋が広がっております。
学生時代にフランス語を学んだ人間としては、
フランス語は数が数えられない言語、とか何とか余計なお世話ぢゃっ!



フランス語は一見とっつきにくいし、曖昧にしゃべってて何言ってるかわかんない、
みたいな印象を与えますが。
法則さえ覚えれば、こんなにハッキリしゃべってるのか!と驚くほど
きっちりと法則のある言語です。

例えば英語では、人によって続けて発音する人もいれば
区切って発音する人もいる、なんて超アバウトです。
でもフランス語は繋げる、繋げないはきちんと決まってます。
英語のテストでは同じ文字の下に線が引いてあって、
発音が違うものはどれか?なんて問題がありましたが、
フランス語ではそんな問題はありません。
ついでに、アクセントの位置を問う問題もありません。
これも読み方にきちんと法則が決まっているから。


フランス語を学んで初めて、英語は自由だけどアバウトな言語なんだな、
初めて学ぶ外国語が英語というのは実は大変なことなのでは、
と思ってしまいました。
あ、でも名詞の男性・女性を覚えるのはちょっと大変かな・・・

すっかりフランス語にかぶれてしまった学生時代。
英語の授業で音読を当てられて`muscle' を`マスキュル'と読んでしまいました。
高校生までの自分だったらそんなことは考えられなかったので、
我ながら驚くと同時に、なんでcを発音しないんだ?と。
`muscle'のcは読まないけど`cycle'のcは発音するのはナゼだ?と。
言語学的に突き詰めていけばそれなりに法則が存在するのかもしれませんが。。。

別にどっちの言語が優れてるとか、そんなことを語るつもりは全くありません。
日本語大好きだもん(笑)
旅行者が英語で日本人に話しかけて、通じないと
「ダメだこりゃ」みたいな表情するの、ちょっと待てー!みたいな。
英語が通じて当たり前と思うなよ、って。
せめて「スミマセン」ぐらい覚えて来い。



ただね。
言葉にはそれが成り立つ時代的・歴史的・文化的背景がある訳で。
その言語を否定するというのは、全てを否定することになると思うのです。
だからある国を占領した時、その国の元々の言語使用を禁止したりするんだよね。

軽々しく批判するようなことはして欲しくないです。
「太陽の季節」を読んで以来、石原知事って信用できないんだなぁ。
Comment (1)
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