ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「恋の骨折り損」@さいたま芸術劇場

2007-03-30 17:30:16 | 観劇記&鑑賞記
やっぱり与野本町はちょっと遠いですね・・・
結構焦って駆けつけました

さて、蜷川演出による「恋の骨折り損」。
同じ作品を随分前にRSCが来日した時にやったので観に行きました。
が、イヤホンで同時通訳聞きながら芝居観るのもどうよ?と思って
何もせずに観たので、正直言って何が何やらでした
で、今回日本語で観ても、ところどころ「ん?」という感じだったので、
原語じゃますます無理だろう、と
数年の時を経て再認識したのでした(笑)

さて、今回のお目当ては何といっても北村一輝さん。
やっぱりかぁっこ良かったですっ
ハート3つつけちゃいますっ(爆)
客席後方から登場して、客席に愛想を振りまきながら舞台に向かうのですが、
その時の投げキッスにやられました(笑)
とても楽しんで舞台上にいるのが感じられて、
今後も色んな作品に出て欲しいな、と思いました。

             

一方、ちょっと心配していた相手役の姜君。
滑舌はかなり良くなってました。
セリフを噛んで言い直すクセがあったのですが、
私が観た時は1回した言い直してなくて、かなりの進歩。
あとは発声を鍛えると、もっと良くなるのではないかと。
今回の役は取り澄ました姫の時と、つい本音をしゃべってしまう時とで
もっと明確に声の使い分けができると、
もっと面白くなっていたような気がします。
随分背の高い姫でしたが(登場人物の中で一番高いくらい?)
美しかったし、充分及第点でしょう

舞台を引っ張っていく役どころの高橋洋さんは、
安定感があって安心して観ていられます。
ちょっと前まで、長ゼリの時の息を吸う音が妙に気になったのですが、
今回は全くそれもありませんでしたし。
相手役の内田滋さんのはっちゃけっぷりも、キュート
彼女は「色が黒い」んですね。
出てきた時、一瞬誰だか分かりませんでした
そのことについて、かなりひどい言葉であれこれ言う場面がって、
ちょっと何だかなぁ・・・って思ってしまいました。

あと、意外にハマっていたのが青井陽治さんか?!
何で今更役者として舞台に?と思っていたのですが、
いやいや、途中まで青井さんだと気付きませんでしたよ(爆)
月川さんも、女役をやらせると麗しいですね。
特に張り上げなくても声の通りも良いし。
女役をやってた方が良いですね。

        

作品そのものはテンポがあまり宜しくないし、
1回観れば充分、って感じでしたけど
楽しませていただきました。
あ、柳にあたる照明が美しかったですねぇ。
舞台全面に柳の枝が広がってるんですけどね、
微妙な色の変化で柳の色合いが変わるんですよね~
こういう密やかな照明も良いな~と。

そして平日、与野本町で3時間超えの作品は辛い、
ということも再認識したのでした(笑)
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