ゆんのひとり言

~iLYsゆんの推し事とスイーツを語るブログ~

「訪問者(Studio Life)」@シアターサンモール

2016-03-15 12:03:15 | 観劇記&鑑賞記

今回のライフの公演は、トーマと訪問者の連鎖公演です。
両方観ると、より理解が深まるというか。
ああ、このセリフはこういうことだったのか、とか。
オスカーが大事にしている双眼鏡はマフラーは、
父(育ての)・グスタフからもらったものだったのか、とか
色々気づくことがあります。

グスタフ・ライザー:楢原秀佳
オスカー・ライザー:久保優二
ヘラ:青木隆敏
ルドルフ・ミュラー:笠原浩夫

オスカーが9歳の時のお話です。
なかなかハードル高いですよね、成年男子が9歳の少年を演じるというのは。
まぁ、そこは舞台ですから

楢原さんのグスタフは、終演後のトークショーで言われるまで、
初グスタフと気づきませんでした。
重いけど、いい役(いい人、という意味ではない)ですよね。。。
楢原さん、さすがの熱演です。
ダメ男っぷりの苦悩と悲哀が伝わってきます。

そんなグスタフの妻・ヘラを演じる青木さん。
色っぽくて、スッとした佇まいの美しさもあって
女っぷりに磨きがかかっている感じ。

久保君はかなり背が高いのですが、
ちょっと心に傷を抱えた少年を好演してましたねー。
最後、グスタフと別れてシュロッターベッツに入学することになり、
泣きじゃくるところなんかは本当に可愛くて健気で・・・
ただ、山本ユーリと並ぶと、
ユーリが断然大人に見えてしまって、
トーマでの人間関係にちょっと繋がらないかなぁ、とも。
オスカーが最後に見せる、子どもらしい一面、って感じかな・・・。

このお話、グスタフとオスカーが旅に出るお話なので、
どうしても場面は細切れになってしまいます。
で、色んな人が色んな役で出てきます。
曽世さんはオスカーの学校のの理事長や、宿屋の太った主、医者・・・
色んな感じで出てきて、楽しませていただきました

関戸さんがオスカーの幼馴染のニーナを演じていたのですが、
やっぱり、しっかりした人がやってくれた方が
安心して観てられますねぇ。
逆に無理がないというか。
トーマのヘルベルトといい。

この日も終演後にトークショーがあったのですが、
青木さんが久保君のお母さん役を演じていた時(Liliesの時の話かしら)
久保君のリアルお母さんがいらっしゃった時
「母です」と挨拶をして爆笑された、というエピソードには爆笑しましたww
「あなた、産みの母、私、育ての母」って
なんか、そのセリフに妙に説得力があるところがまた・・・w

楢原さんは稽古の時に比べて随分やつれたそうです
そんな楢原さんとずーっと共演したいと思っていた青木さん、
やっと念願叶って絡むことができて本当にうれしい!とおっしゃってました。
楢原さん、いい役者さんですもんねぇ。
復帰してくれて、本当に良かったです。

そういえば前回のトークショーの時には、父への詫び状っていうことで、
それぞれがお父さんへ一言、みたいな感じだったのですが。
備忘で書いておこうと思います。

松本君
「あまり家に帰ってなくて、僕の生存確認を船戸さんのブログとかでしてるみたいで・・・
 そのうち、船戸さんのブログにコメントをつけてたりして・・・。
 もうちょっと帰るようにします。」 
倉本さん
「この仕事をするのに反対されていたんだけど、
 亡くなってから、応援してくれてた、という話を聞いたりして・・・。
 もっと頑張ろうと思います。」 
楢原さん
「僕の親父はあまり家に帰ってこないような人で・・・。
 それに比べたら僕、割と頑張ってると思います。」
藤原さん
「ずっと絶縁状態だったのだけど、ある出来事を通じて許してもらえたというか・・・
 もっと頑張らなきゃなと思います。」
笠原さん
「うちの親父は米を作っていて。それとは別に仕事もしてるんですけど、
 きっとやりたいこととか我慢して仕事をしていて、
 その分僕は好き勝手やらせてもらっているというか・・・。
 親父の分まで好きなことをやりたいと思います。」

で、ですね。
今回は訪問者の公演回数が少ないということもあってか、
かなりチケットの売れ行きが好調でして。
この日も平日ソワレにもかかわらず、補助席も出る盛況ぶりだったんです。

2幕始まって早々の頃、なーんか右側で違和感を感じまして。
ふと見ると、通路を挟んで隣の50代くらいの女性が、
スマホを見てるんです!!!
バッグの中に入れたスマホを、ずーーーーーーーーっと!
ちょっと見るとかじゃないんです、ずーーーーーーーーーっと見てるんです!

バッグの中に入れてればバレないとでも?!
暗転中、あなたの顔、暗闇にぼぉっと浮かんでますよ?! 

同じ年代の女性と2人で来ていて、時々ぺちゃぺや喋るのもうるさいな・・・と思っていたのですが、
連れの方もスマホについては注意せず。
足を通路に投げ出してスマホいじって・・・マナーの悪い若者かよっ!ってゆー。

無理やり連れてこられて、つまらないアピールしてんのか?とも思いましたが、
だったら1幕で帰ればいいし、
客席に居ることを選んだのなら、最低限のマナーは守るべきだし。
終演後の様子を見ても、特に仕方なく来た、という様子でもなく
何なの?!と。 

あまりに頭にきたので、終わってすぐ一緒に行っていたいた友人に
「隣の人、ずーーーーっとスマホ見てるんですよっ!」って訴えちゃいました。
聞こえたのかどうか知りませんが、トークイベント前にそそくさと帰っていきましたけど。

おかげで集中できないし、訪問者は1回しか観ないし、
楽しみ3割減でしたね・・・。

あれ、後ろの人はもっと気が散っただろうなって思います。
きっと舞台上の出演者も、光ってるなーと気づいていたはず。

マナーは守りましょうね。 

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