24年ぶりの再演です。
ヴェニスに死す。
初演は残念ながら観てませんが,
映像の上映会と,映画は見ました。
映画は,ダッジオの美しさと,
彼をひたすら追いかける白塗りのオジサン…
という記憶しかございません(^^;
Aチームのキャストは以下の通り。
アッシェンバッハ:笠原浩夫
アッシェンバッハ・ダッシュ:曽世海司
タッジオ:馬場良馬
クラウディア:山本芳樹
ヤシュ―:松本慎也
長女:遊佐航
次女:伊藤清之
女家庭教師:関戸博一
市井の人々:船戸慎士,大村浩司,藤原啓児
長女以下のキャストはシングルです。
そして家庭教師約はミヤタユーヤさんでしたが,
濃厚接触者になられたとのことで,私が観た回は関戸さんでした。
船戸さんも,本来のキャストが感染者になったため
急きょキャスティングされました。
やはり,広がっているのを感じます。。。
静養のためにヴェニスへやってきた作家・アッシェンバッハは
ホテルで美しい少年・タッジオ一家に出会います。
彼の美しさに魅了されたアッシェンバッハは,つい,彼の姿を追ってしまいます。
その頃,シロッコの熱風吹くヴェニスの市中では,
消毒液を撒く人の姿が。
理由を尋ねても皆が口を揃えて「毎年やっている防疫」と言いますが,
ようやく,ペストが流行していることを知ったアッシェンバッハ。
しかし彼はそのままヴェニスに留まることを決め,最後には…
ストーリーがあるようで無いような作品ですが,
アッシェンバッハ・ダッシュの存在があることで
彼の心の内の葛藤などが分かりやすく明示されます。
白いスーツのアッシェンバッハと黒いスーツのダッシュとの対比が
視覚的にも美しいです。
馬場タッジォはスラリとしてとても美しいですねー。
関戸さんは急きょ配役が決まったとは思えない,安定っぷり。
万が一に備えて,アンダースタディをやっていたのかもですね。
劇中,Casta Divaやパリを離れて,など
イタリアオペラの名曲(歌無し)が多用されていて,
歌ったことのある曲が流れてくると,
ついそっちに気を取られちゃうんですよね(^^;
パリを離れて,なんてデュエットなものだから
「あ,ここはテノールのパートか…あれ?どうだったっけ?」と
気が散りまくりでした(^^;
そして,隣に座った方が時折咳をされていてですね。
こちらも,お隣も不織布マスクだし,
こちらはワクチン2回接種済だけど,
もし,従来方の1200~8000倍のウイルスをばら撒かれていたらどうしよう…と
こちらも落ち着きませんでした。。。
(δはウイルス量がとても多い)
早く,何の気兼ねもなく観劇できる日が来ますように!