今年最後のライフの公演は、
9年前に上演した「カリオストロ伯爵夫人」のリメイク
「La Passion de L’Amour」。
公演期間があまり長くなかったので、
土曜日にマチソワで両チームを観てきました。
とても美しい写真ですが、どちらも演じるのは伯爵夫人というww
出演者は4人のみで、伯爵夫人のみWキャスト。
カリオストロ伯爵夫人:関戸博一(Saphir)
カリオストロ伯爵夫人:青木隆敏(Améthyste)
ラウール・ダンドレジー:松本慎也
クラリス:神澤直也
M:石飛幸治
ステージは木の八百屋舞台。
ステージ奥の中央に、細い枯れ木が1本。
木の枝から、鎖がぶら下がっています。
神殿風の建物の一部らしきものが、3つ、転がっているだけ
というとてもシンプルなセット。
そして、下手にキーボード。
生演奏でのステージでした。
9年前の公演も観たのは覚えていますが、
ストーリーをあまり覚えておらず…
今回はあの世への入口で、番人を勤めるMに促され、
人生を回顧するという形でストーリーが進みます。
盗みや詐欺など、悪事を数々を重ねた伯爵夫人の
ラウールとの愛と破局、そして破滅。
哀しい女性の一生を追体験する作品でした。
そこに、財宝のありかを探す、という謎解きも重なっているのですが、
ああ、そういえば前回もなんかしっくりこない展開だったな…
ということを思い出しましたw
関戸伯爵夫人は、あまり「悪女」な感じはなくて、
哀しい女性、という雰囲気が強かったです。
対する青木伯爵夫人は、緩急がしっかりしていて
ある時は悪女、ある時はか弱い女性と演じ分けていて、
個人的には青木さんの方が好きかな。
松本ラウールは飄々と伯爵夫人を手玉に取っていて
ちょっとムカつきますねww
音楽劇なので、何曲か歌もあったのですが、
石飛さんがさすがの歌唱力で引っ張ります。
神澤さんも、クラリスの可愛らしさを
歌で表現されていらっしゃいましたね。
休憩ナシの1時間45分だったので、
余裕だろうと思っていたのですが…。
パイプ椅子に薄い座布団を敷いた客席は、辛すぎました…。
隣との隙間が全くなくてですね。
マチネは、体格のよろしい方の隣を選んでしまい。
左側が、みっちり。。。
前日、ワクチン接種して接種部位の痛みがあり、
左側がみっちりしているのは辛い…と、
あまり集中できませんでした。
ソワレは最前列に座ったので、
足元だけでも余裕があるからいけるかと思ったのですが。
またも、体格のよろしい方が左隣に来られ…。
身動き取れないんですよね。
最初からお尻の痛みに耐えなきゃいけなくて、
早く終わらないかな…と思ってしまうほど。
帰りの電車の椅子が、とても快適に思えてしまいました
Mに促されて人生を回顧する、という形で進むので、
何度か「現在」に戻ってくるんですね。
途中まで語って、Mが出てきて「それからどうした?」
みたいなやりとりがあるので。
なので、ちょっと入り込めないというか…
客観的に見てしまう時間が長いように感じてしまいました。
謎解きはやっぱり「ふぅん」という感じだし、
柳で編んだ鞄に目立たないサイズの穴を開けて、
そこから宝石を取り出し、代わりに豆を詰める、
という作業は4時間じゃ無理だろうな、
とか冷静に計算してみたりw
そもそも宝石は値段が下がることもあるので
(ダイヤなら比較的安定してるかな)
替えるなら金(Gold)の方がいいんじゃないですかね。
とても疲れてしまいましたが、
穴場の喫茶店を発見できたのは収穫でした♪
レアチーズケーキは甘さ控えめで、
チーズの酸味を感じるお味。
コーヒーは一見、紅茶のような色なので???と思いましたが、
良い香りで、美味しくいただきました。