今年最初のライフの公演は、「決闘」でした。
再演の作品ですが、初演は拝見してないんですよねー。
出演者は5人のみ。
ジョエル(曽世海司)とエーリク(宮崎卓真)は、
フェンシングを愛する親友同士。
フェンシングの腕はあるものの、すぐに羽目を外す2人を
ソープ先生(伊藤清之)は厳しくも温かく指導をします。
エーリクが想いを寄せるのは、顔にあざのある
同級生のルイーズ(松本慎也)。
何かにつけて2人に絡んでくるスケリー(当麻創太)は
ルイーズに言い寄るも、冷たくあしらわれ
思わずあざについて侮蔑的な言葉を投げかけてしまいます。
それを聞いていたジョエルとエーリクは激怒し、
スケリーに決闘を申し入れ…
何となく、若者の群像劇的なのを想像していたのですが、
なんかね、難しいんです。
ジョエルの人となりが、何とも掴みにくいんですよねぇ。
この子、サイコパス?と。
実際に、ルイーズにもスケリーにも「おかしい」「狂ってる」
的なことを言われていたし。
曽世ジョエルは、サイコパス感がにじみ出ていて、
ルイーズに、顔のあざがいかに美しいかを語り掛ける場面など
新興宗教の教祖のような雰囲気すらありましたね。
松本ルイーズは、「女子高生」な雰囲気があって
キュートです。
そしてスカした同級生役のスケリーを演じる当麻さんは
客演の方なのですが、
シュッとして小顔で、イケメンですねー。
最初は「ヤなヤツ」でしたが、最後はちゃんと可愛かったです。
一番若い伊藤君が、先生役という意外なキャスティングでしたが、
ピシッと厳しく指導する姿は、様になってました。
100分という見やすい長さの作品に仕上がっていました。
別キャストの感想もアップしまーす。