(原題:Gouttes d'eau sur Pierres Brulantes )2000年作品。70年代のドイツ。ホモの中年男に誘われて同棲生活を始めてしまった青年と、彼の婚約者アナ、性転換して女性になった中年男の元“恋人”との奇妙な四角関係を描くフランソワ・オゾン監督作品。
部屋から一歩も外に出ないカメラや4人しかいない登場人物、フランス語映画なのに舞台をドイツに置いている点などから、エキセントリックな密室劇を狙っていることはわかるが、印象に残ったのは主演のベルナール・ジロドーのアクの強さとリュディヴィーヌ・サニエの巨乳のみ。映画としてさっぱり面白くない。
この頃のフランソワ・オゾン監督には、娯楽映画作りにおける良い意味でのケレンが全くなく、意図的にストイックな作風に振ろうとしているものの、見事に画面が空回り。上映時間は90分と短いはずなのに、中盤眠くてしょうがなかった。脚本を書いたライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが絶好調時に監督していれば、もっとインパクトのある映画に仕上がっていただろう。
部屋から一歩も外に出ないカメラや4人しかいない登場人物、フランス語映画なのに舞台をドイツに置いている点などから、エキセントリックな密室劇を狙っていることはわかるが、印象に残ったのは主演のベルナール・ジロドーのアクの強さとリュディヴィーヌ・サニエの巨乳のみ。映画としてさっぱり面白くない。
この頃のフランソワ・オゾン監督には、娯楽映画作りにおける良い意味でのケレンが全くなく、意図的にストイックな作風に振ろうとしているものの、見事に画面が空回り。上映時間は90分と短いはずなのに、中盤眠くてしょうがなかった。脚本を書いたライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが絶好調時に監督していれば、もっとインパクトのある映画に仕上がっていただろう。



