(原題:O Brother, Where Art Thou?)2000年作品。隠しておいた現金120万ドルを目指して脱獄を敢行した囚人3人組と、ギターの名人だという黒人の青年との珍道中を描くロードムービー。監督はジョエルとイーサンのコーエン兄弟だ。
ホメロスの「オデュッセイア」の映画化ということだけど、私は原作を読んでいないので、どこをどう脚色して舞台を30年代のアメリカに持ってきたのかは不明。そのへんがわかっていたらもっと楽しめたかもしれない。ともあれ、コーエン兄弟作品としては前作「ビッグ・リボウスキ」より出来は良く、万人受けする喜劇に仕上がっている。
ジョージ・クルーニーも好調。ただし、このネタとしてはちょっと長い。そして、この監督特有のシニカルさが単純コメディであるはずのドラマの足を引っ張っていると思う。なおT・ボーン・バーネットによる音楽は好調だった。
余談だが、私は本作を封切り当時に劇場で観たのだが、初日の朝一発目に行ったところ、終わり近くになって劇場の外から映画の中で使われていた音楽と同系統のサウンドが聴こえてきた。なんと、出入り口の階段のところでカントリー&ウエスタンのバンドがミニライヴをやっていたのだ。なかなか面白い企画だと思ったが、気を付けないと、映画鑑賞の妨げになるゾ(笑)。
ホメロスの「オデュッセイア」の映画化ということだけど、私は原作を読んでいないので、どこをどう脚色して舞台を30年代のアメリカに持ってきたのかは不明。そのへんがわかっていたらもっと楽しめたかもしれない。ともあれ、コーエン兄弟作品としては前作「ビッグ・リボウスキ」より出来は良く、万人受けする喜劇に仕上がっている。
ジョージ・クルーニーも好調。ただし、このネタとしてはちょっと長い。そして、この監督特有のシニカルさが単純コメディであるはずのドラマの足を引っ張っていると思う。なおT・ボーン・バーネットによる音楽は好調だった。
余談だが、私は本作を封切り当時に劇場で観たのだが、初日の朝一発目に行ったところ、終わり近くになって劇場の外から映画の中で使われていた音楽と同系統のサウンドが聴こえてきた。なんと、出入り口の階段のところでカントリー&ウエスタンのバンドがミニライヴをやっていたのだ。なかなか面白い企画だと思ったが、気を付けないと、映画鑑賞の妨げになるゾ(笑)。



