ステレオのアンプを買い替えてしまった。前に使っていたアンプであるMARANTZのPM8001を購入してから1年3か月ほどしか経っておらず、異例の早期更改だが、どうしてもPM8001に馴染めないのだから仕方がなかったと言える。
PM8001は店頭試聴の結果は良好だったが、いざ買ってみると中高音ばかりが出しゃばって全体的に薄口の、要するに“スカキン”の音であることが判明した。それでもCDプレーヤーの更改をはじめ電源ケーブル、RCAケーブル、スピーカーケーブルなどの交換、そしてもちろんセッティングなどを煮詰めることによって何とか我慢できるレベルまで持っていったのだが、もともと高域に艶をのせて店頭効果だけを高くするという音造りだったので、1年以上付き合ってくると完全に飽きてしまったというのが本音。
今回新たに調達したアンプは、SOULNOTEのsa1.0という機種である。馴染みのないブランドだが、それもそのはずで昨年(06年)に発足したばかりの国産ニューカマーである。新しいメーカーとはいっても、主宰者はオーディオ業界某大手のエンジニアだった人物。先行して発売された20万円台のアンプやDACの出来は上々で、初めて普及価格帯(とはいっても¥105,000だが ^^;)に打って出たこのsa1.0も屹立した個性と品質を誇っている。
本製品の一番の特徴は出力が10W×2(8Ω)しかないということ。最近は数万円のミニコンポでも30Wや40Wのパワー表示があるのに、単品アンプでこの低出力は何かの冗談かと皆思ってしまうだろう。しかし、生産側に言わせるとパワーを犠牲にする代わりに部品や回路をブラッシュアップして実用音量での高品質を追求したのだという。なるほど、いくら数百ワットのハイパワーのアンプを使っていようと、一般家庭で聴いている音量はせいぜい数ワットでしかない。ならばその実際的シチュエーションでのクォリティを徹底して上げるというのも、ひとつのやり方である。
実際に音を出してみる。最初は急激に上下左右の音場が狭くなったようで面食らったが、しばらくすると、それは音像の不必要な肥大が完全に抑え込まれ、適正なサイズになったためそう聴こえただけであることが分かった。反面、奥行き方向の音場はグンと伸びている。ヴォーカルは口が大きく成らずにナチュラルで生々しくなり、低域の分解能と力感が大幅上昇。高域は非常にクリアだが少しもキツいところはない。音の立ち上がりと立ち下がりの速度は特筆もので、聴いていて実に気持ちが良い。少なくとも以前のPM8001とは次元の違うサウンドだ・・・・というより、他の大手メーカーとは全くアプローチの異なる清新なサウンドと言って良いだろう。ウチの嫁御など“最初からこれ買っときゃ良かったじゃないの!”と洩らしていたが、あいにくPM8001を購入した時にはSOULNOTEという銘柄そのものが存在しなかったわけで・・・・(笑)。
低出力で懸念された音量の方も、普通に使う限りまったく問題がない。ロックを鳴らしてもパワフルに決まる。ただし、これは私の使っているスピーカーの能率(アンプの出力に対して得られるスピーカーの音圧の割合)が89dBと決して低くはないことにも起因している。試聴した際にいろいろなスピーカーと接続したが、能率が85dBを切る製品はまったく鳴らないと言って良い。たとえばB&WのCM1とかONKYOのスピーカーなどの低能率のものには不向きである。そして説明書には“スピーカーのインピーダンス(交流電気抵抗)は8Ω以上限定”とある。低インピーダンスのスピーカーを高音量で駆動することによるアンプの負担を回避するための但し書きだろう。ショップでは6Ωや4Ωのスピーカーも繋げていたが、ここは説明書通りにしておく方が無難かもしれない(私が使っているスピーカーは8Ωなので大丈夫だったけどね ^^;)。
背面の写真を見ても分かるように、本製品には舶来製の高級スピーカー端子とか金メッキを施した入力端子みたいな豪華な外見とは縁がない。実用一点張りである。しかし、そこが功を奏しているのだと思う。ヘタに見栄えの良いメッキ仕上げを起用するとサウンドが“メッキの音”になる場合もあろう。そしてこのアンプにはリモコンがない。トーンコントロールやバランス調整ツマミもない。前面パネルにあるのは電源スイッチと、ボリュームと入力切り替えだけだ。しかし質感は高く、堅牢なキャビネットが特徴のメイド・イン・ジャパンである。
さらに見逃せないのが、本製品は奥行き寸法が約24cmと、かなりの“薄型”である点だ。私はかねてより、単品オーディオ製品(ローエンド機を除く)の極端な奥行きのデカさに閉口していた。10畳を超えるリスニングルームを確保でき、しかも機器を壁から1メートル以上離した場所に設置が可能な一部のマニアを除いて、ほとんどの一般ピープルは音響機器を家具と同じく壁際に置いている。当然ながら機器の奥行きが小さい方が生活空間をより多く確保できる。4畳半や6畳間の部屋に奥行きが40cmも50cmもあるアンプやプレーヤーを入れると、狭い部屋がますます狭くなるではないか(爆)。
たとえばテレビはブラウン管の時代から庶民の住宅事情に合わせて薄型仕様へとシフトしてきた。他の家電品も同様に省スペース指向である。なのに(少なくとも日本では)オーディオ製品だけが完全に蚊帳の外で、今でも平気で重厚長大で恰幅の良い製品ばかりを投入している。今後も“アンプ類はデカくて貫禄たっぷりのルックスが不可欠”と思い込んでいるマニアだけを相手にするのならそれでもいいが、少しでも市場の拡大を望むならば、すぐにでもメーカーは(ハイエンド機は別にしても)省スペース路線に転換すべきではないか。
さて、アンプを設置するにあたり当然ケーブルも吟味している。それについては「その2」で述べます。
PM8001は店頭試聴の結果は良好だったが、いざ買ってみると中高音ばかりが出しゃばって全体的に薄口の、要するに“スカキン”の音であることが判明した。それでもCDプレーヤーの更改をはじめ電源ケーブル、RCAケーブル、スピーカーケーブルなどの交換、そしてもちろんセッティングなどを煮詰めることによって何とか我慢できるレベルまで持っていったのだが、もともと高域に艶をのせて店頭効果だけを高くするという音造りだったので、1年以上付き合ってくると完全に飽きてしまったというのが本音。
今回新たに調達したアンプは、SOULNOTEのsa1.0という機種である。馴染みのないブランドだが、それもそのはずで昨年(06年)に発足したばかりの国産ニューカマーである。新しいメーカーとはいっても、主宰者はオーディオ業界某大手のエンジニアだった人物。先行して発売された20万円台のアンプやDACの出来は上々で、初めて普及価格帯(とはいっても¥105,000だが ^^;)に打って出たこのsa1.0も屹立した個性と品質を誇っている。
本製品の一番の特徴は出力が10W×2(8Ω)しかないということ。最近は数万円のミニコンポでも30Wや40Wのパワー表示があるのに、単品アンプでこの低出力は何かの冗談かと皆思ってしまうだろう。しかし、生産側に言わせるとパワーを犠牲にする代わりに部品や回路をブラッシュアップして実用音量での高品質を追求したのだという。なるほど、いくら数百ワットのハイパワーのアンプを使っていようと、一般家庭で聴いている音量はせいぜい数ワットでしかない。ならばその実際的シチュエーションでのクォリティを徹底して上げるというのも、ひとつのやり方である。
実際に音を出してみる。最初は急激に上下左右の音場が狭くなったようで面食らったが、しばらくすると、それは音像の不必要な肥大が完全に抑え込まれ、適正なサイズになったためそう聴こえただけであることが分かった。反面、奥行き方向の音場はグンと伸びている。ヴォーカルは口が大きく成らずにナチュラルで生々しくなり、低域の分解能と力感が大幅上昇。高域は非常にクリアだが少しもキツいところはない。音の立ち上がりと立ち下がりの速度は特筆もので、聴いていて実に気持ちが良い。少なくとも以前のPM8001とは次元の違うサウンドだ・・・・というより、他の大手メーカーとは全くアプローチの異なる清新なサウンドと言って良いだろう。ウチの嫁御など“最初からこれ買っときゃ良かったじゃないの!”と洩らしていたが、あいにくPM8001を購入した時にはSOULNOTEという銘柄そのものが存在しなかったわけで・・・・(笑)。
低出力で懸念された音量の方も、普通に使う限りまったく問題がない。ロックを鳴らしてもパワフルに決まる。ただし、これは私の使っているスピーカーの能率(アンプの出力に対して得られるスピーカーの音圧の割合)が89dBと決して低くはないことにも起因している。試聴した際にいろいろなスピーカーと接続したが、能率が85dBを切る製品はまったく鳴らないと言って良い。たとえばB&WのCM1とかONKYOのスピーカーなどの低能率のものには不向きである。そして説明書には“スピーカーのインピーダンス(交流電気抵抗)は8Ω以上限定”とある。低インピーダンスのスピーカーを高音量で駆動することによるアンプの負担を回避するための但し書きだろう。ショップでは6Ωや4Ωのスピーカーも繋げていたが、ここは説明書通りにしておく方が無難かもしれない(私が使っているスピーカーは8Ωなので大丈夫だったけどね ^^;)。
背面の写真を見ても分かるように、本製品には舶来製の高級スピーカー端子とか金メッキを施した入力端子みたいな豪華な外見とは縁がない。実用一点張りである。しかし、そこが功を奏しているのだと思う。ヘタに見栄えの良いメッキ仕上げを起用するとサウンドが“メッキの音”になる場合もあろう。そしてこのアンプにはリモコンがない。トーンコントロールやバランス調整ツマミもない。前面パネルにあるのは電源スイッチと、ボリュームと入力切り替えだけだ。しかし質感は高く、堅牢なキャビネットが特徴のメイド・イン・ジャパンである。
さらに見逃せないのが、本製品は奥行き寸法が約24cmと、かなりの“薄型”である点だ。私はかねてより、単品オーディオ製品(ローエンド機を除く)の極端な奥行きのデカさに閉口していた。10畳を超えるリスニングルームを確保でき、しかも機器を壁から1メートル以上離した場所に設置が可能な一部のマニアを除いて、ほとんどの一般ピープルは音響機器を家具と同じく壁際に置いている。当然ながら機器の奥行きが小さい方が生活空間をより多く確保できる。4畳半や6畳間の部屋に奥行きが40cmも50cmもあるアンプやプレーヤーを入れると、狭い部屋がますます狭くなるではないか(爆)。
たとえばテレビはブラウン管の時代から庶民の住宅事情に合わせて薄型仕様へとシフトしてきた。他の家電品も同様に省スペース指向である。なのに(少なくとも日本では)オーディオ製品だけが完全に蚊帳の外で、今でも平気で重厚長大で恰幅の良い製品ばかりを投入している。今後も“アンプ類はデカくて貫禄たっぷりのルックスが不可欠”と思い込んでいるマニアだけを相手にするのならそれでもいいが、少しでも市場の拡大を望むならば、すぐにでもメーカーは(ハイエンド機は別にしても)省スペース路線に転換すべきではないか。
さて、アンプを設置するにあたり当然ケーブルも吟味している。それについては「その2」で述べます。
いつも価格コムでは大変お世話になっております。
元・副会長さんのコメントが今の私のオーディオライフのバイブルといっても過言ではないです。(笑)
現状、今の私のシステムは
AMP:ONKYO A-933
CDP:ONKYO C-1VL
SP:B&W CM1
SPCABLE:BELDEN 8460 18GA
RCACABLE:MOGAMI 2534 です。
特に大きな不満はないのですが、元・副会長さんからAMPをソウルノートのda.1.0に変えるとCM1が化けるとアドバイスいただき、本日試聴できるショップで聴いてきました。
ベストなセッティングじゃなかったですが、たしかにそのパフォーマンスに驚嘆し、非常に興味を持ちました。
他にもA-1VL、L-505uを試聴しましたがソウルノートの圧勝でした(笑)
ただ価格的に予算オーバーであきらめかけましたが、ショップからのアドバイスで「sa1.0でもその(CM1)能力は引き出せますよ」と言われ試聴するとda1.0とは違った感激を受けました。
能率が85dBを切る製品はまったく鳴らないと言って良いと言われてますが、それはボリュームが上げられないということでしょうか?情けない質問ですがアドバイスいただければ幸いです。m(_ _)m
P.S KEF IQ9とSOULNOTE sa1.0の組み合わせでも試聴しましたがかなりそそられました・・・(汗)
da1.0で鳴らしたCM1にはびっくりしました。たまたま居合わせたウチの嫁御(←もちろんオーディオに関心なし)と「えっ?」という感じで顔を見合わせたものです。それより前に家電店でDENONやMARANTZのアンプ(10万円台)に繋げたCM1を何回か聴いてはいたのですが、とりたてて印象には残らなかったのです。それだけにその時にはこのスピーカーの潜在能力を垣間見たような気がしました。
「sa1.0は低能率のスピーカーが苦手」と書いたのは、ショップでの試聴で、能率が低いことでは有名なONKYOのスピーカー(型番失念)に繋げたときの印象からです。音量面の不満もさることながら、音の密度が低いのですね。ほとんど駆動しきれていない感じでした。能率85dBのFOSTEXのG-1300とのカップリングも試してみましたが、実に綺麗な中高音ながら音圧面では“ちょっと精一杯かな?”という感じでしたね。
ショップのスタッフも「低能率・低インピーダンスのスピーカーには向いていない」と言ってました。蛇足ながら、インピーダンスが4ΩのDALIのMenuetIIとの組み合わせは「音は魅力的だけど、機器が壊れることはないものの、大きな音量で鳴らそうとすると保護回路が働くかも」とのことで、いずれにしても音色面ではスピーカーを選ばないアンプですが、定格・仕様では気を付けないといけない製品みたいです。
iQ9とSOULNOTEとの組み合わせは聴いたことがありませんが、同じKEFのiQ3を鳴らしている身としては、マッチングは問題ないことは予想できます。それにしても、SOULNOTE(および国内のマイナーなメーカー)の製品はオーディオ雑誌(特に某stereo誌)では無視されておりますなァ。スポンサーの力関係でしょうね。
それでは、今後とも宜しくお願いします(^^)。
こちらこそよろしくお願いしますm(_)m
SOULNOTEを扱っているショップが限られてるので
1店舗でしか聴いてないですが、そのショップ曰く
「制作者の鈴木氏は、本人が元ミュージシャンという一面から、スペックだけでは表現できない音楽本来のクオリティを追求して造ったアンプです。」みたいなことを語っておりました。
あと「マランツやラックスマン等は多少価格も勉強できますが
SOULNOTEは定価売りです。」とキッパリ。
強気でしたが、そのパフォーマンスに納得してしまいました。
あとは家の大蔵省をいかに落とすかだけです・・(汗)
さて、たくひとさんの行かれたショップでは「SOULNOTEは定価売りです!」とのことだったのですか。驚きです。私がsa1.0を購入した際には定価では買いませんでした。購入店は地元の吉田苑ですが、(あの店のスタッフはこのブログのことを知っていると思いますので、正確な数字はここでは書けませんが)1割以上は引いてくれました。
まあ、ひょっとして私の場合は発売前の「予約特典」の割引だったのかもしれませんけど(^^;)。
もしもSOULNOTE製品をお求めの場合は、一度「某ショップでは少しは割り引いてくれたみたいですよォ」と、掛け合われたらどうでしょうか。それでダメならば「オマケぐらいは付けてくれますよね」という方向で行ってみるとか・・・・(スパイク受けぐらいは欲しいですよね)。
アテにならないアドバイスですいません。それにしても、ショップによって対応に差があるものなんですね(うーむ)。それでは今回はこれにて失礼いたします(^^)。
そこで私の相談を聞いていただければ幸いと思います。とても失礼な質問になるかも知れませんが、ご教示願います。
昨年末に清水の舞台より飛び降り、16年ぶりにTVの買い替えとなりパイのKUROを購入致しました。その値段の高さは画質と比例し納得のいく買い物でした。
家族で映画や音楽(J-POP)を楽しむ機会が大分増えてきました。
そこで、今度は音の出口となるスピーカーと思い価格COMを便りに思案中でいくつかの製品を知ることができした。地方在住のため、本来、自分の耳で確認するのが一番好ましいとは知りつつ、お知恵を拝借願えればと思います。
はじめは近所の家電専門店においてあった。B&W CM1の製品を知り店員さんに聞くと、低音も求めるならCM7かと勧められました。そこで、いざ 価格COM。。。 そこでは「CM7を買おうとして」の記載にあまり良い評価が記載されておりませんでした。そこで初めて元・副会長さまの事を知るきっかけとなったのも言うまでもありません。
現在は友人から頂いたパイオニア製のAVアンプ古いもので当時10万円程度と聞いております。それに繋げるスピーカー選びなのですが、予算もありますので、当初のお勧めでもある製品や気になる製品を記載しました。
(1)B&W CM7 (デザインが良いですね!)
(2)LINN KOMPONENT110(シアターの雑誌には必ず載 っていて気になっています。)
(3)DYNAUDIO FOCUS220(一度聞いて、とても気に入 りましたが値段が。。110やオーディエンス42や52でも 十分なのでしょうか、こちらは聞いた事がなく、ま た、スタンドと言った事を考慮すると余り設置に気を 配らなくてよいトールボーイがベストかと思っておりま す。
(4)PIEGA TS5やELACもよく記載がありますね。
家族で楽しめ感動できる製品を探しております。(初 めてのスピーカー購入となりますので多分、どの製品で も十分と思います。)設置環境は約12畳程の吹き抜 けのあるリビングになります。
はじめはフロント2本でと考えております。上記、(3)DYNAUDIOですとアンプがSOULNOTEと言った具合に 危ないオーディオの世界に踏み入れてしまいそうな気が しております。
よろしくお願い致します。
しかし、サウンドだけに限ればAVアンプは同価格帯の2chステレオ用プリメインアンプの2分の1から3分の1のクォリティであることが「定説」でありますから、おそらくお手持ちのAVアンプのサウンド面のパフォーマンスは実売3万円程度のエントリークラスの2chステレオ用プリメインアンプとほぼ同等かと思います。
それを考えると、候補に挙げられているCM7、ましてやFOCUS220のようなスピーカーは十分駆動できないと思います。CM7はじっくりと聴いたことがありませんが、姉妹機種のCM1が相当な“アンプ喰い”で20万円以上のアンプでようやく真価発揮みたいな感じですから、CM7にもそれ相応のアンプをあてがわなければ上手く鳴らないでしょう。FOCUS220はどんなアンプで試聴されました? 同機はマニア御用達のDynaudioの中では使いやすいとのことですが、やはりアンプを選ぶ傾向があります。
PIEGAやELAC等も含め、挙げられた製品はすべてアンプを奢らなければ実力を出せないスピーカーですね。LINNのKOMPONENT110は聴いたことがありませんが、原則として同社の製品はすべて(アンプも含めて)LINNのラインナップで揃えた方が良い・・・・と、オーディオフェア会場でスタッフが言ってました。
で、マッチさんにとって選択肢は二つあると思うんですよ。一つは、CM7クラスのスピーカーを導入され、いずれはアンプやプレーヤーも大幅グレードアップされて、高級システムへと近づくやり方です。仰有るように「危ないオーディオの世界」に踏み入れることになるでしょうが、これはこれで楽しいもので・・・・(おいおい ^^;)。
もう一つは、お手持ちのAVアンプを末永く活かす方法で、そこそこの価格帯のスピーカー(ペアで6,7万円程度の)を繋ぎ、そこそこにAVライフを楽しまれるやり方です。・・・・こう書くと何だか不遜な言い方に思われるでしょうけど、この“そこそこのレベルで楽しむ”というのも立派なことだとマジに思う今日この頃です。機器に費やす資金をソフトに回すのも素晴らしいやり方です。
ただし「そうは言ってもスピーカーだけは上質な物を欲しい」というのも人情です。そこで第三の方法として、アンプに上級機を投じなくても、とりあえずは鳴ってしまう“少し上”の価格帯のスピーカー、つまり「鳴らしやすいスピーカー」を導入する行き方もあるのではないかと思います。具体的には、KEFのiQ9やMONITOR AUDIOのSilver RS6などですね。能率も高いし、音圧面での不満もないでしょう。
いろいろと書いてきましたが、決められるのはマッチさんですから、(高い買い物なので)よく試聴されて下さい。あまりアドバイスにならなくてすいません。
やはりどの製品も‘アンプ喰い‘の製品なんですね。よくLINN製品はLINNのアンプでしか鳴らないとまで聞いています。
気になる製品のDYNAUDIO FOCUS 220 視聴時のアンプはATOLL IN50で約10万程度の製品,元副会長さんや吉田苑さんのサイトでお見受けするSOLENOTEsa1.0と同価格帯(あくまで大きな音で鳴らさないとの条件付きでは、先の候補達も鳴ってくれるのかな。。(とアンプまで。。汗)
家電量販店に置いてあったCM1はマランツの5万円程度のアンプで改めて視聴すると力不足を感じました。ただ,CM7がデノンのPMA-390AEでもそこそこ鳴っているのはやはり環境もあったのかな?と思います。(←専門店でした。)
以前、KEFのIQ9を視聴した際の印象ですがとてもクリアーな印象で女性ボーカリストの息づかいが感じ取れました。その反面、音の厚みが少ない様にも感じました。(こい言った場合はアンプ等で工夫するのでしょうね?)アクション映画等はどうなんだろうとも思いはじめました。
ご推薦のMONITOR AUDIOのSilver RS6はいったいどんな音を奏でる製品なのでしょうか。視聴できるところがなく思案中です。
ここからはコストパフォーマンスと言いますか?会社で言うなら費用対効果といいますが。生々しい話をして恐縮です。
製品名 (コスト) 課 題
(1)CM7(約17万)新品 アンプ
(2)KOMPONENNT110(決算品15万) アンプ
(3)DYNAUDIO 220(約35万)新品 アンプ
(4)〃 110や140(約20万~26万)新品アンプやスタンド費用
(5) 〃オーディエンス72SE(デモ機)25万 アンプ
(6)モニターオディオSilverRS6約12~18万(中古品~新品)◎
(7)オーディエンス42(約5万)中古品 アンプやスタンド費用
(8) 〃52SE(約10万)中古品 〃
以上の様な比較は好ましくないのでしょうが,パフォーマンス的(予算を25万と過程した場合)には以下の順番になるのでしょうか?
(6)でそこそこ楽しむ。(コストに優れる)
(7)(8)の製品で+アンプやスタンドへ予算投入
(2)+アンプ(ギリギリ予算内)
(5)トールボーイでしばしアンプ購入まで節約する。
となるのでしょうか。しかしながらオーディエンスシリーズやモニオの製品は一度も聞いたことがなく。どんなイメージを描けばよいのでしょうか?特にSEシリーズ(72SE)が気になります。度重なる失礼な質問宜しくお願いします。
それと仰有るとおりiQ9はアンプ(及びケーブル)の選択で厚みを目立たせることも可能かと思います。DENONの上級機で鳴らした際は、けっこうマッタリしてました。
具体的な購入プランについては、中古や展示品処分なども考慮されているようですが、それらについてはもちろん当方で状態などは分かりかねますから、現物を見極められて決定されて下さい。
あと蛇足ですが、確かCM7はバスレフポートが後方に空いていると思いますから、もしもこれを導入する際はある程度壁から離したセッティングが必要です(店員の話では1m以上が理想とか)。お部屋が12畳程と広いとのことなので、多分大丈夫かと思います。
それでは良い買い物をされるよう祈っております。(^^)/
いつもCDのレビューを楽しく読ませて頂いています。
さて今日は副会長さんにKefとSOULNOTEの相性についてアドバイス頂きたいのです。
最近13年物のテレビの音が悪くなったきたので、スピーカを買いにオーディオ専門店に行きました。
最初はパイオニヤやボーズのサラウンド形式の
音を聞いていたのですが、高音がどうにも耳に刺さっていた時に、店員が薦めてきたKefを聴いてみて、一気に方向変換!(笑)
迷うことなく今回KefのCRESTA30と10を購入しました。
(本当はIQシリーズが欲しかったんですけど全体の予算から逆算して選択しました)
あとはアンプの選定です。
いろいろと調べてみるとSOULNOTEの評価が非常に高いのですが、残念ながら試聴できる地域に住んでいません。
先日専門店でSOULNOTEの音は「骨太系」の音なのでKefとの相性はどうかな~と言われましたが、試聴していないので判断できません。
副会長さんを始めとして購入者の皆さんは「気持ち良い」「スピード感がある」と表現されいますが、DENONやマランツと比較すると、どんな表現になりますか?
言葉で表現するのは難しいと思いますが、副会長さんの「ズバリ」の御意見を拝聴したいです。
もともとDENON系の音は好きだと思っていたのですが、購入時に試聴したPMA-2000AEと1500AEは、言葉で上手に表現できないのですが、ちょっとシックリきませんでした。
またマランツは副会長さんと同じようにスカキン系の音に馴染めません。
試聴に行けば即効解決!!なのですが、しばらくは事情がありまして行ける状況ではないのです。
アドバイス頂ければ幸いです。
宜しくお願いします。