猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

スターリングラード

2016-08-10 06:50:50 | 日記
2001年のアメリカ・ドイツ・イギリス・アイルランド合作映画「スターリングラード」。
1942年9月。ナチス・ドイツの猛攻にさらされ陥落寸前のスターリングラード。そこへ送り
込まれた新兵ヴァシリ・ザイツェフ(ジュード・ロウ)。敵の銃弾が降り注ぐ中、死体に紛れて
反撃の機をうかがっている時、同じように身を潜めていた政治将校ダニロフ(ジョセフ・ファ
インズ)と出会う。ダニロフのライフルを借りたヴァシリは驚くべき正確さで敵兵を仕留めて
いった。政治将校に狙撃の腕を認められたことで、ヴァシリは一躍戦場の英雄となり、ソ連
軍の士気は高揚する。

第二次世界大戦の時のソ連軍の名狙撃手、ヴァシリ・ザイツェフを描いた映画である。と
いっても多分にフィクションが含まれているとは思うが。こんな人がいたんだなあ、という
感じ。狙撃のことなど全くわからないが、何かの道を極めた人って凄いと思う。政治将校
(政治将校って何?)ダニロフは広報係でもあったため、ヴァシリのことを新聞記事にし、
ヴァシリは一躍有名人となる。
ヴァシリの活躍を描いた映画とはいえ、戦争映画は戦争映画。私は戦争映画を好んでは
観ないが、これはとてもいいと聞いていたので観てみた。とてもおもしろかった。もちろん
正視に絶えない残酷なシーンもたくさんある。特にあのシーンはひどい(実話ではないと
思うけれど)。でも実際スターリングラード攻防戦というのは過酷だったらしい。
戦争は何も生み出さない。不幸と悲劇と悲惨さだけである。この映画も結局はそれを描き
たかったのだと思う。観て良かったと思える映画だった。ジュード・ロウがかっこよすぎ。



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