猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

アドレナリンEX

2019-12-11 23:41:00 | 日記
2008年のドイツ映画「アドレナリンEX」。

誕生日の夜を恋人と過ごそうとしていたアレックス(ガブリエル・マン)の元に、
借金を本気で返済しようとしない彼に腹を立てた男が突然現れ、南米アマゾン
産の正体不明の毒を注射されてしまう。それは80分で死に至る毒で、それま
でに返済し男から解毒剤をもらわなければならなくなった。金の工面のため、
アレックスは兄や友人のところに向かうために車を飛ばす。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」のトーマス・ヤーン監督作品。アレック
スは4週間で返すという約束で男から金を借りるが、半年経っても返していな
いため、怒った男が家に押しかけてきた。そしてアレックスに80分で死に至
る毒を注射してしまい、時間内に金を返せば解毒剤を渡すと言う。タイムリミ
ットは80分。アレックスは金の工面のため夜の街を車を走らせる。
サスペンス・アクション映画だが、コミカルなシーンも多い。アレックスは金
の工面のため車を飛ばすが、その途中で有り得ないようなトラブルに何度も巻
き込まれる。その度に時計を見るが、間に合うのかとハラハラする。ずっと連
絡をとっていなかった医師の兄の勤める病院へ行き、借金を頼み込むが、もう
銀行も閉まっている時間である。拝み倒して小切手を書いてもらうことに成功
し、兄はアレックスの血液を検査して毒を調べる。だがやはり新種の毒で、病
院にも解毒剤は置いていないことがわかる。小切手を持って急いで男の元に向
かうが、その途中にもトラブルにぶつかるのだ。
スピード感あふれる展開にドキドキしてしまう。刻一刻と迫るタイムリミット。
この日アレックスは非常に濃密な夜を過ごすことになる。だが1蕃かわいそう
なのはアレックスに買ったばかりのジャガーを大破させられたおじさんである。
このおじさんはその後何度も登場し、パトカーに乗せられてしまう。そして今
までどれだけジャガーを買うのを楽しみにして生きてきたかを警官たちに語る
のだが、その哀愁漂う姿に笑ってしまう。意外な結末も、そんなにうまくいく
ものだろうかと思うが、まあおもしろかった。
残念だったのはドイツ映画なのにセリフがドイツ語ではなかったこと。何故英
語?それに何故ドル?結構楽しめたが、「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」
には敵わない。あれはとてもおもしろかった。大好きな映画の1つである。



太って見える!いや実際太っているのだが(^^;)

コメント (4)
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