2021年のアメリカ映画「PIG/ピッグ」。
オレゴンの森の奥深くで1人孤独に暮らす男ロビン・フェルド(ロブ/
ニコラス・ケイジ)はトリュフ狩りをする忠実なブタと住んでいた。
ロブはトリュフバイヤーの青年アミール(アレックス・ウルフ)と希少
で高価なトリュフを売買し、わずかな物資で生計を立てていたが、あ
る夜何者かに襲われ、大切なブタが強奪されてしまう。ロブはブタを
奪還するためにポートランドの街まで下り、アミールと共に手掛かり
を捜す。ロブはブタの行方を辿る中、故郷でもあるポートランドで自
身の過去と向き合うことになる。
ニコラス・ケイジが愛するブタを盗まれ、捜しに行く男を演じた人間
ドラマ。伸びっ放しのボサボサ頭と顔全体を覆ったヒゲのため、パッ
と見ではニコラス・ケイジとはわからない。ロブはオレゴンの森の奥
の小屋で、1匹のブタと一緒に暮らしていた。このブタは優秀なトリ
ュフ・ハンターで、質の良いトリュフをよく見つけ出していた。ある
日小屋の近くに車が近づき、ロブが様子を見に行くと、何者かに暴行
を受けてブタが誘拐されてしまう。ロブは若いトリュフバイヤーのア
ミールと共に、彼のつてを頼ってブタの行方を追う。
ロブはアミール経由で犯人のジャンキー集団の情報を得ることができ
たが、彼らの元に辿り着いた時には既にブタはポートランドに運び出
されていた。ロブはアミールと共にポートランドへ向かうが、ロブが
ポートランドに詳しいことにアミールは驚く。ロブは「昔住んでいた
んだ」と言う。ロブはポートランドで知り合いから知り合いへと渡り
歩き、「俺のブタが盗まれた。行方を知らないか」と尋ねる。つまり
ロブが「俺のブタを返せ」と捜し回る物語で、少し退屈な感じもした
が、最後まで観るといい映画だった。
ロブが昔ポートランドという都会に住んでいたのに、何故今は森の奥
で世捨て人のような暮らしをしているのかは、途中からわかってくる。
そしてアミールにはあまり仲の良くない父親がおり、父親は実業家で
街の権力者である。アミールが食事をしながらロブに自分の子供の時
の話をするシーンがあるが、それが切ない。アミールの両親はよく2
人でディナーを食べに行ったが、帰宅する時はいつもケンカをしてい
た。それがある店に行った時だけは2人ともとても機嫌が良くて、そ
の日のメニューの話を後々よくしていた。しかし母親は自殺した、と
話す。
けれども後半で、母親は実は自殺を図ったが死んではおらず、長年植
物状態であることがわかる。アミールが母親の病室の扉の外から母親
に話しかけるシーンは悲しい。やがてアミールの両親のこととロブの
意外なつながりがわかるのである。ロブもアミールもアミールの父親
もずっと悲しい思いを抱えながら生きてきた。そしてロブが盗まれた
ブタに執着するのは「愛」があるからである。ロブは「あいつがいな
くても自分でトリュフを採ることはできる。だけど俺はあいつを愛し
ているんだ」と言う。人がペットの犬や猫を愛しているように、ロブ
はブタを愛しているのだ。大切なブタなのだ。
ニコラス・ケイジは近年借金のために出演作を選んでいられないと言
われているが、この映画は良かったし、やっぱり演技がうまいと思う。
悲しいが感動的な映画だった。
星乃珈琲のパンケーキを食べました。おいしゅうございました
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オレゴンの森の奥深くで1人孤独に暮らす男ロビン・フェルド(ロブ/
ニコラス・ケイジ)はトリュフ狩りをする忠実なブタと住んでいた。
ロブはトリュフバイヤーの青年アミール(アレックス・ウルフ)と希少
で高価なトリュフを売買し、わずかな物資で生計を立てていたが、あ
る夜何者かに襲われ、大切なブタが強奪されてしまう。ロブはブタを
奪還するためにポートランドの街まで下り、アミールと共に手掛かり
を捜す。ロブはブタの行方を辿る中、故郷でもあるポートランドで自
身の過去と向き合うことになる。
ニコラス・ケイジが愛するブタを盗まれ、捜しに行く男を演じた人間
ドラマ。伸びっ放しのボサボサ頭と顔全体を覆ったヒゲのため、パッ
と見ではニコラス・ケイジとはわからない。ロブはオレゴンの森の奥
の小屋で、1匹のブタと一緒に暮らしていた。このブタは優秀なトリ
ュフ・ハンターで、質の良いトリュフをよく見つけ出していた。ある
日小屋の近くに車が近づき、ロブが様子を見に行くと、何者かに暴行
を受けてブタが誘拐されてしまう。ロブは若いトリュフバイヤーのア
ミールと共に、彼のつてを頼ってブタの行方を追う。
ロブはアミール経由で犯人のジャンキー集団の情報を得ることができ
たが、彼らの元に辿り着いた時には既にブタはポートランドに運び出
されていた。ロブはアミールと共にポートランドへ向かうが、ロブが
ポートランドに詳しいことにアミールは驚く。ロブは「昔住んでいた
んだ」と言う。ロブはポートランドで知り合いから知り合いへと渡り
歩き、「俺のブタが盗まれた。行方を知らないか」と尋ねる。つまり
ロブが「俺のブタを返せ」と捜し回る物語で、少し退屈な感じもした
が、最後まで観るといい映画だった。
ロブが昔ポートランドという都会に住んでいたのに、何故今は森の奥
で世捨て人のような暮らしをしているのかは、途中からわかってくる。
そしてアミールにはあまり仲の良くない父親がおり、父親は実業家で
街の権力者である。アミールが食事をしながらロブに自分の子供の時
の話をするシーンがあるが、それが切ない。アミールの両親はよく2
人でディナーを食べに行ったが、帰宅する時はいつもケンカをしてい
た。それがある店に行った時だけは2人ともとても機嫌が良くて、そ
の日のメニューの話を後々よくしていた。しかし母親は自殺した、と
話す。
けれども後半で、母親は実は自殺を図ったが死んではおらず、長年植
物状態であることがわかる。アミールが母親の病室の扉の外から母親
に話しかけるシーンは悲しい。やがてアミールの両親のこととロブの
意外なつながりがわかるのである。ロブもアミールもアミールの父親
もずっと悲しい思いを抱えながら生きてきた。そしてロブが盗まれた
ブタに執着するのは「愛」があるからである。ロブは「あいつがいな
くても自分でトリュフを採ることはできる。だけど俺はあいつを愛し
ているんだ」と言う。人がペットの犬や猫を愛しているように、ロブ
はブタを愛しているのだ。大切なブタなのだ。
ニコラス・ケイジは近年借金のために出演作を選んでいられないと言
われているが、この映画は良かったし、やっぱり演技がうまいと思う。
悲しいが感動的な映画だった。
星乃珈琲のパンケーキを食べました。おいしゅうございました
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日本では、馴染みのない設定で、ある意味、ファンタジーです。
トリュフのバイヤーもいるんですね。
トリュフは高額なので、それで暮らせるんですね。
質の良いトリュフを見つける優秀な豚さんだからこそ、盗まれてしまったようですね。
ひたすら盗まれた豚を追い求めていく話がユニークですね。
探しているうちに豚は、ポートランドまで運ばれたそうですね。
最初、ポートランドではなく東欧のポーランドと読んでしまっていました…(^^;
ロブは、やけにポートランドに詳しいのは、昔、住んでいたからなんですね。
ポートランドは都会なのに、今は森の奥深くで世捨て人のような暮らしなのは、
事情があるんですね。
トリュフのバイヤーのアミールの両親の仲は、悪いんですね。
ディナーを食べに行っても喧嘩ばかりの両親が、
ある店に行った時だけは2人とも機嫌がいいのは、不思議ですね。
その店がとても魅力的だからでしょうか…。
2人の御機嫌がよくなる店というのが何だか気になりますね。
アミールの母親は自殺の失敗で重篤な障害状態となり、
植物人間なんですね。
自殺も失敗すると、悲惨ですね。
首吊りとかも失敗すると、脳に障害を負う事もあると聞きます。
トリュフのバイヤーの青年のアミールの御両親と、主人公のロブに
繋がりがあるのが意外でした。
出だしから考えると、親の代からの繋がりなど無いように感じました。
もしかして、アミールの両親がある店に行った時だけ機嫌がいいというエピソードがあるから、
そのある店のオーナーなのでしょうかね…。
星の珈琲のパンケーキ、ふっくらして美味しそうですねぇ…(*'ω'*)
ちょうど、ホットケーキの話題(ちびくろさんぼのホットケーキ)をブログでしている時なので、何だか奇遇ですね。
なお、パンケーキとホットケーキは、ほぼ同じものですよね。
何だかホットケーキが食べたくてしょうがない気分です。
コメントありがとうございます。森で1人暮らしの孤独な男と、
優秀なトリュフ・ハンターのブタの話って変わっていると思います。
その相棒のブタが盗まれて、必死に捜すというのも斬新ですね。
テンポがいい映画ではないので、少し退屈な感じはしますが、観て良かったです。
アミールの両親がしょっちゅうケンカしていた理由はわかりません。
でも母親は自殺を図って、一命は取り留めたものの植物状態になってしまいます。
ロブ、アミール、アミールの父親、それぞれが悲しい思いを抱えて生きてきた
ということが後半でわかり、とても悲しいです。
感動的な映画でした。
星乃珈琲のパンケーキはふわっふわなんですよね(*^.^*)
ウラジーミルさんも虎のバターとホットケーキのことを書いておられましたね。
パンケーキとホットケーキは同じものだと思いますが、
日本の家庭で作るのはホットケーキ、欧米ではパンケーキと
呼んでいる気がします。