2002年のフランス映画「アレックス」。
ある男を捜してゲイクラブへ押し入る2人組。彼らは男を見つけ
出すと凄惨な暴力を加える。発端はあるパーティーの夜。マルキ
ュス(ヴァンサン・カッセル)は会場に残り婚約者アレックス(モ
ニカ・ベルッチ)を1人で帰してしまう。その直後、アレックス
はレイプに遭い、激しい暴行を受けてしまう。自責の念に駆られ
るマルキュス。彼は友人でアレックスの元恋人のピエール(アル
ベール・デュポンテル)と共に犯人捜しを開始する。やがて、テ
ニア(ジョー・プレスティア)という男に行き着く。
ギャスパー・ノエ監督作品。物語はシンプルで、婚約者をレイプ
された男が犯人を見つけ出し、復讐するというもの。しかし演出
が変わっていて、エンドロールから始まり、時系列とは逆にさか
のぼっていく。あるパーティーの夜、婚約者のアレックスを1人
で帰しレイプされてしまったマルキュスは、怒りと自責の念のあ
まり、「サツより先に犯人を見つけてやる」と息巻く。彼を落ち
着かせるために友人でアレックスの元恋人のピエールが同行する。
アレックスを襲ったのはゲイの男だとわかり、2人はゲイクラブ
やゲイバーを回り、テニアという名の男に行き着く。そしてマル
キュスはテニアに激しい暴行を加える。
場面が変わって地下道をアレックスが歩いていると、変な男に因
縁をつけられ、レイプされる。この地下道が赤く、印象的だ。そ
れにしてもゲイの男がどうして女性をレイプしたのだろう。本人
も「いつもは女とはやらないんだ」と言っていた。場面が変わっ
てパーティー会場で、アレックスとマルキュスがちょっとした言
い合いになり、アレックスは1人で帰ると言い出す。このように
映画の進行と時系列が逆なのだ。
けれども特に観にくくはない。アレックスのレイプシーンは本当
に凄惨。モニカ・ベルッチもよくあの役を引き受けたと思う。ヴ
ァンサン・カッセルもだが、この映画の当時2人はまだ結婚して
いた。あんなバイオレンス描写満載の映画によく夫婦揃って出演
しようと思ったものだ。9分間にわたるレイプシーンは賛否両論
あったそうだ。それはそうだろう。本当に目を覆いたくなるよう
なシーンだ。その後のシーン(時系列では前)でアレックスは妊娠
を喜んでいたが、あんなにひどい暴力を受けたらお腹の子はもう
ダメだろう。実際にアレックスは出血していた。
ギャスパー・ノエ監督の映画を観たのはまだ3作目だが、変わっ
た映画をつくる人という印象だ。この映画はもう1度観ようとい
う気にはならないが、この人の映画はもっと観てみたいと思う。
良かったらこちらもどうぞ。ギャスパー・ノエ監督作品です。
「ルクス・エテルナ 永遠の光」
「VORTEX ヴォルテックス」
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ある男を捜してゲイクラブへ押し入る2人組。彼らは男を見つけ
出すと凄惨な暴力を加える。発端はあるパーティーの夜。マルキ
ュス(ヴァンサン・カッセル)は会場に残り婚約者アレックス(モ
ニカ・ベルッチ)を1人で帰してしまう。その直後、アレックス
はレイプに遭い、激しい暴行を受けてしまう。自責の念に駆られ
るマルキュス。彼は友人でアレックスの元恋人のピエール(アル
ベール・デュポンテル)と共に犯人捜しを開始する。やがて、テ
ニア(ジョー・プレスティア)という男に行き着く。
ギャスパー・ノエ監督作品。物語はシンプルで、婚約者をレイプ
された男が犯人を見つけ出し、復讐するというもの。しかし演出
が変わっていて、エンドロールから始まり、時系列とは逆にさか
のぼっていく。あるパーティーの夜、婚約者のアレックスを1人
で帰しレイプされてしまったマルキュスは、怒りと自責の念のあ
まり、「サツより先に犯人を見つけてやる」と息巻く。彼を落ち
着かせるために友人でアレックスの元恋人のピエールが同行する。
アレックスを襲ったのはゲイの男だとわかり、2人はゲイクラブ
やゲイバーを回り、テニアという名の男に行き着く。そしてマル
キュスはテニアに激しい暴行を加える。
場面が変わって地下道をアレックスが歩いていると、変な男に因
縁をつけられ、レイプされる。この地下道が赤く、印象的だ。そ
れにしてもゲイの男がどうして女性をレイプしたのだろう。本人
も「いつもは女とはやらないんだ」と言っていた。場面が変わっ
てパーティー会場で、アレックスとマルキュスがちょっとした言
い合いになり、アレックスは1人で帰ると言い出す。このように
映画の進行と時系列が逆なのだ。
けれども特に観にくくはない。アレックスのレイプシーンは本当
に凄惨。モニカ・ベルッチもよくあの役を引き受けたと思う。ヴ
ァンサン・カッセルもだが、この映画の当時2人はまだ結婚して
いた。あんなバイオレンス描写満載の映画によく夫婦揃って出演
しようと思ったものだ。9分間にわたるレイプシーンは賛否両論
あったそうだ。それはそうだろう。本当に目を覆いたくなるよう
なシーンだ。その後のシーン(時系列では前)でアレックスは妊娠
を喜んでいたが、あんなにひどい暴力を受けたらお腹の子はもう
ダメだろう。実際にアレックスは出血していた。
ギャスパー・ノエ監督の映画を観たのはまだ3作目だが、変わっ
た映画をつくる人という印象だ。この映画はもう1度観ようとい
う気にはならないが、この人の映画はもっと観てみたいと思う。
良かったらこちらもどうぞ。ギャスパー・ノエ監督作品です。
「ルクス・エテルナ 永遠の光」
「VORTEX ヴォルテックス」
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コメントありがとうございます。本作は観たような気がするけど、記憶が曖昧なんですね。
私は「マレーナ」に興味を持っていて、いつか観たいと思っています。
モニカ・ベルッチは美しいですね。
時系列とは逆に進むのはわかりにくいですよね。
最初男2人が何をしているのかわかりませんでした。誰かを捜してるというのはわかりましたが。
どんな事情で誰を捜しているのかがわかりませんでした。
本作は時系列どおりバージョンもあるのですか、それは知りませんでした。
時系列順に観ればシンプルなあらすじです。
アレックスを襲った男はバイセクシャルではなくゲイだと思います。
しょっちゅうゲイバーやゲイクラブに出入りしてますから。
アレックスは運が悪かったとしか言い様がないのでは…
「顔がきれいだからいい気になってるのか」などと言われながらひどく殴られてました。
アレックスのお腹の子は多分ダメだったんじゃないでしょうか。
出血してましたから。
ラストシーン(時系列では最初)はアレックスが公園でシートを敷いて読書している
ところで終わります。
この映画は、普通に生活していても何が起きるかわからない、起きたらもう取り返しがつかない、
ということを監督は言いたかったらしいです。
だから時系列を逆にしたんじゃないでしょうか。
レイプシーンはほんとに凄惨でした。
出ている女優は、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画「マレーナ」に出ていた女優モニカ・ベルッチなので興味を持っていた記憶です。
エンドロールから始まり、時系列とは逆に進むなんて分かりにくいですね。
基本的には分かりにくいものは苦手な方です…(^^;
でも、そんなに複雑な話ではなさそうなので、多少、時系列が変でも何とか分かるかもしれないです。
要するに婚約者のアレックスがレイプされ仕返しするという話ですよね。
「アレックス」という映画は、時系列どおりバージョンも後から作っているようです。こっちの方がおそらく分かりやすそうです。
アレックスを襲った男は、何でゲイなんでしょうね。
純粋のゲイではなくバイセクシャルですね。
ゲイという設定が必要だったのか疑問ですね。
アレックスの婚約者のマルキュスは、アレックスを襲ったゲイがテニアだと知り、テニアを報復の為にボコボコにするんですね。
普通なら、アレックスが婚約者のマルキュスとちょっとした言い争いになるパーティーのシーンが最初ですよね。
次が地下道でで因縁をつけられレイプされる場面で、その次がゲイクラブを回り、当人を見つけボコボコにするという順序ですよね。
婚約者の役のヴァンサン・カッセルとアレックス役のモニカ・ベルッチは、
この映画「アレックス」の当時は、何と実際に夫婦だったんですね…(゚д゚)!
なお、時系列ではかなり前の方で、アレックスは妊娠していたなら、お腹の子は、どうなったんでしょうね。
マルキュスは、二人の子供が駄目になったから、余計、復讐する気になったんでしょうかね。
コメントありがとうございます。お返事遅くなってすみません。
最初はわかりにくいです。2人の男が何をしているのかわからなくて。
次第にわかってきますけどね。
あ、この映画、物語の進行と時系列が逆なんだ、とわかってきます。
変わった映画というのを見慣れていない人にとっては、
受け入れにくいというか、とっつきにくいかもしれませんね。
韓国のドラマって、海外でも爆発的にヒットしてますかね…?
何かちょっとピンと来ないですけど…
確かに私は日本のドラマはあまりおもしろくないと思います。
私はアメリカやイギリスのドラマが好きなんですよね。
どうしてこんなに日本のドラマとおもしろさが
違うのだろう…と思ってしまいます。
お金をかけているから?だけじゃないような気がします。
秋元康氏の話は確かに興味深いですね。
「いつもは女とはやらないんだ」というセリフは、
特に重要ではないと思います。
アレックスはこの男に因縁をつけられただけなんだと思います。
地下道に誰も通りかからないのも変だし…
1人通りかかりますが、関わり合いになりたくないのか、
去ってしまいます。
アレックスはひたすら不運だったのではないかと思います。
色んな世界を観れるのが映画の魅力だと、私も思います😊
>エンドロールから始まり、時系列とは逆にさか
のぼっていく。
映画の進行と時系列が逆なのだ。
けれども特に観にくくはない。
↑↑
・・・特に、観にくい事なく・・・、
話の展開は、見る側・・・、理解できるのですね・・・。
「いつもは女とはやらないんだ」
↑↑
この言葉は、ストーリーの鍵を握るのかな・・・?
記事を拝見する感じでは、
多くの日本人は、受け入れにくい映画な感じがしましたが、どうでしょうね・・・??😊
お話それますが・・・、
昨日、たまたま、家族が、録画していた、カンブリア宮殿の、とあるバックナンバーを見ていたのですが、それに、秋元康氏がゲスト出演で、とても興味深い内容でした。
そこで、
例えば、韓国のドラマなんかは、
国内に限らず、海外で、爆発的にヒットしていると・・・。
世界に通用するドラマ作りを行っていらっしゃるから・・・だとか・・・。
日本のドラマが、海外でヒットしないのは、
日本だけを見て、制作しているからだと・・・。
でも、自分は、日本のドラマ・・・、観ていて、なんか、落ち着くんですよね・・・。
話を戻して、
”アレックス”と言う映画は、日本人の感覚からすると、ちょっと、受け入れ難い映画かな・・・なんて、印象を持ちましたが、
こんな映画もあるんだな・・・って、色んな世界を観れるのが、映画の魅力でもあるので、
私も、色んな映画を見る機会を持ちたいと思いました〜♪
ティーガーデン