チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

ようこそ! チエちゃんの昭和めもりーずへ

はじめての方は「チエちゃん」のカテゴリからお読みいただくことを推奨しています。 もちろん、どこからお読みいただいてもかまいません。

住宅ローン

2010年01月27日 | チエの玉手箱
 今日で、25年(正確には、途中借り換えをしたので26年)住宅ローンの返済が終了しました。
25年・・・、この家を購入した時には、遥かに遠い遠い年月に感じていたのですから、その長い月日を過ごしてしまったのだなあという感慨にとらわれます。

 27年前の秋、私たち夫婦の間には、持ち家を購入しようという話が持ち上がっていました。
結婚して4年。
このまま、アパートの家賃を支払っているより、少し無理をしても、住宅ローンを支払っていけば、土地と家は自分たちのものになるのだからと。
住宅情報を探すと、ちょうどよい物件があったのです。
ヒロシの実家に近く、建売ではありましたが、築5年を経過して売れ残っていたため、500万円も値引きされていたのです。自動車でいえば、新古車といったところでしょうか。
若い二人にとって、それは魅力的でした。注文住宅というこだわりも、まだ持ち合わせていませんでした。
それよりも、一番乗り気だったのは、義母だったと思います。
息子に家を持たせたい、近くに住んでほしい、そんな想いが表れていたように思います。

 築5年というのが多少気にかかりましたが、一流住宅メーカーの商品でしたので、私たちは、その物件に決めました。私たちは、20代で家を持つことになったのです。
しかし、築5年も過ぎていると、新築住宅とは見なされず、住宅公庫の融資対象物件ではなかったのです。
8%という、今では信じられないくらいの利率の銀行ローンを組みました。
当時の住宅金融公庫の利率は5.5%くらいだったように記憶しています。
最初の5年間は、家計に占める住宅ローンの比率が大きく、生活は大変でした。
そのうちに、私たちの給料も上がり、金利が低くなって借り換えをしてからは、グッと楽になったように思います。

 今にして思えば、あの時、決めてよかったと思っています。
こうして、50代前半に住宅ローンを終えることができたのですから。
ただし、築30年もすると、あちこち傷んできたんですけどね。