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チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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震災から半年 (1)

2011年09月11日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

3.11から6カ月ということで、どの放送局も特集番組を組んでいた。
わたしも日曜朝の報道番組やTBSの特番「震災報道スペシャル~原発攻防180日の真実故郷はなぜ奪われたか~」を見た。
どの被災地も復興には程遠いという印象を受けた。
特に福島県は、原発事故の被害もあって、瓦礫の片付けさえ手つかずだ。

原発事故に関しては、半年経って、ようやく一般人に真実が明らかにされてきた。
あの直後に水素爆発によって飛散した放射性物質は人体に影響のない数値と政府が発表していたことは、真っ赤なウソであったこともすでに報道されている。
あの時、私は何をしていただろう?
のんびりと買い出しの行列に並んでいたのでは、なかったか!

今日の特番では、震災後の政府と原子力発電所の対応について語っていた。
電源なしでも水を循環させることができるシステムがあるにも関わらず、それを作動させていなかった。
作動させるのが遅れたというのだ。そのわずかな間にメルトダウンは進行してしまった。
ある科学者は、人災だときっぱり宣言していた。

一瞬の判断ミスが次々に最悪の事態を招いていった。
けれども、この判断ミスには、電力会社や政府、そして私たちの奢りがあったと思う。
まさか、このような事態が起こるとはと想像すらしていなかったのだ。
チェルノブイリの事故も、他山の石とはならなかった。
わが国では絶対に起こり得ないと高を括っていた。
だから、非常事態に対するマニュアルの整備や訓練も十分に行われていなかった。
水素を放出するためのベントの開け方に手間取ってしまった。
バルブを閉め忘れた。
悪い時には、悪いことが重なる。

正直、怒りを覚えた。