チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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生命のふしぎ

2012年01月16日 | 
キャシーのその後です。

病院に行った翌日の15日は、少し元気を取り戻しエサも食べていたのですが、夕方5時頃、突然うなり声をあげたかと思うと猫トイレにうずくまりました。
それから、1時間半ほどそのままの状態でいたでしょうか。
ふと気がつくと、ヨロヨロと猫ベッドへ戻ろうとするところだったので、ゲージに近づいてみました。
猫トイレの中に、どす黒い血の塊りがありました。

ああ、無事、流産したのだなと安堵しました。
「無事、流産」というのは変な言い方ですが、死んでしまった胎児がお腹の中にとどまったままでは、他の胎児や母体にも影響が出てしまいます。
それが、体外に排出されたというのはよいことだからです。
この地球上の生き物の体のしくみというのは、本当によくできていると今更ながらに感動しました。

一番すごいなと思ったこと・・・
出産するなら、キャシーは猫ベッドで産んだに違いありません。
それが、流産である今回は、猫トイレを選んだことです。
訳など解からなくても、本能がそう命じたのです。
死んでしまった胎児は、もう汚物であると。

ヒロシも、「女って、すげえな!」と感動しています。
ふふふ、そうだよ。
女ってすごいんだよ。
今頃、わかったのかい?