チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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コンビニ

2012年11月24日 | 昭和なもの
結婚前、ヒロシと付き合っていた頃、私たちはよくコンビニに行っていた。
ちょうどその頃、福島の街にもポツポツとコンビニエンスストアが建ち始め、商店街やスーパーマーケットが午後7時に閉店するのに対し、夜遅くまで開いているコンビニが若者たちには魅力的だったのだ。
当時は、まだ24時間営業の店舗が少なく、ほとんどの店舗は店名のとおり朝7時に開店し、夜11時に閉店していた。
私たちが通っていたそのセブン・イレブンは福島では数少ない24時間営業店で、ヒロシの勤務先に近く、ナオちゃんと同棲していたタロサの家に行く途中にあった。
(私たちは4人で遊ぶことが多かった)
今思うと、なぜあんなにコンビニに通っていたのかと可笑しくなる。
大概は、ちょっとした夜食や飲み物を買うとか、マンガ本を買うだけなのに。
たぶん、コンビニに行くそのこと自体が、私たちにとっての娯楽だったのだと思う。

1か月ほど前、我が家のワンブロック先にコンビニがオープンした。
もちろん、24時間営業だ。
毎日その前を通るのに、いまだお店に入ったこともなければ、行きたいとも思わない。
だって、今はスーパーも遅くまで開いているし、値段だって断然スーパーの方が安い。
第一、深夜に外出したいなんて思わないんだから。