チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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姑 逝く

2021年02月03日 | チエの玉手箱
昨年の夏、胃ろうの手術を受けた義母は症状が落ち着いて元の介護施設に戻っていたのがですが、12月に状態が悪化して再入院しました。
血圧低下など二度危篤状態になりながらもなんとか持ち直していたのですが、とうとう力尽きてしまいました。
ヒロシが亡くなる2か月前の一昨年5月に、嫂が義母を施設から車で連れ出し、自宅などあちこち見せて回った時、我が家へも立ち寄ってくれて(義母に)逢って以来、ずっと面会できていなかったので、食事が取れなかった義母はすっかり痩せて面変わりしてしまいましたが、死に顔は安らかでした。
 
私は義母といがみ合っていたわけではないのですが、義母は血液型がB型で自分本位な面があり周囲とトラブルを起こしたりして、A型の私にはどうにも受け入れ難いところがありました。
なので、私のそういう心のモヤモヤは義母にも伝わっていたと思います。
義母は信じ易い性格でもありました。
「催眠商法」に引っ掛かり、卵やパン、ティッシュがもらえるからと入り浸り、バカ高い布団などを買わされることが度々ありました。
新興宗教にもハマってずいぶんと金銭を貢がされたようです。
周りが止めろと言うと意固地になってしまうのです。
それで、ヒロシと私は無宗教になってしまったのかもしれません。
 
今頃、あの世でヒロシと逢って、
「なあんだ、お前。先に来てだのがぁ!」なんて話してるかもしれません。
お義母さん、ごめんなさい。
ヒロシに最悪の親不孝をさせてしまいました。
親より先に逝くなんてね。本当に申し訳ないことをしたと思っています。