一 昨日は中秋の名月でした。この日、三軒茶屋・世田谷パブリックシアターで井上ひさし・作「ロマンス」のお芝居を見ました。
チエーホフの生涯を井上氏が書いた芝居です。軽妙な会話、全場面で、セリフに笑いがあり可笑しく楽しく見ることが出来ました。「人間は、もともと悲しみを持って生まれる。でもその内側に笑いは備わっていない。だから自分の手で作り出すのだ」という劇中でのセリフが印象に残りました。
出演者は、大竹しのぶ、松たか子、段田安則、生瀬勝久他の皆さん。歌も演技もトップクラス。最高に素敵でした。
数十年ぶりに訪れた三軒茶屋も変貌をとげていました。
パブリックシアターは、キャロットタワー内にあるのですが、場所が分からずキョロキョロ状態。やっとたどり着いたタワーは26階建ての近代的なビルでした。10年前に、三軒茶屋・太子堂4丁目市街地区開発事業で建設されたそうです。タワーの名前は、一般公募で中学一年生が考えた「キャロットタワー」が採用され、その理由は、人参は栄養豊富の食材で元気の元。このビルを訪れた人々が元気を頂けるように、ということからだそうです。
観劇後は、26階の展望レストランで夕暮れの景色を眺めながら食事を頂き、名月の写真も写すことが出来ラッキーな一日でした。
(写真は、拡大出来ます)
中央右側の銀色に見える高い建物が六本木ヒルズの森ビルです。
最近の新聞に、IT系、脱・ヒルズが続々、という記事が載っていましたが、私には縁のないお話し、と思いながら読みました。
展望フロアと、1550円の刺身定食。豪華な食事ではありませんが、名月を眺めながらのお食事は、最高のご馳走でした。