11月下旬、友人と東京国立博物館(平成館)で開催中の「兵馬俑展」へ。
私は、今から13~14年前に中国西安の博物館で8000体の兵馬俑を見て、スケールの大きさとその迫力に圧倒され、ただただ呆然と立ち尽くし言葉が出なかった思い出が鮮明な記憶として残っています。
今回、日本でその兵馬俑を拝見できるなんて考えてもいませんでしたので、開催を知った時は驚きと同時に何で日本での開催なの?と複雑な気持ちでした。
政治は、ごたごたしていますが、文化や芸術の交流は素晴らしいことです。
兵馬俑は、今から約2200年前に、39歳の若さで初めて中国大陸を統一した秦の始皇帝が自分のお墓に約8000体を埋めさせた陶製の軍団です。
その発掘は、現在も続けられているそうなので、すごい!としか言いようがありません。
今回は、中国から実物10体が展示され、これとは別に中国で複製された兵馬俑が70体展示されています。
ガラスケースに囲まれていないので、360度の角度から拝見できます。
身体はなくなっても人間の魂は永遠に生き続ける、という考えのもとに皇帝を守る軍団は、等身大の兵士で一体一体の顔の造りが違い表情もさまざまで、役割の違いが見てとれました。特に将軍兵馬俑は、厳しい表情でした。
尚、記念撮影のコーナーが設けられていて、見学者が交互に写しあい、私も写させて頂きました。
係の方に、この角度から写してください、と厳しい指示がありました。
統一後、始皇帝は4頭立ての銅馬車で全国を巡行し、この馬車もお墓の中に埋められていたそうです。
気の遠くなる様な中国の歴史でした。
国立博物館の日本庭園は、紅葉が始まる頃でした。
旅のブログを優先したので、兵馬俑は遅い更新になりました。