9/13日、国立西洋美術館で開催中の「松方コレクション」展へ。
暑さが大の苦手な私は、遠方の外出は控えていたのですが、友人からお誘いがあり行って参りました。
当日は、ありがたいことに外気温が30℃を下り涼しく、長そでを着用しての外出となりました。
さて、松方幸次郎氏は、神戸・川崎造船所の初代社長を経て、ヨーロッパ各地で美術品のコレクションを1万点購入したそうです。しかし、第二次世界大戦中に散えつしたり、焼失した作品も多くあったが、その一部を「松方コレクション」として、日本へ返還された、ということでした。
この作品を保管するために、1959年国立西洋美術館が設立され、今回開館60周年を記念して「松方コレクション」が開催されました。モネ、ルノアール、ゴッホなど数奇の運命をたどった美術品が展示されていました。
上半分が欠けた「モネの睡蓮・柳の反映」。この絵がルーブル美術館で発見されたのは2016年9月です。調べた結果「松方コレクション」であることが判明し、寄贈されたそうです。そして以前、日本人による修復作業のテレビ放映があり、拝見しました。
修復する際には、AI技術を活用して全体の色合いを割り出したそうです。
下の写真が復元した画像です。
2枚ともインターネットの写真です。
上の写真は、ゴッホ『アルルの寝室』。右下の写真は、ルノワール『帽子の女』。
ロダンの彫刻『考える人』。松方氏の肖像画。
鑑賞前も鑑賞後も入場を待つ人の長蛇の列でした。