氷河特急”GLACIER EXPRESS”。
鉄道が発達しているスイスで一番人気があるのが、”氷河特急”。
起伏に富んだアルプスの山や谷を縫うように走るので、車窓の景色が次々に変化し飽きないのが人気の秘密だという。果たしてそれだけだろうか。約270キロの距離を8時間もかけて走る超スローペースだけに、人気を呼ぶ魅力はほかにありそうだと期待がふくらんだ。
2003年9月15日。マッターホルンを間近に見るトレッキングの感動がさめないまま、ツェルマットからサンモリッツまで「氷河特急」の旅に出た。 標高は、ツェルマット1,604m、サンモリッツ1,775mだから、高低差は100数十メートルしかないが、途中7つの谷と91のトンネル、291もの橋を通過する。
ツェルマットを出発して約1時間で標高700mのVips駅に着く。
一気に900m下った勘定だ。ここから今度はのぼりになる。総行程のほぼ中間150キロ地点が標高2,033mのオーバーアルプ峠。
この路線で一番高い所だ。Overalp峠を越えると、次のChur駅まで70㎞。1.400mをくだり、終着サンモリッツまで再度のぼりになる。この間、谷を縫い、トンネルを抜け、橋をわたるが、カーブの連続でスピードは出しようがない。おまけに対向列車をやり過ごす臨時停車もたびたび。のんびりムードに慣れない日本人には退屈なのか、クール駅を通過するあたりから居眠りする姿が目立つようになった。
途中から、日本国内では少なくなった食堂車が連結された。昼食時間帯が過ぎると切り離されたが、2時間近くワインを楽しむことができた。電車がゆれても飲み物がこぼれないようにと工夫した傾斜グラスを記念に買ったが、乗車記念に配られた「Glaicier Express」の証明書の方が気にいった。証明書は、氷河特急の写真をあしらってあり、日・英・仏の3ヶ国語併記だ。経営会社の社長のサイン入りで、何気ないお土産だが、見るたびに沿線の風景が目に浮かび、旅の記念品としては嬉しいものだった。
鉄道が発達しているスイスで一番人気があるのが、”氷河特急”。
起伏に富んだアルプスの山や谷を縫うように走るので、車窓の景色が次々に変化し飽きないのが人気の秘密だという。果たしてそれだけだろうか。約270キロの距離を8時間もかけて走る超スローペースだけに、人気を呼ぶ魅力はほかにありそうだと期待がふくらんだ。
2003年9月15日。マッターホルンを間近に見るトレッキングの感動がさめないまま、ツェルマットからサンモリッツまで「氷河特急」の旅に出た。 標高は、ツェルマット1,604m、サンモリッツ1,775mだから、高低差は100数十メートルしかないが、途中7つの谷と91のトンネル、291もの橋を通過する。
ツェルマットを出発して約1時間で標高700mのVips駅に着く。
一気に900m下った勘定だ。ここから今度はのぼりになる。総行程のほぼ中間150キロ地点が標高2,033mのオーバーアルプ峠。
この路線で一番高い所だ。Overalp峠を越えると、次のChur駅まで70㎞。1.400mをくだり、終着サンモリッツまで再度のぼりになる。この間、谷を縫い、トンネルを抜け、橋をわたるが、カーブの連続でスピードは出しようがない。おまけに対向列車をやり過ごす臨時停車もたびたび。のんびりムードに慣れない日本人には退屈なのか、クール駅を通過するあたりから居眠りする姿が目立つようになった。
途中から、日本国内では少なくなった食堂車が連結された。昼食時間帯が過ぎると切り離されたが、2時間近くワインを楽しむことができた。電車がゆれても飲み物がこぼれないようにと工夫した傾斜グラスを記念に買ったが、乗車記念に配られた「Glaicier Express」の証明書の方が気にいった。証明書は、氷河特急の写真をあしらってあり、日・英・仏の3ヶ国語併記だ。経営会社の社長のサイン入りで、何気ないお土産だが、見るたびに沿線の風景が目に浮かび、旅の記念品としては嬉しいものだった。