プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

☆沖縄料理ア・ラ・カルト

2004-11-02 10:26:09 | 日記・エッセイ・コラム
 沖縄料理の代表格といえばゴーヤチャンプルー。健康食としての評価が高く、本土でも家庭料理として普及してきた。ところが、今回、久米島を訪れて、それがほんの一部であることを認識させられた。チャンプルーといっても、ゴーヤのほかに、豆腐チャンプルーや麩チャンプルー、へちまチャンプルーにパパイヤチャンプルーなど、その種類は非常に多い。

 5日間の滞在中、朝食はホテルでとり、昼も夜も店をかえて食べ歩いた。チャンプルーの味は店により微妙に異なったが、美味かった。もう一つ忘れてならないのは、もずく雑炊。沖縄もずくを使った雑炊だが、絶品だ。新鮮なもずくをふんだんに入れた素朴な味にすっかりとりこになってしまった。船主直営の居酒屋で作り方を教わり、もずくをわけてもらい、持ち帰った。果たして同じ味が出せるか疑問だが、もう少し寒くなったら自宅の食卓を飾るのを楽しみにしている。

 沖縄といえば、本島や宮古島、石垣島、西表島等々を思い浮かべる人が多いが、久米島は那覇空港から飛行機で35分足らずで着く穴場的存在。観光的には本島ほど洗練されていないが、その分、ゆったり気分で滞在出来るお勧めの島。”はての島”は有名だが、他にも多くのダイビングスポットがある。面積は沖縄諸島の中で4番目で、人口約1万人のこじんまりまとまった島だ。

 訪問の目的は、マラソン大会参加がメインだったが、副産物として沖縄料理の幅広さを知ることができ喜んでいる。もちろん、マラソン大会自体の盛り上がりも素晴らしかった。沿道では、子供さんからお年寄りまで長時間にわたりランナーに拍手を送り、励ましてくれた。踊りや太鼓をまじえた熱心な応援と私設エイドの多さに、人情の温かみが伝わってきた。フルマラソンは昨年、新設されたのに、「2003年マラソン100選」に選ばれただけのことはあると納得出来る、ローカル大会の良さが随所に感じられた。