プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★老いの証明(2/5):ロットネスト島へ

2011-04-30 09:20:27 | 日記・エッセイ・コラム

 船内は、子供連れの家族や若いグループで適当に混んでいたが、我々のような老夫婦は場違いの感じがした。001  改めて乗船券を見ると、「DAY JOURNEY」と「Equipment Rental」の二枚綴り。「往復乗船券+バイク1日利用券」がセットのフリー・ツアーで、島に着いたらレンタル・バイクで自由に過ごすのだと納得した。

 096 途中、フリーマントルに寄港し、ロットネスト島へ向かったが、スワン川から外洋に出ると、急に波が荒くなり、船が大きく揺れた。突然、大音量のアナウンスが船内に流れたが、早口で聞き取れなかった。が、乗組員が船酔い用の袋を配ったり、立っている乗客を座席に誘導する動きを見て、おおよその見当がついた。

 午前10時30分、ロットネスト島に到着すると、乗組員がバイクをおろし始めた。チケットを提示し、バイクを選び桟橋近くにあるインフォメーション・センターに入った。そこで入手した島の案内地図には、カフェやレストラン、灯台・展望台等が記され、三つのサイクリング・コース(40㎞・10㎞・5㎞)に色分けされていた。099

 マウンテン・バイクに乗るのは、二人ともこれが初体験。平坦な場所で数分間、馴らし運転をしたら、うまくバランスがとれるようになった。「じゃあ、出発するか」と振り向くと、後ろにいるはずの妻の姿が無かった。迷う筈が無い見通しの良い直線道路だったので、しばらく待ったが、心配になり、スタート地点へと逆走した。不安が的中した。