足立美術館は、17年連続で庭園ランキング日本一に選ばれているように、所蔵する美術作品よりも庭園の評価の方が高い印象を受ける。
国内外から、年間50万人以上の観光客が訪れるが、5万坪に及ぶ広大な庭園鑑賞を目当ての人が圧倒的に多く、見物スポットで写真を撮る人が絶えず、相変わらずの混雑ぶりだった。
創設者の足立全康の「庭園も一幅の絵画である」とのポリシーが、「枯山水庭」や「白砂青松庭」など6つの構成に行き届いている。また、庭園を絵画のように眺めるため、「生の額絵」や「生の掛軸」の仕掛けも意匠を凝らし、芸術作品にし上げている。
作庭技術も見事だが、この庭園を、一層、引き立てているのは、「借景」で、山の稜線を縁取る雑木が整然と剪定され、一部の隙も見当たらない。
この借景が無ければ、まったく引けを取らない素晴らしい庭園は、日本国内に数多い気がする。
国内外から、年間50万人以上の観光客が訪れるが、5万坪に及ぶ広大な庭園鑑賞を目当ての人が圧倒的に多く、見物スポットで写真を撮る人が絶えず、相変わらずの混雑ぶりだった。
創設者の足立全康の「庭園も一幅の絵画である」とのポリシーが、「枯山水庭」や「白砂青松庭」など6つの構成に行き届いている。また、庭園を絵画のように眺めるため、「生の額絵」や「生の掛軸」の仕掛けも意匠を凝らし、芸術作品にし上げている。
作庭技術も見事だが、この庭園を、一層、引き立てているのは、「借景」で、山の稜線を縁取る雑木が整然と剪定され、一部の隙も見当たらない。
この借景が無ければ、まったく引けを取らない素晴らしい庭園は、日本国内に数多い気がする。