プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★足立美術館②庭園の美

2020-11-10 08:06:21 | 旅行記
 足立美術館は、17年連続で庭園ランキング日本一に選ばれているように、所蔵する美術作品よりも庭園の評価の方が高い印象を受ける。

 国内外から、年間50万人以上の観光客が訪れるが、5万坪に及ぶ広大な庭園鑑賞を目当ての人が圧倒的に多く、見物スポットで写真を撮る人が絶えず、相変わらずの混雑ぶりだった。

 創設者の足立全康の「庭園も一幅の絵画である」とのポリシーが、「枯山水庭」や「白砂青松庭」など6つの構成に行き届いている。また、庭園を絵画のように眺めるため、「生の額絵」や「生の掛軸」の仕掛けも意匠を凝らし、芸術作品にし上げている。

 作庭技術も見事だが、この庭園を、一層、引き立てているのは、「借景」で、山の稜線を縁取る雑木が整然と剪定され、一部の隙も見当たらない。

 この借景が無ければ、まったく引けを取らない素晴らしい庭園は、日本国内に数多い気がする。

★足立美術館①コロナのおかげ?

2020-11-09 08:32:19 | 旅行記
 金沢から安来までは、長時間の移動なので、かなりきつく感じた。

 11月6日、家を出たのが午前6時。金沢駅7:15発の特急「サンダーバード」で、新大阪で「のぞみ」に乗り継ぎ、岡山からは特急「やくも」で、安来に着いたのが13時25分。

 駅前から、シャトルバスで約15分で足立美術館に着く。宿泊は、安来駅から一駅の米子駅前のホテルにしたので、閉館までゆっくり見学した。

 6年前に訪れた時、もう二度と機会に恵まれないと思っていたが、新型コロナのおかげで実現した。と言うのも、世界一美しい庭園を見物に来る外国人観光客が多く、背伸びして見る混雑ぶりだった。

 今年は、日本人のツアー客が、次々に到着したが、館内の喫茶室で、これが見納めだと思いつつ、ゆったり気分で庭園を眺めることが出来た。

★初のGoTo体験

2020-11-05 08:18:53 | 日記・エッセイ・コラム
 明日から、2泊3日の日程で、足立美術館と備中松山城を訪ねる。

 GoToトラベルを初めて利用するが、JTBに手配を依頼した時、代金があまりにも安くて驚いた。

 ついては、JR西日本が期間限定で実施している「どこでもドア」切符を利用すると、GoToと併用ができたので、破格の料金になった。

 正規の旅行代金は、全てグリーン車を利用すると、二人で約15万円(交通費11万+宿泊費4万)だが、「どこでもドア」切符を使うと、交通費が4.6万。

 これに、GoTo(35%割引+15%の地域共通クーポン券)が適用されるのだから、嬉しさと驚きが相半ばした。

 次回更新は、8日の予定。

★「文化の日」=「いいおっさんの日」

2020-11-03 08:34:10 | 日記・エッセイ・コラム
 11月3日は、国民の祝日に関する法律では、「文化の日」だが、「いいおっさんの日」でもあるそうな。

 祝日の趣旨は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」とあるので、アニメ文化を享受する若い世代が、「いいおっさんの日」と呼ぶのも自由かも知れない。

 むしろ、新型コロナに怯えることなく、自由奔放に生活できればそれに越したことはない。

 「文化の日」は、明治天皇の誕生日にあたるが、明治は遠くなりにけりで、「いいおっさんの日」と置き換えても眉をしかめる必要がなさそうだ。

 貧困にあえぐ国では、暴動や略奪が起き、世情が不安定なので、政治に関心が強くなる。政治に無関心で生活できるのは、社会が安定し、社会活動が好転している証左でもあろうと、「いいおっさん」?(^_-)-☆

★GoTo連鎖症候群(完):軸不動で

2020-11-02 08:12:56 | 日記・エッセイ・コラム
 GoToキャンペーンのスキームは、アベノミクスの最初の「3本の矢」の公共事業の促進と同じで、短期的な景気刺激の効果は期待できる。

 しかし、あくまでも、消費を刺激する起爆剤であって、本来の正常な経済活動ではないので、終期を見極めておかないと、副作用が怖い。

 菅総理が、オリンピック開催の決意を述べたので、それなら五輪開催時まで期間延長しても反対しない。新型コロナ対策を徹底し、選手も観客も安心して参加できれば、自ずと経済再生の前途が拓ける。

 政府が、「総合的・俯瞰的」な観点と称して、余計な指示をしないで、実行を民間に任せれば、点と点を結び、線にするだけではなく、線をこよりにする知恵を持っている。

 政策の軸さえぶれなければ、ハードルが高くても、日本人のポテンシャルは高い。