まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

買いすぎた!!

2013-06-16 22:18:59 | Weblog

蒸し暑い日が続きますが、みなさま如何お過ごしでしょうか?


湿気が酷くてイヤになります(-_-;)


先々週に縮毛かけたのでいくらかマシですが、


まだかけてなかったら凄いことになってたでしょう。


仙台はまだ梅雨入りしてないらしいのよ。


なんてこったい・・・



それより、今結構セールやってるよね~。


ついつい色んな物が欲しくなっちゃってさ(‐∀‐;)


 


ネイビーのワンピ、4,700円の30%オフ。






水色の2WAYバッグ、4,700円の30%オフ。






水色のサンダルは20%オフになってて3,150円。



なかなか安く買えました♪


そして知らぬうちにトータルコーディネイト!?


全て青系に(笑)


いや、でもこのトータルコーディネイトは微妙か? (・ω・;)?


合わなそうだな。


まぁ、これでコーディネイトしようと思ってないからいいんだけどね。


あと今は赤いバッグとサンダルが欲しい。


けどなかなかいいのに巡り会えないんだよね・・・


セールやってるうちに巡り会いたい。

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BLEACH 59巻

2013-06-15 23:01:40 | マンガ

   

霊王宮の麒麟寺と曳舟の下で傷を癒した一護と恋次は、
次の零番隊員が待つ「鳳凰殿」に向かう。
一方、総隊長となった京楽の命で、
中央地下大監獄「無間」へとやって来た更木。
そこには、静かに微笑む卯ノ花の姿が!?





衝撃の事実盛り沢山!! ∑(゜Д゜;)


卯ノ花隊長・・・怖っ!!


初代剣八だったなんて。


卯ノ花隊長と剣八の戦いが壮絶。


そしてとうとう剣八の斬魄刀の名が!?


一護父、まさか志波家の人間だったとは・・・


確かによくよく顔を見るとその筋の顔立ち。


海燕と一護が似ているのはそのせいだったのね~。


そして一護母はこれまたまさかの滅却師だったなんて!!


漸く一護出生の秘密が明らかになるのかな。


零番隊のキャラが濃すぎた(笑)

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TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~ TAKE9

2013-06-15 22:35:29 | ドラマ

TAKE9

『最終章・前~裏切り最後の晩餐』





笹原に拳銃を向けられた帆村。

絶体絶命の中、笹原の上に布が落ちてきて、

その間に帆村たちTAKE FIVEメンバーは逃げた。



バーに帰って来たメンバーは、もし帆村が捕まっていれば、

自分たちも道連れになっていたんだと責める。

自分たちにはまだやらなければならないことが残ってると。

20年前の真実を見つけなければならない。

これから自分たちは何をすべきなのかと帆村に問う。



その頃、警察が回収した『ルクレツィアの肖像』を、

誰かが偽物と入れ替えていた。


『これはお前の指紋だ』


『ルクレツィア』の写真の裏に

そう書かれていたのを持っていた犯人。



笹原は帆村を撃てなかったと増田に言う。

憎い相手だったのにと困惑気味の笹原に、

撃てなかったことは成長だと増田。



笹原は『ルクレツィア』を見に行く。

だが何かが気になる笹原。

そこへ岩月の同僚・香川がやって来て、

これが本物かどうかを鑑定すべきだと言う。



その頃、岩月は20年前の事件で亡くなった

帆村父の発見された状況の報告書をコピーを

帆村に見せていた。

牢屋の中で発見された時、既に虫の息だった帆村父。


「まるで、最後の晩餐・・・」


最後にそう呟いたと。

またしてもダ・ヴィンチ。


帆村父はキリストと同じように仲間に裏切られたのか。

あの中に裏切り者がいたとすれば後藤だろうと。

もしや、後藤が盗みに入ったのを、帆村父が止めたのではないか・・・

笹原の父を殺したのは後藤だった。

だから帆村父が逮捕されても絵は戻ってこなかった。

そう考えるメンバーたち。

だが後藤はもういない。

事情を知っているのは小堀だと。

帆村は警察署から小堀を盗み出せばいいと言う。

岩月の協力の元、小堀を盗み出すことにしたTAKE FIVE。



笹原は帆村に会いに大学へ。

しかし帆村は暫く大学を休むとのことだった。

帆村の机の上にあったペットボトルをこっそり回収する笹原。



『ルクレツィア』の額から犯人の指紋が

検出されるか調べていた警察。

しかし、誰の指紋も検出されなかった。

誰かが綺麗に拭いたようだと・・・



小堀の取り調べをする笹原はそのことを伝え、

自分も『ルクレツィア』に触っておけば良かったと。

そんな笹原に何故?と問う小堀。

『ルクレツィア』の首元に違和感を感じたとの言葉に、

小堀は笑い出した。

そのことに気づいたのは2人目だと。

そして特別にひとつだけ話をしてやると言った。


「私が持っていたのは、本物のルクレツィアだ。」


だがそれ以上は何も答えない小堀。

明日また聞くと言う笹原に、

自分に明日はないかもしれないよと小堀。



TAKE FIVEは小堀を盗む作戦を決行。

岩月が看守にドリンクを差し入れをし、眠らせている間に、

帆村たちは正面から堂々と警察署へ入る。



小堀の牢に誰かが忍び込み、

眠っている小堀の首を絞めた。



小堀の入った牢が開いているのを見た帆村。

すると、牢の影から何者かが飛び出して来て、

帆村を殴り、新美に体当たりして逃げて行った。

帆村は額から血を流し、血を触った手で牢の柵に触ってしまう。

小堀は心配停止状態で、すぐに心マをする帆村。

小堀が何か言おうとしているのに気づいた帆村は手を止める。

そして小堀は呟いた。


「最後の晩餐・・・」


小堀はそのまま意識を失った。


なんとか小堀を運び出すのに成功したが、

南は意識が戻るかどうかは全く分からないと。



一方、警察署では牢に残されていた血痕を調べた。

そして帆村のものと判明。



すぐにバーに向かった笹原。

バーテンに帆村はどこだと聞くが知らないと言われる。

店の中を好きに探せばいいし、好きに待てばいいと言われ、

取り敢えず引き上げることにした。


バーテンが店の奥に行くと部屋があり、

その中に帆村と南、小堀がいた。

助かったと帆村。



帆村はバーテンの名前を思い出した。

小堀隆。

小堀杏子の息子だった。

面接の時、名前などどうでもよく採用したよう。


「この店には愛がある。」


母にそう言われたと隆。

確かにそうだと帆村。

そこに笹原と矢野がやって来て、帆村に任意同行を求める。

牢についていた血液が帆村のものだったと。

新美は帆村のDNAをどこで手に入れたのかと。

任意でないDNAは証拠にはならないと言う。

そこへ岩月が現れた。


「任意でないというなら、任意にしてしまえばいい。

帆村さん、あなたのDNAを調べさせて下さい。」


メンバーたちが困惑する中、岩月は言う。


「TAKE FIVEを捕まえるためには、これしかなかった。」


プランBのよう。

犯罪者を逮捕するには彼らに混じるしかなかったと岩月。

見事なものだと岩月を褒める帆村。

そして小堀を救い出したのは自分だと言い、

岩月に逮捕される。

それを複雑な気持ちで見ていた笹原。



父の仇の息子が逮捕された。

犯罪者を逮捕したはずなのに、何かが晴れない。


「何が目的なんですか?」


岩月に聞いた笹原。

仲間を裏切ったのには理由があるのではないかと思ったと。

『ルクレツィア』の謎を、

これ以上 帆村に探られたくなかったのでは?と。

岩月は笹原に忠告する。


「もうこれ以上、あの絵には関わらない方がいい。」



単独行動した父、単独で接触していた岩月。

2人は似ている。

その時、笹原はひとつの推測を出す。


父は本当に絵を守ろうとしたていたのか。

もしかして絵を盗もうとしていたのではないか。

だからセキュリティを解除出来、

簡単に泥棒を入れることが出来たのではないか。



牢屋にいる帆村に会いに行く笹原。

笹原の不安そうな顔に、

どちらが檻に入れられてるか分からないなと笑う帆村。

笹原は自分が出した推測を話す。


「私の父は貴方たち泥棒に手を貸したのかもしれない。

そこで仲間割れになり、父は殺された。」


もしそうだったとしたら、自分が追っていた20年間の

父の背中が全部間違いになってしまう。

何が正しいのか分からないと笹原。


「あなたが知っていることを教えて下さい。」


しかし帆村も20年前のことは知らない。

自分もその真実を知りたいと思っていると。


「今は、あなたが信じられるものを信じる。 そうすべきです。

檻に入ってるのは私ですよ。」


そう言い、笑顔を見せる帆村。



『ルクレツィア』の鑑定結果が出た。

なんと偽物とのこと。


何が正しいのか・・・

あの時、小堀は確かに自分が持っていたのは本物だと言った。

本物は何処へ?

笹原は矢野に電話をする。

その時、突然背後からスタンガンで襲われ倒れ込む。

犯人は笹原を何処かへ連れて行く。

倒れた場所には父の形見の腕時計が・・・





岩月はまだ何かありそうだ。


仲間を裏切ったと見せかけておいて、


実は計画の一部だったみたいな?



帆村父と小堀の首を絞めたのは同一人物なのかな?


いや、でも帆村父は20年前だしなぁ。


香川が怪しいけど20年前は・・・警察にいないだろう。


すると年齢的に増田なんだけど・・・


小堀の時のシルエットを見る限り増田っぽくないような?


警察内部にも複数いるのか?



次回最終回。


20年前の真実は?


そして愛ある盗みは出来るのか?


帆村と笹原の関係も気になるね。





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ラスト・シンデレラ 第10話

2013-06-14 22:01:54 | ドラマ

第10話

『お前は俺が守る』

桜は、広斗が自分に近づいたのは
千代子のためだったと知り、パーティー会場を飛び出す。
広斗は、桜の部屋のチャイムを鳴らし、
ドアの向こうで必死に謝罪する。
そこへ、凛太郎が隣室から現れ、広斗を帰らせる。
翌日、いつものように美容室に出勤した桜を、
事情を知るスタッフたちが、さりげなくフォローする。
閉店後、桜は凛太郎たちとゲームセンターに行くことに。
店を出た桜に広斗が声を掛けるが、
桜は完全にガードされ、話をすることができない。
一方、今まで結婚式を挙げていなかった公平と美樹は、
教会で挙式することを決める。
それを桜と志麻に報告した美樹は、
桜がつらい時に、と恐縮するが、桜は笑顔で祝福する。





またしても千代子!! (ー'`ー;)


広斗に頼りすぎだし縛りすぎ。


広斗もいい加減いうこと聞くのやめろよ。


桜は凛太郎との方が幸せになれると思うな~。


素でいられるし。


一緒にNY行っちゃえ!!





第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

第8話 第9話

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潜入探偵トカゲ 第9話

2013-06-14 21:05:30 | ドラマ

第9話

『最後の潜入~黒幕の正体と事件の真相を暴け!!』

裏社会の情報網を操る「クモ」と呼ばれる男につながる
重要人物・小田桐元総理が殺害された。
その容疑者・寺島は指名手配されるが、行方は不明。
警察内部では、クモに警察の捜査情報を流していたスパイも
寺島と決定付けられた。
しかし洋子は、誰かが罪をなすり付けようとしているのかもしれないと、
独自で捜査を始める。
一方、織部(通称トカゲ)は岸森から、警視庁に呼び付けられる。
岸森は「寺島に関する捜査報告書」を提出するよう依頼し、
トカゲに警視庁への復帰を促す。
そんな中、新たな殺人事件が発生する。
殺害されたのは警備会社の専務で、
数日後の数億円現金輸送を担当していた人物だった。
輸送ルートを盗まれたことから、背後にクモの存在を感じた岸森は、
トカゲに現金輸送車の運転手になるよう依頼する。





山根が怪しすぎるんだけど、


やっぱそれじゃ当たり前すぎかな~(-_-;)


なんだか岸森も怪しくなってきたし、


ホント一体誰がスパイなんだよ~!!





第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

第8話

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家族ゲーム 第9話

2013-06-13 23:50:35 | ドラマ

第9話

『吉本の衝撃の過去! 崩壊の先に・・・』





吉本が出て行った後の沼田家は崩壊したまま。

誰一人言葉を発さず、片付けもしない。


佳代子はスーツケース片手に家を出て行く。

一茂はスーツを着て一応職探しに行くが、

しょうもないプライドが邪魔して見つからない。

茂之は引きこもりに逆戻りしゲームばかりしていたが、

園田からメールをもらい学校へ。

慎一は学校を辞めたため怠惰な生活をしていた。



『沼田慎一。 平成9年11月14日生まれ。 AB型。

幼い頃から優等生を演じていた。

全ては親の期待に応えるためだった。

文武両道。 仲間に信頼され可愛い彼女もいて

いつの間にか俺自身も本当の自分を見失っていた。

そんな時だった。 吉本荒野に出会ったのは。

吉本は初めから俺の本性を見抜いていた。

兎に角あいつの存在が鬱陶しかった。

俺は吉本を辞めさせるために人殺しの過去を暴いたが 

家族は俺より吉本を選んだ。

唯一信じていた立花真希も吉本とグルだった。

吉本は散々弄んだ揚げ句、まるで遊び飽きたオモチャのように

俺たち家族を捨てて姿を消した。

残された俺たちは互いの責任をなすりつけて

文字通り崩壊していった。

俺は高校を辞めて怠惰な日々を過ごしていた。

こんなはずじゃなかった。

あいつがいなければ俺は東大目指して頑張っていたんだ。

あいつが全てを奪ったんだ。 全てをあいつが・・・」



カッターナイフを手にしていた時チャイムが鳴り、

出て行くと飛鳥だった。



学校に行った茂之。

今は山尾が虐めのターゲット。

茂之がされていたことを今度は山尾がされていた。



飛鳥は慎一に万引きの写真を渡す。

なんで先生に渡さなかったのかと言う慎一に、

好きなんだから渡せる訳ないと飛鳥。


「吉本も私が渡せないって分かってたんだと思う。」


「じゃあなんでこんな物・・・」


「試したんじゃないかな。 私ならどうするって。

それを見てもまだ好きでいられるのか。

それを見ても慎一を止めてやれないのか。」


「違うよ。」


「きっと吉本には吉本の考えが―」


「違うっつってんだろ!! お前は騙されてんだよ。」


「認めたくないだけでしょ? 吉本のこと。」


「はっ? 何言ってんだよ。」


「自分の欠点を言い当てられて

何も言い返せないから反抗するように高校まで辞めて。」


「おい、ふざけんなよ! それ以上言うなよ!

あいつは関係ないんだよ!!」


飛鳥を押し倒し襲いかかる慎一。

そこへ一茂が帰って来た。

慎一は家を飛び出して行く。



吉本のアパートに行った慎一は、

鍵がかかっていたので消火器で壊し中へ入る。

部屋の中は空っぽで、床にチラシなどが置いてあった。

劇団のチラシに水上沙良の名前で真希が載っていた。



劇団に行った慎一は真希を見つける。

吉本の告発DVDに出ていたのも劇団員だった。

真希にどういうことだと問い詰める慎一に、

ご飯ご馳走してと真希。


食事に行った2人。


「まあ、一言で言うと全部嘘。

私の名前は水上沙良。

清楚で天然入った浅海舞香に悲劇のヒロイン立花真希。

どっちも演技なかなか上手かったでしょ?

で、あなたが知っている田子雄大の過去も全部嘘。

ごめんちゃい。 許してくれる?」


「田子は何処ですか?」


「さあ? 私も知らない。」


「しらばっくれんな。」


「ホントだって。 私だって今回初めて手伝ったんだもん。

っていうか会うのも8年振りだったし。」


「田子とあんたはどういう関係なんですか?」


「カッター見えてるよ。

まあ、殺したい気持ちは分からなくもないけど、

全部君たちを思ってやったんだよ。」


「よく言うよ。 家族を壊しておいて。」


「そっちこそ、私たちのこと何も知らないくせに。

ずっとムカついてたんだよ。

8年前のことがあまりにも違うから。

吉本荒野が被害者だなんて許さない。

先生はそれでもいいって言ってたけど、

私はそれじゃ納得出来ないの。」


「先生?」


「田子雄大と私は教師と生徒。

自殺した真田宗多は私の幼馴染みだったの。

教えてあげるよ。 8年前の真相を。」



8年前の回想。



職員室のやって来た沙良と宗多。

沙良は吉本が好きらしく、

好きだと言っていたポニーテールを見せに行く。


田子といた宗多は吉本のことを聞く。

4月から来た先生だと。

すると沙良がやって来て説明する。


「吉本荒野。 教頭先生の甥っ子で、

去年教育実習を終えたばかりの新人教師。

東大出身でスポーツも万能優しくてカッコイイ。

口癖はいいねえ。」


「よく知ってるな。」


「まあね。 あっ、それより買って来てくれた?」


「ああ・・・」


マスコットを出す田子。


「えっ? 何これ。」


「お土産。」


「えっ? ちょっと待って。

私たちが頼んだのはこれ。 どう見ても違うでしょ。」


「ツアー初日の飛行機に間に合わなかったんだよ。」


「出た。 誰か生徒の相談乗ってたんでしょ?」


「んっ? う~ん・・・まあいいじゃない。

これ徹夜して作ったんだぞ。」


「えっ? 徹夜でこのクオリティー?」


「水上の分も今日作ってあげるからな。」


「私いらない。 恋愛成就どころか縁起悪そうだし。

ほら、宗多も返しなよ。」


「いや、僕はこれでいい。 ありがとうございます。」


「どういたしまして。」



宗太と帰る沙良。

沙良は吉本にラブレターを出したと。


「へえ~。 お守り貸そうか?」


「いらない。」


「あっ、ちょっ・・・お守り忘れた。 取りに行ってくる。」


「いいよ あんなの効果ないから。」


「駄目だよ。 先帰ってて。」



お守りを取りに戻った宗多は、

教室にいた吉本たちを目撃。

生徒が置いていった教科書をズタズタに切り裂いていた。

他の先生にも強要する吉本。

教頭の甥っ子だから拒否出来ず、同じことをする丸川と西口。

その様子を写真に撮る吉本。

その時、宗多は物音を立ててしまい吉本に気づかれる。

宗多に近づき、仲良くしようと牽制する吉本。



翌日、職員室にやって来た宗多は、

田子に相談しようとするが吉本に気づかれ声をかけられる。

逃げるように出て行った宗多。


「いいねえ。」



宗多の腕を後ろで縛り、暴力を振るう吉本。

丸川と西口も一緒。

誰かに傷を指摘されたら父親にやられたと言えと吉本。



様子がおかしい宗多に声をかけた田子が傷に気づいた。

屋上で話をする2人。


「父に・・・父にやられました。」


「本当か? ホントにお父さんがやったのか?

もしそうならお父さんと話しないとな。」


「違うんです。 ち・・・違うんです。 言ったら殺されます。」


「心配するな。 俺が守ってやるから。」



職員室では吉本の周りに教師たちが集まっていた。

また生徒に告白されたと手紙を手に言う吉本。

そこへ田子がやって来て、ちょっといいかと連れ出した。



誰もいない教室で話す田子と吉本。


「なんですか? 話って。」


「真田宗多のことです。」


「ああ。 父親の家庭内暴力に遭っている・・・」


「いいえ。 父親は暴力など振るっていません。

真田に暴力振るっているのは・・・あなたですよね?

教師が生徒に虐めなんて。」


「嫌だなあ~。 怖い顔して。

ただのストレス解消じゃないですか。

あっ、良かったら先生もやりますか?」


吉本の手を振り払う田子。


「いいねえ。 田子先生は教頭の後ろ盾を恐れて

僕に付き合ってくれる丸川や西口とは違うっていう訳だ。」


「もう真田には近づかないで下さい。」


「僕ばっかり悪者にしないで下さいよ。

あいつだって結構楽しそうでしたよ。」


「あなたには真田の痛みが分からないんですか?」


「先生、僕は生まれてこの方挫折を知らないんです。

親の期待に応えて常にヒエラルキーの頂点に君臨してきた。

だから弱者の気持ちなんて分かる訳がない。」


「それが教育者の言うことですか?」


「僕は人間を支配したいんです。

僕にとって教育とは実験なんです。

意のままに操れる人間を育てるにはどうしたらいいか。

つまり生徒はモルモットって訳です。」


「本気で言ってんのか?」


「冗談ですよ。 分かりました。 もうやりません。」


「お願いします。」


「丸川先生や西口先生にも言っておきますね。」


田子が出て行った後、吉本が言う。


「新しいモルモットが増えたって。」



吉本にはちゃんと話したと宗多に言う田子。


「なんでも1人で背負い込むな。

俺で良かったらいつでも力になるから。」


「はい。」


その様子を写真に撮る吉本。


「いいねえ。」



職員室に田子が入って行くと教頭に呼ばれた。

吉本がこんなのを見つけたと、

田子が女子生徒と性行為に及んだという告発文を見せられる。

何もしていないと言う田子に、

分かってるが生徒にも知れ渡ってると教頭。



「あんたの仕業だろ?」


「何の話ですか?」


「これだよ。 あんたがやったんだろ?」


「心外だなあ。 折角黙っててあげたのに。

この前生徒に告白されたって話した時に

田子先生に呼ばれたじゃないですか。

実はあの時、女子生徒を紹介してくれって脅されたんですよ。」


「えっ?」


「ホントかよ、田子先生。 もしかしてその生徒と・・・」


「いや違う・・・何言ってんだ? そんな訳ないじゃないですか。」


「落ち着いて下さいよ。 ほら、こっち行きましょう。」


廊下に田子を連れ出した吉本。


「どっちの方が信頼されてるか考えてみろよ熱血教師。

今度俺に盾突いてみろ。

お前の人生台無しにしてやるかんな。」



告発文を見て「一体誰がこんなこと」と沙良もビックリする。


吉本はまた宗多へ暴力を振るう。


「お前にはもっと刺激の強い教育が必要みたいだな。」


父兄たちが学校にやって来て、

田子を辞めさせないのかと詰め寄る。

田子は生徒たちからも避けられ、職員室でも孤立していった。



宗多に声をかけられた田子。

また吉本に暴力を振るわれていることを伝えようとするが、

既に田子には受け止められる余裕はなかった。


「そんな訳ないだろ。 きっとお前の思い過ごしだよ。」


「違います。 お願いです。 助けて下さい。」


「問題は解決したんだよ。」


「本当です。 信じて下さい。」


「少しはさ、俺の立場も分かってくれよ。」


「ですよね。 迷惑かけてごめんなさい。」


2人の会話を聞いていた吉本。


「いいねえ。」



体育倉庫にやって来た沙良は、

宗多が縛られているのを目撃。

沙良は吉本に呼び出されたよう。

自分のことを好きなら、その証しにここで脱ぐよう強要された。

逃げろと言う宗多に、沙良が脱がなければ宗多が傷つくと吉本。

「嫌だ」と言う沙良の言葉に、ナイフを取り出すし宗多を刺す。


「もうやめて! 分かったから。」


「おお。 いいねえ。

ちょっと刺したぐらいで大袈裟なんだよ。

これで君の写真を撮って田子先生の鞄に入れたら

出回っているチラシが真実になっちゃうねえ。

そうなったら田子先生は社会的に抹殺されたも同然。

教職はおろか惨めな人生を送ることになる。」


やめろと必死に訴える宗多を容赦なく蹴る吉本。

そして沙良にさっさと脱げと命じた。



翌日、沙良の裸の写真とデジカメを持ち、

帰って行く田子を追いかけた吉本。


「田子先生。

水上沙良が欠席した件でお話ししたいことが。」


そこへ宗多が現れ、吉本の鞄を奪おうとして

鞄の引っ張り合いになった2人。

バランスを崩した吉本が階段から転落。

宗多はカメラと写真を持って逃げて行く。

田子はすぐに救急車を呼んだ。



沙良と慎一。


「吉本を突き落としたのは真田宗多。」


「田子先生と私を守るために。」



学校では緊急会議が開かれていた。

丸川が田子が吉本を突き落としたんじゃないかと疑う。

田子は何も答えない。

その時、宗多から電話があり、職員室を出て行く田子。


「もしもし? 今何処にいる?」


「こんなはずじゃなかったんだ。」


「分かってる。 場所を教えてくれ!」


タクシーで宗多のところに向かいながら、電話で話を続ける田子。


「あいつに・・・吉本にずっと虐められてて。

しかも沙良ちゃんまで・・・」


「水上? 水上がどうした?」


「倉庫に呼び出して裸の写真を・・・

脱がなきゃ僕を傷つけるって。 だから僕を助けるために。」


「なんでそんなこと・・・」


「田子先生が撮ったことにして教師を辞めさせるって。

だから僕・・・僕・・・」


「お前、俺と水上のために・・・」


「先生・・・怖いよ。」


「大丈夫。 すぐ行くから。」


山の中に入って行く田子。


「どんな小屋だ? 目印はあるか?」


「分からない。」


「どんな些細なことことでもいい。 教えてくれ。 何処だ?」


「先生・・・もういいよ。 僕が死ねば全部解決する。」


「何言ってんだ! バカなこと言うな。」


「僕が生きてたら洗いざらい話さなきゃいけなくなる。

そしたら先生や沙良ちゃんに迷惑がかかる。」


「そんなこと考えなくていい。」


「嬉しかったんだ。 先生が力になるって言ってくれた時。

凄く嬉しかったんだ。」


「やめてくれ・・・そんなこと言わないでくれ。

俺はお前を・・・自分の立場を守るために・・・

お前を裏切ったんだ。」


「先生は・・・悪くないよ。」


「違うんだよ。 俺は・・・お前の気持ちを踏みにじったんだ。

なあ真田。 俺に謝らせてくれ。 お前の前で謝らせてくれ。

だから頼む。 死なないでくれ。」


「ありがとう。 それだけで充分だよ。」


「やめろ。 やめてくれ。」


「今、先生にもらったお守りを握り締めてるんだ。

このお守りにお願いしてもいいかな?

もう二度と・・・僕みたいな弱い人間が生まれませんように。

もう二度と・・・吉本みたいな怪物が生まれませんように。

先生・・・僕、強くなりたかったよ。」


「何処にいるんだよ!!」


「先生、ありがとう。 さようなら。」


「駄目だ。 駄目だ、死ぬな!!

真田! 真田!! 頼む、返事してくれ!

お願いだ。 返事してくれよ。 あったぞ。 真田・・・」


小屋を見つけ入って行った田子が見たのは、

ナイフで手首を切って息絶えた宗多だった。

宗多の側にはお守りが・・・

宗多を抱きしめ泣く田子。


山の中で血まみれの手でお守りを握り締め、

叫び声をあげる田子。



「これが田子先生から聞いた8年前の真相。」


言葉が出ない慎一。

そこへ電話がかかって来て、すぐ行くと伝える。


「他にまだ聞きたいことがあるんで。」


「だったらまた今度。

もう逃げも隠れもしないからさ。 ご馳走様。」



慎一が家に帰ると家族が揃っていた。

家を売ることにしたと一茂。

明日不動産業者が来るとのこと。

佳代子は離婚したいと離婚届を出す。

一茂がサインしようとするのを必死に止める茂之。

そこへ吉本がやって来た。


「は~い!!

呼ばれてないのにジャジャジャジャ~ン。」


一斉に吉本を見る沼田家の面々。


「いいねえ。」





本物の吉本が想像を上回るクズでビックリよ!!


あれは最早人格破綻者。



沙良同様、あたしも納得行かない!!


眠ったままなんて許せない。


社会的制裁を与えて欲しい。


挫折を味わえ!!


あんなことしててホントに誰も気づかなかったの!?


教頭は慎一と沙良が家に行った時に、


あんなこと言ってたくらいだからホントに知らなかったんだろうけど。


めでたいよね。 バカだよね。


一緒に虐めてた先生たちも保身の為にずっと隠してるんだろうね。


今も現役で先生してると思うと反吐が出るよ!!(ー'`ー;)



それに比べて田子先生の可愛さときたら。


翔くん、迫真の演技でした!!


泣けましたよ、ホントに・・・



で、沼田家に舞い戻って来た吉本@田子先生は、


一体なんのために戻って来たのか。


気になりますね~。


100万返してってだけだったら笑えるけど。



田子の過去を知った慎一はどんな反応をするのかも気になる。


ってか、アパートのドアノブ壊して器物破損で捕まるぞ(笑)



それより、あんな汚れたままで不動産業者に家見せるのか?


値がつくのか?



次回が最終回なんて寂しすぎるわ。





第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

第8話

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猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち / 大山淳子

2013-06-12 21:59:14 | 小説・その他本

   

お見合い30連敗。冴えない容貌。でも天才。
婚活中の弁護士・百瀬太郎は猫いっぱいの事務所で
人と猫の幸せを考えている。
そこに舞い込むさらなる難題。
「霊柩車が盗まれたので取り戻してほしい」。
笑いあり涙ありのハートフル・ミステリー、堂々誕生!





ハートフルミステリーというだけあって、


全体的にほんわかする話だった。


最後はまとめてハッピーエンドってところもいい。


けど依頼や事件よりも気になったことが・・・


自分が好きだからって百瀬に合わなそうな


お見合い相手をずっと紹介してたなんて、


大金払ってるのに酷すぎると思ってしまったよ(‐∀‐;)


まぁ・・・終わり良ければ全て良しって感じなのかな?


納得行かないけど。


あたしならお金返して欲しい(笑)

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& 6巻

2013-06-12 20:50:13 | マンガ

   

昼は医療事務として働き、夜はネイルサロンを開いている薫は
19歳年上の医師・矢飼と恋愛関係に。
院内で立ち上げる新設部署の医師事務スタッフに名乗りを上げ、
新たな資格取得に励み出した。
一方、矢飼は自分の過去や年齢差が枷となり、
薫との関係を深めることに逡巡を見せていたが
彼女から向けられる真っ直ぐな愛情に胸を熱くして───。
そんな折、ネイルサロンにひとりの客が訪れる。
矢飼の知り合いだという女性・清水は薫に対し、
辛辣な“正論”を振りかざして…。
新たに芽生えた不穏の種に、心がとまどい揺らめく第6巻!





折角上手く行っていた2人の関係が、


あの女の登場で不穏な空気になりつつある。


正直、矢飼先生が腹くくれば解決するのでは?と


思ったりするんですがね・・・


けどいい大人だからこそ考えるところもあるんだろうな~。


なかなか上手くはいかないもどかしさ。


2人には幸せになってもらいたいんですけどね。

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ガリレオ 第9話

2013-06-11 23:18:23 | ドラマ

第9話

『攪乱す(みだす)』





『親愛なる警察の諸君へ

私は悪魔の手を持つ者である。

その手を使えば自在に人を葬ることができる。

警察には私を止めることはできない。

悪魔の手は人間には見えないからである。

警察は被害者の死を事故と判断するしかない。

愚かな君たちはこの警告文を悪戯と決めつけるだろう。

そこでまずはデモンストレーションを行う。

それによって君たちは私の力を思い知ることになる。

自分たちでは手に負えないと思うなら

例によってT大学のY准教授に助けてもらえばいい。

これはどちらが真の天才科学者かを決める勝負でもある。

では准教授によろしく。 悪魔の手』


警察に犯行声明文らしきものが届いた。

そこへ美砂に湯川から電話が。

湯川にもその手紙が届いたらしい。



男性がビルから落下。

犯人は2通目をポストに投函。



湯川の研究室へやって来た美砂。

警察にも湯川にも2通目の手紙が届いた。


『予告どおり悪魔の手のデモンストレーションを行った。

上田重之なる男を転落死させた。』


最初の手紙が届いた日に上田重之が

転落死していることが分かったと美砂。

上田はガラス窓清掃員でパチンコ店のガラスを清掃中に転落。

警察は死亡事故との関連を調べてるが

今のところまだ何も分かってないとのこと。

美砂のせいでこんなことに巻き込まれていると湯川。

週刊誌にも湯川のことが記事になっていた。


「この記事の件はすいませんでした。

でも悪魔の手がこれを見て思いついたイタズラなら

事件性はありませんよね?」


「僕に届いた2通目の手紙の裏を見ろ。」


そこにはインターネットのアドレスが書いてあり、

アクセスすると映画のサイトに繋がった。


「こんな書き込みがあった。

『私は3日に見に行きます。

感動のあまり落ちないようにしないと。

品川のパチンコ店より愛をこめて。 窓拭き清掃員』

これが書き込まれたのは6月2日。」


「えっ? 6月2日!?」


「上田さんが転落死する前日。

これを 犯人からの犯行予告と読めなくもない。」


「悪魔の手は本物ってことですか?」


「何をもってして本物と言えるかどうかは分かりませんが。

事件前日に犯行予告が書き込まれて

その通りに人が死んだとなったらもうイタズラとは言えないじゃない。

湯川先生の知り合いの科学者で

そういうことをしそうな人はいますか?」


「誰だ?」


「分からない。 僕が知ってるのは彼らの実績だけであって、

人間性についてはほとんど何も知らない。 思いつかない。

ただ手紙の差出人が科学者を名乗るのであれば

悪魔の手はオカルトではなくなんらかの根拠のある

科学的な方法である可能性は高い。」


科学者の中で湯川を嫌いな人はいるかと美砂に、

いるだろうが気にしないと湯川。

栗林を疑い出した美砂に、

湯川は栗林にそんな酷いこと出来る訳がないと。

何がなんでも手伝ってもらいたい美砂だが、

自分たちを巻き込むなと突っぱねる湯川。


「もう巻き込まれてるでしょ?

悪魔の手は先生に挑戦してるんです。

先生はもう事件の渦中にいるの。」


「僕に挑戦してなんの意味があるんだ?

犯人ならば警察に挑戦すればいい。

僕に勝ったところでなんの名誉も得られなければ

なんの賞品も出ないんだ。」


「ダメです! !

先生には絶対に勝ってもらわないとダメなんです。

また人が死ぬかもしれないんです。」



結局手伝うハメになった湯川は、

男性が転落死した現場へ行き検証する。

誰かに突き落とされた訳ではない。

建物を揺らすような衝撃も、

突風のようなものがあったという事実もない。


「まさか、目に見えない力があるとか?」


「目に見えない力ならいくらでも存在している。

例えば磁力。 更には万有引力。

こうやって今話してる僕と君との間にも引力は存在してるんだ。

しかし今回犯人が使った見えない力は、そのどちらでもない。

磁力ならば作業員以外のものが落下していないと不自然だ。

更に引力だとしても。

仮にブラックホールのようなものを作ったとしてもそれは同じことだ。

実に面白い。」



また警察に手紙が届いた。

美砂は湯川のところへ行き報告。


『さて悪魔の手の存在を証明したところで私から要求がある。

警察が記者会見を開き私の存在を広く世間に知らせることだ。

ただそうなれば悪魔の手をかたる偽者が現れるだろう。

偽者を見分ける方法を教える。

それが同封した乱数表だ。 悪魔の手 さ行G列96』


乱数表のコピーを見せる美砂。


「なるほど。 暗号の一種か。

これがあれば今後の手紙が本物か偽物か

君たちはすぐに 判別できる。 実に親切な犯人だ。」



6月7日。

踏切の前で止まった自転車の男性が突然苦しみ出し線路へ・・・

それを近くで見ていて笑う犯人。



カルチャースクールで老人相手に講義をしていた高藤。

タイトルは『生活の中の科学』。

人が少ない上にまともに聞いてる人は殆どおらず・・・

そこへ栗林がやって来た。


2人は高藤の家へ。

1回8,000円の講義とのこと。

いいバイトだという栗林に本職だと高藤。

会社は辞めたのだそう。

看護師の奥さんは仕方ないと言ってくれたそう。

その奥さんは今夜は夜勤だと。

湯川の話になり、悪魔の手から挑戦状が来たと話す栗林。


「迷惑してんのは僕なんだよね。

生意気な小娘刑事から容疑者呼ばわりされちゃって。」


「湯川先生も振り回されてんだ。」


「どうかなぁ~?

あの人はホントは興味ないんじゃないの?

悪魔の手なんて。」


「えっ?」


警察もホントは相手にしていないのかもと栗林。



太田川と美砂はここ数ヶ月の間に

都内で起こった死亡事故を見直していた。

今まで事故として処理されたものが、

悪魔の手の仕業かもということらしい。



すっかり酔っ払った栗林は、

携帯を忘れたのを高藤に渡される。

栗林が帰った後、寝室へ入った高藤。

壁や襖には湯川の記事がぎっしり。

そして無数の穴も・・・

高藤はその記事の湯川の写真に針で何度も刺した。



美砂はまた湯川の研究室へ。


『6月7日 夜。 石塚清司という人物が電車にひかれて死んだ。

私の悪魔の手の力だ。

Y准教授によろしく。 悪魔の手 て行O列88』



4日前の7日、大田区で男性が電車と接触し死亡。

乱数表の数字も合致し本物だった。

そして警察に届いた手紙の裏にはアドレスがあり、

プロ野球チームの公式サイトの掲示板に繋がった。


『今日の試合はボロ負け。 もう今年の優勝は絶望。

あーもう生きる気力ゼロ。

明日電車に飛び込んじゃうかも。 by2人目のファン』


投稿時間は事故の前夜。

亡くなった石塚は秋には結婚を控えていて、

人生に悲観するようなことは何もなかったそう。

それに熱烈なサッカーファンとのこと。


湯川は何故犯人は身元を悟られる可能性があるのに

ネットを使うのか気になった。

面倒なことしなくても郵便を使った方が安全なはずと。


その時、美砂に電話がかかって来て、

悪魔の手がマスコミに声明文を送って騒ぎになっていると。

警察の記者会見を街頭ビジョンで笑いながら見ている高藤。

同じくそのニュースを見た湯川。

そして犯人・高藤から湯川に直接電話が。

だが湯川の問いに答えず乱数表を言うばかり。

話にならず電話を切る湯川。



学校や企業に悪魔の手を名乗る犯行予告が

次々と届いて大変だと美砂。

乱数表が書いてないから偽物と分かるけど、

それでも営業停止する場所も出てきていると。

そんなことよりやはり湯川が気になるのは、

犯人が予告をネットで行い、声明文を手紙で送りつけること。


「更に疑問は事故が起きたのは7日。

犯人が石塚さんを殺したという犯行声明文を

ポストに投函したのは10日。

つまり犯行から3日も経っている。

この間、犯人は何をしていた?

疑問はまだある。 普通は犯行予告があって

犯行声明文が出てくるのにこれじゃ全く逆だ。」


「殺すことに拘ってたからじゃ?

ああいや。 さっき先生が言ってたこの3日間です。

実は石塚さんは意識不明の重体が続き3日後、

つまり6月10日に亡くなったんです。

それをニュースで確認してから犯行声明を出したからじゃ?」


「なるほど。」


「悪魔の手なんて名乗るからには

犯人は殺さないと気が済まないんですよ。」


「違う。 犯人がコントロール出来ない何かが存在している。

少なくとも犯人は意のままに事故を起こし、

人を殺せるというのは嘘だということだ。」



過去のことを思い出している高藤。

研究の成果を発表した時、湯川が欠点を指摘していた。

今でも怒りが込み上げる高藤。



湯川は学生たちに悪魔の手の痕跡を捜させていた。

PCに向い検索している学生たち。

よく分からない美砂は湯川に説明を求める。


「犯人は犯行予告をネットの掲示板に書き込み、

翌日その通りに 実行した。

しかし必ずしも全てが成功している訳ではないんだ。

上手くいかなかった場合は犯行声明文を警察には送らず

犯行予告の存在を知らせることもない。

事故を起こせなかったら犯人にとっては当然失敗だ。

しかし事故を起こせたとしても被害者が死亡しなかったら

それもまた失敗なんだ。

おそらく被害者の死亡を確認しないと

犯人にとっては何か都合の悪いことがあるんだろう。

死亡しなかった被害者は悪魔の手について

何かを知っている可能性があるということだ。」


学生がアイドルのサイトである痕跡を見つけた。


『毎日車で聴いてます。

明日は高速を走って銀座に買い物。

音楽に夢中になって事故らないよう

気をつけないと。 2人目のファン』


石塚の時と同じハンドルネームだった。


「この書き込みが悪魔の手による

犯行が失敗した時のものだったとするなら、

2人目の犠牲者となる候補者が他にもいたということになる。

岸谷くん、調べてくれ。

6月5日に銀座に繋がる高速道路で起こった事故全てを。」


「死亡事故全てを?」


「違う。 死亡しなかった事故全てだ。」



事故ではないが首都高5号線の側道で

停車している乗用車を通りかかったパトカーが発見し、

運転していた女性を保護したという報告があった。


その女性に話を聞きに行った湯川と美砂。

高速道路が波打ったように見えたが、

他の車は普通に走っていたから眩暈だと気づいたと女性。

耳鳴りのようなものもしたと。

頭の中で物凄い音が響いて、なんとか側道に車を止めたとのこと。

病院にも行ったがなんの異常もないと言われたよう。

それを聞いていた湯川は何か閃いたようで、

鏡台の鏡に口紅で数式を書き始めた。



湯川はTVにライブ中継で出演しインタビューに答える。

脅迫に従わなかったとしても

犯人からの報復を受ける心配はないと湯川。


「犯人は特定の場所で事故を起こすことは出来ても、

特定の人物を事故死させることは出来ないと言うことです。

犯行声明文に書かれてある被害者の名前は

報道によって知り得たものです。

つまり、犯人はどこの誰かも分からずに殺害しているんです。

後から辻褄だけを合わせているんです。

まあ、ただの後出しじゃんけんとでも言いましょうか。

そして犯人が使った手段は単純な従来科学です。」


「従来科学というのは?」


「昔からあるありふれた技術ということです。」


「なるほど。 かなり次元の低い事件ということですね?」



その番組を見ていた高藤は

また湯川に指摘されたことを思い出した。

欠点があるのでは?と問われた高藤。


「条件管理は将来的には困難ではなくなるはずです。」


「条件管理が困難でなくなるのであれば、

僕が考案した磁界歯車方式の方が効率的

且つ、経済的だと思います。」


「僕は経済性だけを追求している訳ではありません。」


「だとすれば、それは従来科学の域を出ていないと

言えるのではないでしょうか?

勿論、高藤さんのご研究の全てを

否定している訳ではありません。

アプローチそのものは大変面白いと思いました。

どうもありがとうございます。」


呆然とする高藤。


テレビを消し、リモコンを投げつけた高藤。



美砂が湯川のところへ来て、

どうしてテレビに出て捜査内容に関わることを明かしたのかと。

湯川は美砂に葉山キャンパスで実験を行うと。

その情報をサイトで公開していた。


「テレビでの僕の発言で犯人はプライドを傷つけられたはずだ。

次は特定の個人を狙う。 つまり僕を。」



栗林の運転で葉山へ向かう湯川。

左車線をそのまま走り高藤の車を誘い出す。

湯川の乗った車を追いかけ右車線に来た高藤の車。

「死ね!」とスイッチを入れるた。

様子がおかしくなりハンドルをとられた栗林に

ヘッドホンをつけ、スイッチを押した湯川。

すると栗林は平常に戻る。

車越しに目が合った湯川と高藤。

全て仕組まれていたことを悟ったのか、

スピードを上げた高藤。

湯川は美砂に電話し、車種とナンバーを伝える。

周りにいた車は覆面パトカーで高藤を追い詰めた。

車の中には大掛かりな装置が。



高藤は取り調べを受ける。

奥さんと言っていた女性は籍を入れていなく、

ただの同居人だったようで、

現在連絡が取れないとのこと。

どこにいるのかと美砂の問いに、

奥多摩の山の中に埋まっていると高藤。


「由美は半年前に殺されました。」


「殺された? あなたが?」


「僕じゃない。 由美は・・・

僕の妻を殺したのは湯川学だ!

あいつさえいなけりゃこんなことにならなかったんだ!!」



湯川の研究室へ報告に来た美砂。

栗林は高藤が犯人だったことにショック。


高藤は自称物理学者で、

元々は東京工業化学大学で物理の講師をしていたが、

10年前に退職し、それから転職を繰り返し

今はカルチャーセンターなどで一般人に

科学の講義をしているがほぼ無職だと美砂。


高藤が使ったのは相手の平衡感覚を狂わせるものだと湯川。

栗林につけたヘッドホンは、微弱な電流を内耳に流し

平衡感覚を元に戻したとのこと。


高藤は10年前の研究発表で

湯川に自分の物理学者としての人生を潰されたと思っていた。

半年前に同棲相手に自分の境遇を他人のせいにしかしてないと、

もう別れると言われカッとして殺し、

それをも湯川のせいにしている言う美砂。

今回の事件はそれが引き金になっていると。

高藤は栗林が湯川の助手だと分かり近づいたそう。


「そんなことは知らなかった。」


「栗林さんは共犯者?」


「違います! 私は彼に何の協力もしてません!!」


「ああ。 それはホントです。

高藤も栗林さんからは有益な情報は

何も得られなかったって言ってます。

ただの愚痴り合いだけだったって。」


蹴落とすと言っていたことが湯川にバレた栗林。


「栗林さん。 どうぞ蹴落として下さい。」


笑顔で言い、講義に向かった湯川。





今回は久々にガリレオっぽかったな~。


けど犯人は子供みたいな理由だったけど。


全然高度なやり合いではなかった。


栗林はつくづく残念な人だ(笑)


次回は天海祐希がゲスト。


楽しみではあるけど、原作のイメージとはちょっと違うかな。





【ガリレオ】

第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章

第7章 第8章 第9章 最終章

ガリレオΦ(エピソードゼロ)


第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

第8話

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空飛ぶ広報室 第9話

2013-06-10 22:52:01 | ドラマ

第9話

『つのる想い・あふれる涙』





空自のPVは評判も良く、広報室で盛り上がる中、

ある新聞記事が目に留まった。

取材に行くリカ同様の記事を見ていた。

それは先日の空自のPVを批判する記事だったのだ。



帝都テレビのニュース番組に記事を書いた評論化が出演。

そこでも空自のPVを創作とまで言い批判。

ディレクターも酷いと感じたようでCMに行くが、

印象が悪いまま終わってしまう。

空井はリカもいるしフォローしてくれるはずと言うが・・・


「フォローがあったとしてもNEWSピープルに抗議の申し入れ。

要点は2ヵ所。 1つ目はうちのPVが

捏造であるかのような印象を視聴者に与えたこと。

もう一つは我々の隊員募集活動が経済的弱者の搾取であるという

極めて一方的な意見で語られたこと。

出来次第持って来て。」


そして早くも抗議の電話が殺到。



リカに空井から留守電が入っていた。


「空井です。 あっ、ついさっき

帝都テレビさんのNEWSピープルに

空幕広報室から抗議の申し入れをしました。

すいません一応お伝えしておきます。」



防衛省空幕広報室からの抗議を受け会議を行った結果、

帝都テレビとしては謝罪も訂正も行わないことが決定した。

が、当然リカは納得出来ない。

やらせじゃないことぐらい番組でフォローすべきだと。

しかしこれが社の決定だと言われる。



一方、広報室でも納得が行かない。


「これがもし警察や消防他の職業だったら

あんな言われ方しませんよね。

ビデオだってホントのことなのに自衛隊ってだけで―」


「やめなさい。 他の仕事と比べることに意味はない。」


その間も電話はひっきりなしにかかってくる。


「減るどころか増えてきたな。」


「いいねいいね。 素晴らしい。

これだけの人が直接電話をして下さってる。

ありがたく対応させてもらおうじゃないの。

みんな、誠実に。」



栄養ドリンクを飲んでPCに向かうリカ。


藤枝の前で大きな欠伸をする。


「空自が心配で眠れなかったとか。」


「そういう性格に見える?」


「うん。 意外と。」


「心配してる暇があったらもっと有意義に時間を使います。」


「今回の件ネットでかなり拡散してるわ。

泣けるPVやらせだった。

感動して損したとかなんとか。 空井くんと連絡は?」


「取れる訳ないでしょ。 なんの成果もなしに。」


「成果? まさか、お前また何かする気じゃ。」



空井と片山は芳川に謝罪に行く。


「この度は誠に申し訳ありませんでした。」


「そんなそんな・・・お2人のせいじゃないんですし。」


「PVに所属部隊名を入れたり、もっと事実であることを
 
強調する作り方もあったのかもしれません。

不本意ながらこういう形で騒ぎになった以上、

掲出を取りやめるという判断も可能です。」


「でも今年のPVはどうするんですか。」


「昨年のもので代用します。」


「あっ、そういう話もあって初めから。

だから芳川さんが気にすることなくてホントに。」


「いえ、いいです。 そのまま使って下さい。 あのPV。

ここで引き揚げちゃったらまるでホントにやらせだったみたい。

大丈夫です、私は。 使って下さい。」



芳川が終わるのを待っていた空井。

2人で飲みに行く。

片山が資金を出してくれたよう。


「私は自分の仕事に誇りを持っています。

職場の人達を尊敬してます。

でも、世の中には

私たちのことを認めてくれない人たちもいるんですよね。

これが他の仕事だったらこんな風に言われなかった。

あれは・・・あのPVは私のお父さんの話です。 お父さんの話です。」



報道局長に会いに来たリカ。

挨拶もそこそこに話を切り出した。


「今日はこれを。 私がディレクションした番組です。

今回話にあがった空自のPVと同じ女性を取り上げています。

見ていただければ創作ではないとハッキリ分かります。

今回の件は帝都テレビの

マスコミとしての責任が問われる問題ではないでしょうか。

彼女は亡くなった父親のことを大切に思っているごく普通の女性です。

それが放送のせいで捏造だと非難される事態に陥っています。

ゲストの発言は徴用だとか搾取だとか偏見に満ちていました。

そういう極端な意見を出す場合

反対の意見も取り上げなければフェアではありません。

帝都テレビはあの発言に直接関わりはないかもしれませんが、

結果、一方的な意見を放送に乗せたという責任はあると思います。

NEWSピープルの中で謝罪なりフォローするなり、

そういった対応があって然るべきだと思います。」


「あなたの意見は分かりました。

よ~く読ませてもらいますよ。」


「よろしくお願いします。」


リカはDVDと抗議文を提出した。

その後、空井から電話があったが、まだ出ることが出来ないリカ。



広報室のメンバーは飲み会をしていた。


「あ~、今頃空井は秋恵とチョメチョメしてんのかね。」


「チョメチョメは古いよ。 俺でも言わないよ。」


「チョメ山も行けば良かったのに。」


「誰がチョメ山だよ。」


「狙ってたんじゃなかったんですか?」


「狙ってたよ、アキエブライアン。

単勝一点買いする勢いだったよ。

でもこんな時は気心知れた2人がいいでしょ。」


「珍しくいいこと言うな。」


「ホントだ。」


「俺だったら慰めついでにお邪魔しますって―」


「わっ、いつも通りだ。」


「いや~安心した。」


「そんなことになったら私、稲葉に顔向け出来ない。」


「チョメ山一尉はともかく。」


「誰がチョメ山だよ。」


「空井二尉はそうはならないでしょう。」


「真面目だからね、あいつは。」


「今頃、罪悪感でいっぱいだろうな。」


その頃、空井は電車のホームにいた。


「目立つということは得てして反発も引き起こす。

かと言って、平凡なものを作っても効果は薄い。

広報永遠の課題です。」


「いいよ。 広報班は好きにやんなよ。

うちら報道班がカバーすりゃいいんでしょ。」


「空井にもそう言ってやろう。」


「だな。 俺たちの道に困難はつきもの。」


「暫くすればほとぼりも冷めます。」


「よ~し! 当分電話対応 メール対応全力でいくぞ!!」



翌日、朝早くから空井は企画書を作っていた。

片っ端から営業をすると出て行く。



阿久津に呼ばれたリカ。

報道局長に出した抗議文を出す阿久津。


「会議の決定が一社員のこんなもんで覆るはずないだろ!」


「なら、編成局長に出します。」


「稲葉、お前を空自の担当から外す。 密着取材も中止だ。」


「何かの圧力ですか?」


「違う! 俺の判断だ。 局長はこれをきちんと読んで

報道局内で俎上に載せてくれた。

お前のこの一方的な意見書をな。」


「一方的って。」


「お前の視点は空自に立ちすぎだ。

一方的な批判を展開したゲストの意見も、

一方的に庇うお前の意見も、極端なことに変わりはない。」


「違います。 私は―」


「この話はこれで終わりだ。

空幕広報室には一度きちんと挨拶して来い。

それからお前の作った『あしたキラリ』、お蔵入りになるかもしれん。」


「納得出来ません!!」


「出来なくても!!」



一方、テレビ局に企画を持ち込み話をしていた空井だが、

面白そうだけど時期が悪いと言われる。


「今、ネットでも話題になってますよね。 捏造の件。」


「あれは違うんです。 捏造なんかじゃなくて―」


「それはいいんです。 問題は・・・

今、逆風が吹いてるってことなんですよね。

バラエティーに政治を持ち込むのはちょっとね。

申し訳ない。 ほとぼりが冷めたらまた来てもらえますか?

その時は何か協力出来るかもしれません。」


「はい。」



リカは社内で自分の噂話を聞く。

ともみが庇ってくれてたところへ、リカが入って行った。


「自衛隊の連中なんかってどういう意味ですか!

マスコミの自覚と仰いましたよね。

それならどうして組織の括りでしか見ようとしないんです。

あそこで働いてるのは普通の人たちです。

ただ一生懸命自分の仕事をしてるだけです。

誇りを持って働いてるだけです。

いい企画をってことばっかり考えてる人たちもいます。

自分たちが盾になるんだって頑張ってる人たちもいます。

辛い過去があっても、笑ってそれが仕事なんだって言う人もいます。

みんなただそこで働いてるだけの人たちなんです。」


「だから? だから何。

いい人たちだから認めろっていうの?

いい人たちだから謝罪しろっていうの?

俺は別に自衛隊に対して何とも思っちゃいないよ。

お前なんなの?

自分の意見通りに世の中が動かないと我慢ならない訳?

肯定する人もいる。 否定する人もいる。

それじゃいけない訳?

お前は一体どの立場で物を言ってんの。」


「私は・・・自分が取材した女子隊員の話がやらせだって―」


「ホントにそれだけか。」


「どういう意味ですか?」



そこへ藤枝がやって来てリカを引っ張って行く。


「なんで止めんの!」


「噂になってんだよ。」


「噂?」


「お前が、空幕広報室の男に入れあげてるって。

だから自衛隊を庇うんだって。」


「それとこれとは・・・関係ない。」


「でも、空井くんを好きなのは事実だろ。

お前今度異動になったらもう二度と番組制作に戻れないぞ。」


「それでもいい。」


「おい!」


「あのPVは嘘なんかじゃないし、あの発言はいきすぎてた。

ホントのことを伝えられないならこの仕事をしてる意味がない。」


ともみもやって来た。


「いい加減にしなさいよ!

実際に今朝、外されるとこだったんだから。」


「マジで?」


「この状況でリカの上の情報局長が黙ってるはずないでしょ。

それを阿久津さんが抑えた。

阿久津さんにまで泥かぶせるつもり?

リカに非がないって言えるの?

噂が立った落ち度はリカにもある。

実際、そういう関係になってるなら尚更。

リカが何言ったって聞いてなんてもらえない。」


そこへ珠輝がやって来て空井が来ていると。



外へ出て話をするリカと空井。

朝から営業回りをして近くまで来たから寄ったと言う。

何度か留守電入れたけど連絡なかったからどうしたのかと。

リカにあの件をどう思ったのか、

その話をずっとしたかったと言う空井に、

一ゲストの一発言だとリカ。


「私は担当を外れました。 密着取材も白紙です。

申し訳ありません。 だから、もう関係ないんです。

本来ならご挨拶に伺うところだったんですが。

今までありがとうございました。

鷺坂さんや皆さんにもよろしくお伝え下さい。

新しい担当についてはうちの阿久津が追って連絡します。

失礼します。」


「待って! なんでも先に行かないで下さい。

説明して下さい。 聞きますから。」


「間違えたんです。」


「間違い?」


「間違えました。 間違いでした。 間違いだったんです。」



広報室に戻った空井はリカが担当を外れたこと、

密着取材も中止だと報告する。



阿久津に会いに来た鷺坂。


「わざわざご足労いただいて申し訳ありませんが、

NEWSピープルの件に関しましては情報局としては

何も申し上げることはございません。」


「分かっております。・・・・・稲葉さん、大丈夫ですか?」


「はい?」


「あの人のことだ。 何か・・・

まずい立場になってるんじゃありませんか?」


「そのことでいらしたんですか?」


「稲ぴょんには大変お世話になりましたから。」


「イナピョン?」


「稲ぴょん。」


「稲ぴょん。」


「でも、そんな風に私共が近づきすぎたせいで

稲葉さんが困った立場になったのだとしたら。」


「いや・・・それは稲葉自身の問題です。

むしろ上司としてお礼申し上げます。

稲葉はいいものを作るようになりました。」


「だとしたらそれは、空井の力です。」



空井に会いに来た坂手はDVDを渡して帰って行く。



リカに声をかける阿久津。


「稲葉、例のお前が作った『あしたキラリ』、

予定通り放送されることになった。

どれだけの人が見てくれるかは分からんが

少しは火消しに役立つだろ。

俺たちに出来ることは番組を作って、流すことだけだ。」



坂手から渡されたDVDを見る空井。

そこにはリカが社員に抗議している姿が映っていた。



ペン立てを落としたリカは、

空井にもらったボールペンが目に入し、空井を思い出す。


泣き出したリカと、外へ走り出た空井。





あの評論家は酷すぎるでしょ。


使った側にも非はあるんじゃ・・・


しかし鷺坂も阿久津も坂手もいい人!!


特に坂手はナイスアシストだったわ。


意外といい人な坂手さん(笑)


リカと空井はいい上司に恵まれて羨ましいね~。


リカと空井、2人はどうなってしまうのかな?


次回は何年後?みたいな感じ?





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第8話

コメント
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