14年W杯ブラジル大会に出場する32チームが出揃った。
1次リーグの組み合わせ抽選は12月6日(日本時間同7日)に
ブラジル・サルバドルで開催。
抽選方法は第1ポットの8チームがA~Hの8組に振り分けられ、
続いて第2ポットの8チームが抽選でA~Hに決定。
基本的に第3ポット、第4ポットも同様に行われる。
第1ポットはシードで開催国ブラジルと、
10月17日時点のFIFAランクの上位7チームで既に決定済み。
第2~4ポットは地域性などを考慮して
FIFAが決定し抽選直前に発表。
前回を踏まえると第2ポットはアジアと北中米カリブ海、
第3ポットはアフリカと南米、第4ポットは欧州となる。
【本大会出場国】
◇ ブラジル (開催国/20大会連続20回目)
◇ ベルギー (ヨーロッパ/3大会振り12回目)
◇ イタリア (ヨーロッパ/14大会連続18回目)
◇ ドイツ (ヨーロッパ/16大会連続18回目)
◇ オランダ (ヨーロッパ/3大会連続10回目)
◇ スイス (ヨーロッパ/3大会連続9回目)
◇ ロシア (ヨーロッパ/3大会ぶり3回目)
◇ ボスニア・ヘルツェゴビナ (ヨーロッパ/初出場)
◇ イングランド (ヨーロッパ/5大会連続14回目)
◇ スペイン (ヨーロッパ/10大会連続14回目)
◇ クロアチア (ヨーロッパ/2大会ぶり4回目)
◇ フランス (ヨーロッパ/5大会連続14回目)
◇ ポルトガル (ヨーロッパ/4大会連続6回目)
◇ ギリシャ (ヨーロッパ/2大会連続3回目)
◇ 日本 (アジア/5大会連続5回目)
◇ オーストラリア (アジア/3大会連続4回目)
◇ イラン (アジア/2大会振り4回目)
◇ 韓国 (アジア/8大会連続9回目)
◇ アメリカ (北中米・カリブ/7大会連続10回目)
◇ コスタリカ (北中米・カリブ/2大会振り4回目)
◇ ホンジュラス (北中米・カリブ/2大会連続3回目)
◇ メキシコ (北中米・カリブ/6大会連続15回目)
◇ アルゼンチン (南米/11大会連続16回目)
◇ チリ (南米/2大会連続9回目)
◇ エクアドル (南米/2大会振り3回目)
◇ コロンビア (南米/4大会振り5回目)
◇ ウルグアイ (南米/2大会連続12回目)
◇ コートジボアール (アフリカ/3大会連続3回目)
◇ ナイジェリア (アフリカ/2大会連続5回目)
◇ カメルーン (アフリカ/2大会連続7回目)
◇ ガーナ (アフリカ/3大会連続3回目)
◇ アルジェリア (アフリカ/2大会連続4回目)
死のグループは1つだけじゃなさそうだ・・・
どこに入るかが重要だな。
まぁ、それは毎回言えることだけど(‐∀‐;)
運命の抽選会は2週間後。
楽しみでもあるし不安でもある。
スペインはどこに入るかなぁ・・・
あ、日本もね(笑)
第7話
『天才か暴君か!? 世界的アニメ監督パワハラ裁判!!』
羽生の事務所『NEXUS』に移った黛。
初日からあのメンバーに馴染んでいる。
仕事後、羽生と一緒に帰る黛。
「やっと君を手に入れた。 来てくれてありがとう。」
「追い出されただけだよ。」
「君のために心を鬼にして手放したんだよ。 古美門先生は。
助手を探しまくってるらしいよ。」
「あの人、書類仕事なんか全部私にやらせてたから。」
「なかなか決まらなくて困ってるみたい。 心配?」
「別に。 私の存在の大きさを今頃思い知ったかって感じ!」
こっそり古美門事務所を覗きに行った黛。
しかし蘭丸に見つかってしまう。
今、面接中だと蘭丸に聞き、その様子を覗き見。
すると美女ばかり集めてウハウハしてる古美門を見て、
側にあった大根を投げつけるが、服部にキャッチされた。
黛が担当することになった案件の資料を
古美門に渡す蘭丸。
「相変わらずのゴミ拾いだなあ。」
「やっぱ先生も心配なんっすね。
真知子ちゃんに力貸してあげようとするなんて。」
「マヌケ、逆だ。
朝ドラポンコツヒロインとゆとりの国のヘタレ王子。
まとめて抹殺してくれるわ!」
アニメ裁判。
劣悪な労働環境、常軌を逸した労働時間、
最低賃金スレスレの給与を訴える黛。
「そして何より同社の代表であり世界的アニメ監督
宇都宮仁平氏のスタッフに対する非人道的な仕打ち。
作画担当の穂積さんはそのまま行方不明。
2ヶ月後、青函トンネルを
徒歩で渡っているところを保護されました。」
何を質問しても彼は流氷が見たいとしか言わず・・・
「今も自宅療養中で働けずにいます。
穂積さんの治療費と慰謝料の請求並びに
宇都宮監督からの謝罪を要求するものです。 以上です。」
「被告代理人。」
「同社の労働環境は労働基準法に照らし
なんら違法とは考えられませんし、
宇都宮監督の言動も世界のトップを
走り続ける職業人として当然のものです。
甘やかされて育ったゆとりのボンクラどもが仕事も出来ないくせに
権利だの補償だの抜かし始めてから
この国はおかしくなったんだ!!
アニメ産業をはじめ世界の最高峰で戦う我が国の
あらゆる分野のプロフェッショナルたちのためにも
この請求は断固拒否します。」
その後、全裸裁判、インコ裁判も古美門vs黛。
黛の主張をことごとく跳ね返す古美門。
「どういうつもりですか?」
「なんの話だ?」
「私の訴訟相手の代理人を
根こそぎ掻っ攫ってることですよ!!」
「私は真面目に仕事をしてるだけだ。」
「私がいなくなって寂しくてちょっかい出してる訳ですか。」
「ゴミがいなくなって実に清々しい毎日だよ。
序でにゴミ弁護士どもが1ヶ所に集まってくれたんで
この際事務所ごと消えてな くなれば
もっと清々しいだろうと思ってるだけさ。」
「やれるもんならやってみなさいよ!」
「なんだと、この。」
「あの~、悪いけどそのやり取り、別場所でやってくれないかな。
ここに死刑囚がいるんだけど。」
貴和の面会室だった。
「失礼しました。 貴和さん、死刑にはさせません。
最高裁での進め方について話し合いましょう。」
「話し合わなくていい。 君はクビになったんだ。
今後は私1人でやる。 ご苦労だった。」
「引き続き私も担当します。」
「貴和ちゃん、言ってやって。
幼稚園児はお友達とお遊戯してろって。」
「なんであんたが勝手に決めんの。 雇うの私でしょ?」
「いくら先生でもこれだけの事件を1人で受け持つのは無謀です。」
「君に足を引っ張られるよりマシさ。」
「じゃあ、こういうのはどう? 幼稚園児対横分け小僧。
幼稚園児が1勝でもすれば引き続き私の弁護人。」
「受けて立ってもいいが結果は見えているがねえ。」
「あなたは?」
「私はそういう賭け事のようなことはしません。
勝ち負けではなく当事者たちの幸せを目指しているので。」
「ふ~ん。 まっ、あなたを雇うかどうかは少し考えさせて。」
アニメ裁判証人尋問。
監督はスタッフの中で気に入らないヤツを見つけて
怒りや不満をその1人に徹底的にぶつける。
みんな辞めて行き、いつ自分の番になるのかと思っていると。
「宇都宮監督のやり方は明らかに問題がありそうです。
あなた自身も監督から酷いことを何度も言われた。」
「才能ないから辞めちまえって毎日のように・・・」
「福田さん、ここにあなたが担当した原画があります。
この哺乳類らしき独創的な生物はなんですか?
まさかとは思いますが猫ですか?」
「タヌキです。」
「才能ないから辞めちまえ~!!
監督だけじゃなく誰もがそう思ってます。
監督は口に出して言ってくれてるんですよ。 あなたのために!!
あんな人だと思わなかったですって?
少女がお花畑を走り回るアニメを作ってる人は
お花畑を走り回るような人だと思っていたんですか?
そんな訳ないでしょう!!
鬼の形相で机にかじりつき血ヘドを吐いて
命を削り作品を生みだしている人だ!
スポンサーである親のコネで入社させてもらえたことに感謝せず
分際もわきまえずに天才の足を引っ張るなら
さっさと辞めて趣味で未知の生物の絵でも描いているがいい!!
以上です!」
続いて全裸裁判、インコ裁判の証人尋問も
古美門にやり込められる黛たち。
事務所に戻った黛は怒り心頭。
「横分けクソ野郎が!!」
周りから宥められ、ラブ&ピースと盛り上がり、
黛も自分を取り戻したよう。
インコ裁判被告本人尋問。
「民法第195条によれば他人の所有物であることは知らずに
即ち善意で飼育を開始したのであれば
1ヶ月で所有権を有することになります。
そこで平野さんに質問です。」
カフェの前でインコを保護した時、
誰かの所有物であると認識していましたか?」
「勿論そんな認識はありませんでした。」
「原告は喋るインコは客寄せになるから
保護したのだと主張していますが。」
「とんでもない。 この5年間、私たち家族が毎日毎日
愛情を持って話しかけ少しずつ覚えていったんです。
特に娘が熱心に。」
「平野さんご一家に所有権があることは明白のようです。 以上です。」
「平野さん嘘をついてはいませんか?
最初から言葉を喋ったんじゃありませんか?
だからこそ客寄せに使おうと。」
「いえ違います。 何も喋りませんでした。」
「そんなはずはありません。
渡辺さんも言葉を沢山覚えさせていました。
裁判長、証拠物の検証を求めます。
さあ渡辺さんあなたのピースケですよ。
覚えさせていた言葉を仰って下さい。」
しかし渡辺は言葉を覚えさせてはいなかった。
やったことはないと、「チクショーめ!」と
いつもの口癖を言ったら、インコが「チクショーめ!」と。
「平野さん、これもあなたや娘さんが覚えさせた言葉ですか?」
「いえ、うちではそんな言葉は・・・」
「では渡辺さんに飼われていたころに
覚えた言葉であることは明白ですね。」
「お前いつの間に!」
「覚えさせたつもりがなくても愛情深いコミュニケーションの中で
自然と 飼い主の口癖を覚える。
真の飼い主とペットの関係を見た気がします。
ピースケは元々言葉を喋ったんです。
被告もそれを充分承知していたはず―」
インコ裁判判決言渡期日。
被告は原告に対しオカメインコ1羽を引き渡す他、
訴訟費用も負担とすることとなった。
インコは渡辺の元へ。
「チクショーめ!」は蘭丸が覚えさせていた。
古美門事務所では祝杯。
「まずは1勝ですな。」
「残り2つも完膚なきまでに叩きのめします。」
「容赦ありませんな。」
「でもちょっと可哀想じゃないっすか?」
「気にすることはない。 勝ち負けは関係ないそうだからね。
きっと負けても幸せなんだろう。
彼女は自分に相応しい事務所に行って
さぞ充実していることだろうよ~。」
一方、NEXUSでは・・・
「和解なんて無駄よ。 あいつは最後まで戦うわ。」
「真知子さん心に醜い感情を育てちゃ駄目だ。」
そしてまたラブ&ピースで盛り上がる羽生たちに
遂にキレる黛。
「そんな甘っちょろいこと言ってるから
あんたたちはいいようにやられるのよ!!」
「え~!」
「勝つか負けるかよ。 誰も邪魔しないで!!」
全裸裁判証人尋問。
カーテンが開いてる時間が決まってると判明。
日曜の朝7時~7時10分くらいの間だけ開くと。
全裸裁判被告本人尋問。
被告は空気の入れ替えだと主張。
しかしその時間は原告が教会へ向かうために
必ず通る時間帯だと、それを知っててやったのでは?と黛。
「それを知ったあなたはその時間になるとカーテンを開け
偶然を装ってご自分の裸体をさらすようになった。
性的興奮を覚えるからです。」
「いやそんな・・・」
「隠すことはありません。
一部の男性にそのような性癖があることは事実ですし
性的嗜好は人それぞれです。
ただし相手に精神的被害を与えることは許されません。
これは故意にわいせつ行為に及んだ計画的犯行でもあります。
是非、猛省し賠償金の支払いを受け入れていただきたく思います。
以上です。」
「被告代理人。」
「ありません。 裁判長、前回中断してしまった原告本人への
反対尋問の再開を希望します。」
全裸裁判原告本人尋問。
「不適切な表現は極力避けますのでご安心下さい。
趣味の話でもしましょうか。 ご趣味は?」
「映画鑑賞でしょうか。」
「そのようですね。 この1ヶ月で少なくとも
12本の映画をご覧になっています。」
その殆どに男性の全裸もしくは上半身裸のシーンがあると。
「うち7本にそれはそれは濃密なベッドシーン。
うち2本にはなんと男性同士のラブシーンがありました。
やはり映画の選考基準として男性の裸は欠かせませんか?」
「映画は芸術です。 そんな目で見ていません。」
「マーロン・ブランドとマイケル・ダグラス、
どちらのお尻が好みでした?」
「異議あり!」
「大石さんの性的嗜好を知りたいんです。
どんなタイプの男の体に興奮するのか。」
「女性に対する侮辱的発言です。」
「侮辱などしていません!!
男は女に裸を見せることで興奮するかのように
断定しているそちらこそ偏見だ。
郷田さんのお宅に面した路地を通る目的は?」
「教会へ行くためです。」
「遠回りです。 大通り沿いに進んだ方がはるかに早く着きます。
ド~ン! 何故わざわざこの路地を通るんですか?」
「以前、大通りが工事で通れず・・・あの、この辺ですこの辺。
仕方なくこの路地を通ったら静かで気持ちのいい路地だったので
それから通るようになりました。」
「遅刻をしてまで?
路地を通るようになってから神父のお話に
5分ほど遅刻するようになりましたね。
そうまでしてこの路地を通りたいのですか?」
「いけませんか?」
「だったら何故5分早く家を出ないんでしょう。
6時55分に通ったのでは郷田さんのお宅の
カーテンが開いていないから。 違いますか?
確かに郷田さんはあなたに見せるために
7時にカーテンを開けていたのかもしれません。
しかしあなたもまた郷田さんの家を覗くために
7時に路地を通っていたんです!!」
「違います。」
「郷田さんに気付かれずに彼の裸体を盗み見るのが
あなたの日曜の朝の楽しみだった!」
「違います!」
「神父さまのお話なんかよりよっぽど興奮されたことでしょう!」
「違う!」
「しかし偶々相手と目が合ってしまった。
パニックになりご自分の性癖を否定するため
相手を露出狂呼ばわりして被害者を装った!!」
「違う! 違う! 違う!」
「異議あり!」
「見せたのか、覗いたのか、どちらが変態なのか
徹底的に検証し合いま しょうよ。
この裁判はそういう裁判であり吹っかけてきたのはそちらだ。
佳苗さん欲望を否定する必要はありません。
心の赴くままに生きればいいんです。
性的嗜好は人それぞれです。
ご自分の性癖をなんら恥じることはありません。
来週からは6時55分に通ることをお勧めします。 以上です。」
また貴和の面会室で言い争う古美門と黛。
「佳苗さんが可哀想だとは思わないんですか!!」
「実に可哀想だよ。 代理人がボンクラ過ぎて。
お前は依頼人の心理を奥の奥まで読み取ろうとしなかった。
だから法廷で恥をかかせた揚げ句負けたんだ。」
「失礼しました。 最高裁での方針を―」
「横分け小僧、今日はあなたもういい。 お帰り。」
「なんで? なんで僕だけ帰んの?」
「女同士楽しみたい気分なの。」
貴和に追い払われたため帰って行った古美門。
「いいですよ遠慮せず私をクビにして。
古美門の言う通り、私がいても役に立たないかもしれないし。」
「弱気ね。」
「思い知らされます。 才能の違いを。」
「才能か。」
「先生は私に言ってるんですよ。
才能ないヤツはさっさと辞めろって。」
「私は違うと思うな。 あいつ自信がないのよ。
このまま最高裁をやって勝つ自信が。
勝つためには誰かに目覚めてもらう必要がある。
なのに眠ったままで一向に起きてこない。
だから全力で叩き起こしてる。 私にはそう見えるな。
倒しちゃいなさい。 彼もそれを望んでる。 私もね。」
黛が事務所に戻ると羽生がいた。
「あの人に勝ちたい。 勝たなきゃいけないの、私は。」
「世界を変えるためには勝つことが必要な時もある。
そして君と僕が組めば勝てない相手はいない。
敵の奥の手は封じておいたよ。」
蘭丸を言いくるめていた羽生。
古美門事務所でもその話に。
「君はバカなのか? 一体幾らで買収された?」
「いや~、金じゃないんすよね。
なんかあいつに頼まれたらどうしても断れなくって。」
「人たらしの本領発揮ですな。」
「何を命じられた?」
「動くな。 それだけ。」
「服部さん、この恩知らずのダブルスパイから
食い物を取り上げて下さい。」
「はいはい。」
「え~、そんな!」
「素手と素手との真っ向勝負ということになりそうですな。」
「望むところだ!!」
アニメ裁判原告本人尋問。
鉛筆を持つ手が震える原告。
鉛筆を手にすると手が震え、目まいがする症状は改善されず、
もう二度と絵を描けないかもしれないと黛。
「宇都宮監督に今言いたいことはありますか?」
「謝罪して欲しいです。
二度と僕のような人を出さないために。
アニメの世界に夢を持ってる若い人を潰さないために。」
「以上です。」
「何故スタジオ小春日和に入られたのですか?」
「宇都宮監督の作品が大好きでしたし
僕もああなりたいと思いました。
でもあんな非常識な人だとは思わなかった。」
「天才に常識を求めますか?」
「天才だって一般常識は持つべきです。」
「ヘドが出る。 ダビンチ、ゴッホ、ピカソ、北斎、手塚。
彼らの職場に労働基準法があったと思いますか?
王様と奴隷で何が悪い?
みんな平等みんな仲良しで
天にそびえるピラミッドが作れる訳がない。
天才の下で働こうとしたなら地獄を見る覚悟をするべきだ。
そして耐えられなかったのなら黙って去れ。
非常識で横暴で自己中心的。
しかし人類の宝のような作品を生み出す。
それが宇都宮仁平です。
穂積さん、この愚かな訴えを
ただちに取り下げることをお勧めします。 以上。」
アニメ裁判被告本人尋問。
当たり前のことを当たり前にしただけと監督。
自分はそういう教え方しか出来ないと。
「結果的に穂積さんは心と体を壊し
絵が描けなくなってしまいましたが。」
「あの程度で壊れるのなら
さっさと辞めて他の道に行った方がいい。 本人のためです。」
「そこまで厳しく育てる理由は何ですか?
スタジオ小春日和は後継者不足に長年頭を悩ませていますね?」
「はい。」
「全制作スタッフを正社員として雇用する
御社の運営には莫大な費用がかかる。
それを監督自身が大ヒット作を作り続けることで
辛うじて賄ってきたのが実態です。
1本生み出すのが奇跡である世界的ヒットを
何十作と続けてきたあなたのご苦労は想像を絶する。
生半可な育て方ではあなたの後継者にはなり得ない。」
「鉛筆を削り、絵を描いてまた鉛筆を削る。
どんどん小さくなる鉛筆を見るたびに、
私は自分の命が削られている気がする。
アニメ制作とは畢竟そういうものです。」
「王様こそ誰よりも苦しみ血を吐いてきたようですね。
あなたこそアニメーションの神様に全てを捧げた
ホントの奴隷なのかもしれません。
彼に金と謝罪を要求する資格のある人間など
果たしているのでしょうか。 以上です。」
「もういいです。 僕が甘かったんです。 取り下げます。」
「原告から何か申し出があるようですが。」
まだこっちの反対尋問が残ってると止める羽生。
そして黛に思い切りやってこいと送り出した。
「監督、あなたの置かれている状況は理解しているつもりです。
慢性的な腰痛、腱鞘炎、白内障に視野狭窄。
あなたはボロボロの体にムチ打って走り続けてこられた。
そして残された時間が少ないことも分かってらっしゃる。
穂積さんを怒りのハケ口の生贄にしたというのは
ホントは違いますね?」
辞めて行った人たちがそれぞれ活躍して結果を出している。
誰でもいいから目をつけていた訳ではなく、
他のアニメーターとは違う光る才能の持ち主にこそ
目をつけあえて試練を与えていたんじゃないか、
それを信じたからこそ他の誰より 厳しく鍛えたのではと。
「でも人はそんなに強くありませんよ。
あなたは結果的にスタジオを
背負って立つかもしれなかった才能を自ら潰してしまったんです。
あなたはやり方を間違えたんです。
何故一言、君には才能がある。 期待している。
そう言ってあげなかったんですか?
言葉にしなければ伝わりませんよ。
監督、穂積さんに謝罪するべきではありませんか?
そして本当の気持ちを伝えるべきなんじゃありませんか?」
「あなたが謝罪する必要はない!」
「被告代理人は黙っていて下さい。」
「穂積くん、私の本当の心を伝える。
私は君に・・・才能があると思ったことは一度もない。」
「えっ?」
「ちょっと待って下さい。 本心を―」
「本心だ!! 細川にしても梅田にしてもそうだ。
私の目から見たら才能のあるヤツなんて1人もいない!
どいつもこいつもバカばっかりだ!!
そもそも才能なんてものはな、
自分で掘り起こして作り上げるものなんだよ!!
俺だって天才なんかじゃない。
誰よりも必死に働き、階段を一つ一つ踏み締めてきただけだ!
振り向いたら誰もついてきてない。
怠けた連中が麓でこう呟く。
あいつは天才だから。 冗談じゃない!!
ゆとりで育ったのんびり屋どもがホントに嫌いだ!!
俺より時間も体力も感性もあるヤツがなんで俺より怠けるんだ!!
だったらくれよ。 無駄遣いするんだったら俺にくれ。
もっともっと作りたいものがあるんだ。 俺にくれ!
いや・・・穂積、そんなに謝って欲しいなら謝る。
金が欲しいんならくれてやるよ。」
「いいですよ。」
「欲しいんだろ?」
「いらねえよ!! ふざけやがって・・・」
一心不乱に絵を描き始めた穂積。
「ゆとり教育やったのあんたら大人だろうが!!
あんたらがクソなんだろうが!!
才能ないだと? あんたのアニメは古いんだよ!
すぐに追い抜いてやる。 王様の椅子は俺がもらう!
あんたのよりはるかにどでかいピラミッド作ってやるよ!!
ゆとりなめんな!! だから・・・
それまで引退なんかさせませんよ。」
「のんびり屋は嫌いだが
威勢がいいだけの身の程知らずはもっと嫌いだ。」
穂積が描いたのは監督の似顔絵だった。
古美門事務所。
「古美門先生! 訴えを取り下げてきました。
3連勝 おめでとうございます。」
「当然の結果ですね。
あのバカはどのボタンを押せば
どういう結果になるか計算も出来ない。
今後も期待出来そうにありませんね!!」
黛は貴和と面会していた。
「結局あの人には勝てないのか。」
「そうでもないわよ。
ここに顔を出さないってことは恥ずかしいからでしょ。」
「恥ずかしい?」
「決めたわ。 あなたには引き続き弁護人やってもらう。」
「頑張ります。」
インコを勝ち取った渡辺だったが、
上手いこと喋ってくれないインコに苛立ち・・・
結局、元のところへ引き取ってもらうことに。
一方、いつも通り全裸男の家の前を通る大石。
大石を見た全裸男がウインクをして誘う。
大石は部屋の中へ入って行った。
黛は羽生に謝る。
「ごめんなさい。
NEXUSの方針を無視した揚げ句負けちゃって。 処分なら受ける。」
「僕も支持したんだ。 処分なんてする訳ないだろ。
これからも 一緒に理想の実現を目指してくれる? 真知子。」
「勿論。」
「それにしてももう一息だったね。
あのまま判決に行ってたらこっちが勝ってたと思う。」
「だよね! 古美門先生、絶対焦ってたよね。
あの顔はそういう顔だった。」
古美門の話ばかりする黛を見つめる羽生。
その頃、古美門事務所では・・・
「面接結果は如何致しましょうか?」
「全員不採用です。」
「かしこまりました。
より大きく飛躍させるために
あえて敵の懐に送り込まれたんでしょうが
果たして吉と出るのか凶と出るのか。
案外このまま取り込まれてしまうのかもしれませんな。」
「ならばそこまでの玉だったというだけの話です。 服部さん。」
「はい!」
「やっぱり1番おっぱい大きい子をキープで!」
裁判3連発!!
テンポが良くて面白かった。
古美門はやっぱり凄いんだね(笑)
しかし羽生の事務所はちょっと宗教っぽい気も。
「ラブ&ピース!!」ってみんなで笑いながら言ってるのが・・・
あんな事務所ヤダなぁ(‐∀‐;)
あの事務所に行って黛はどう化けるのか。
古美門の期待?通りに行くかな?
次回は北の国からのパロディのよう。
パロディ物またやるんだね(笑)
【リーガル・ハイ】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
第8話 第9話 第10話 最終話
スペシャルドラマ リーガル・ハイ
【リーガルハイ】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
危うく情報を見落とすところだった・・・∑(゜Д゜;)
なんと我らが福さま、スーパー歌舞伎にご出演。
歌舞伎は2度目ですね。
■ スーパー歌舞伎「空ヲ刻ム者ー若き仏師の物語ー」出演決定
2014年3月@東京 新橋演舞場
2014年4月@大阪 松竹座
福さま、猿之助さんとまた歌舞伎の舞台で共演です。
しかも佐々木蔵之介さんもご出演とのこと!!
ハンチョウ以来の共演ですね。
しかも舞台!!
しかも歌舞伎!!
福さまもだけど蔵之介さんもだなんて楽しみ♪
こりゃ~、観に行かないとね!!
その前にチケだよね~(‐∀‐;)
ここ2~3日、日中暖かくて過ごしやすかった。
お日様の力は偉大です(笑)
みなさま、福さま雑誌のチェックは出来てますか?
今月分に追加雑誌あります。
■ 2013年11月29日発売予定 『日本映画ACTORS』
■ 2013年12月1日発売予定 『月刊オーディション』
今月分だけじゃないね(笑)
忘れずにチェックしたいと思います!!
・・・・・多分(‐∀‐;)
ある街の摩訶不思議な骨董店—。
店主は、元刑事の経歴を持つ変わり者の美堂橋梓。
自分の美意識にかなう品物を集めたその店で、
美堂橋は“美しいモノ”だけに囲まれ優雅に暮らしていた。
ある日、天然な女子高生・百合が居候としてやってくる。
なぜかトラブルに巻き込まれがちな百合のせいで、
彼の生活は一変!
さらに元同僚の刑事関戸が、
百合の学校で起きた連続失踪事件の相談を持ちかけて来て…
気づけば、不可解な事件に巻き込まれていた。
恋、ときどき、ミステリーとサブタイトルがついてるけど、
正直両方微妙なところ(‐∀‐;)
優雅な日々のはずだった美堂橋が、
百合の登場により早々と崩されてしまったのが不憫。
けど次第に上手く?やれてる感じがしたので、
それなりに良かったのかな?
犯人の予想は出来たので驚きはなかった。
もう少し何か欲しかったな~と・・・
美堂橋の絵画の話はちょっと興味深かったです。
個性的なキャラばかりだったけど、
中でも問屋が強烈すぎてかなり気になった。
サーベルとナイフで約四十箇所も刺されるという、
陰惨な殺人事件が起こった。
被害者は、文武両道の優秀な男子高校生。
加害者は、超・脳力開発アドバイザーと名乗る、
派手な衣装をまとった金髪の中年男。
現場に駆けつけた加藤警視正は、
すでに加害者が逮捕されたと報告を受けて安心するが、
加害者の動機を聞き、耳を疑う。
「円周率が動機だと?」 事件を究明するうちに
次々と不可解な壁にぶつかる加藤警視正。
動機だけでなく、殺害方法も円周率……?
すべての謎は円周率に集約されていく。
驚愕のパズル・ミステリー誕生!
円周率でよくここまで話を広げられたなと。
それぞれのキャラは個性的で良かったけど、
謎解き部分がちょっとイマイチ?
殺人を企んだ側や利用された王子が
本当はどう思ってたのか、何を考えていたのか。
なんか色んなことがスッキリしないまま
モヤモヤっとして終わった気が・・・
1番驚いたのは犬君が女性だったってことかな(笑)
これシリーズ化しそうな感じもする。
因みに円周率は下10桁までなら言える。
ついに一歩の世界前哨戦がはじまる!!
その大一番の前に、
板垣と今井によるフェザー級王座決定戦が開始。
ともに一歩の後継にならんとする宿敵同士だが、
事前の予想は圧倒的に板垣有利!!
高まる緊張のなかゴングが鳴らされた直後、
衝撃の展開に会場全体が息を呑む‥‥!!
うわっ!! ∑(゜Д゜;)
板垣負けたかぁ・・・
そんな気がしないでもなかったけど、
実際そうなるとちょっと複雑な気分。
板垣vs今井の試合が思ったよりも早く終わったので、
それはそれで良かったような?(笑)
なんか板垣はちょっと残念な子要員な気がする(‐∀‐;)
青木ほどではないけど(笑)
そしてとうとう一歩の試合が始まる!!
さて、一体どうなることやら。
宮田くんがちょっと見れたから嬉しかった♪
『夫は判ってくれない・・・刺した妻!
涙の告白の裏に廃工場の変死体と老舗酒造の悲劇!
所轄駆ける女の捜査日誌』
練馬北署強行犯係の魚住久江(松下由樹)が出勤すると、
吉沢徹(森山栄治)という男が
妻に腹部を刺された傷害事件の知らせが入る。
久江と部下の峰岸学(馬場徹)が吉沢の家へ向かうと、
妻の明穂(星野真里)が
生後6カ月の娘を傍らに放心状態で座っていた。
明穂から話を聞こうとするが、一切口を割らない。
広告代理店に勤める吉沢は
女優の阿川佑子(井上美琴)との関係が噂されていたが、
交際していたのは10年前で、今は仕事上の仲だと断言、
明穂も納得済みだった、と言う。
そんな時、廃工場で男性の変死体が発見され、
捜査一課の金本健一(田辺誠一)と井上高志(KEIJI)が向かう。
男は鉄骨に後頭部を強打し、死亡した様子。
久江が吉沢の自宅の捜索すると、ある名刺が出てきた。
その番号は廃工場で殺された男、稲森太一(大口兼悟)の携帯だった。
稲森が勤める松本の門倉酒造は、
15年前から「金魚の涙」という地酒を造っていたが、
大手メーカーが同じ名前の新酒を発売、
偶然同じ名前を考えたのは吉沢で、
門倉酒造が商標登録をしていなかったため、
その名は使えなくなり、稲森が度々吉沢に難癖をつけていた。
久江は、金本と原口昌哉(戸次重幸)とともに、松本へ向かった。
久江らは、先代の門倉宏司(笹野高史)と
娘の圭子(安蘭けい)に話を聞く。
稲森の死亡推定時刻には、
家族以外にアリバイを証明するものはない…。
誰が稲森を殺したのか?
そして、吉沢が妻に刺された真相とは…?
前にスペシャルで放送された『ドルチェ』の第2弾。
色々突っ込みたい部分もあるけど、
それなりに面白く見れたと思う。
しかし秋穂の旦那がムカついてしょうがない。
あいつにも罰が下ればいいのに・・・
あの後、秋穂がどうなるのか気になった。
離婚するのかな?
さすがにあの旦那と暮らして行くことは出来ないだろう。
ドルチェ
毎日毎日寒いよね~。
朝、布団から出るのしんどいよ・・・(-_-;)
仙台は既に初雪が降ったようだけど、
自分の目で見てないから降ったって思えない(笑)
そんな寒い毎日を過ごしてるけど、
寒くてもやっぱり食べたいのがアイス!!
期間限定『雪見だいふく』ですよ。
これ見たら食べたくなるでしょ~。
美味しかった~(>艸<*)
みなさまも見かけたら是非!!
また買ってこよう♪
第6話
『新しい愛の形か重婚か!? 訴えられた妻は夫が3人』
古美門事務所に澄江という女性がやって来て、黛が対応する。
澄江の息子・悟の妻・愛子が他に夫を持つ『一妻多夫』とのこと。
しかも悟も認めていると言う。
それを聞いた黛は理解不能。
服部は古美門が面白がる案件だと。
古美門が面白がる案件は危険と判断した黛は、
羽生の事務所を紹介する。
そんな中、愛子が夫たちと古美門事務所に訪ねて来た。
澄江が相談に来たことを知って訪ねて来たとのこと。
一妻多夫の話を聞いた古美門は案の定、興味を持ってしまう。
そして話の流れから黛が
澄江に羽生の事務所を紹介したことがバレ、
またしても羽生との対決になった。
愛子の夫は3人で曜日を決めて行き来しているよう。
3人の夫も、子供たちも仲がいい。
婚姻関係は結んでないので重婚にはならないが、
澄江はどうしても別れさせたい。
裁判は羽生のペースで進む。
平和的解決を見出す羽生は、
夫たちの昔好きだった女性や、思い人、
そして別れた妻を連れて来て、愛子と別れさせる作戦に出た。
3人の夫たちはそれぞれの女性と過ごし、
愛子はひとりになってしまう。
けど夫や子供たちが幸せであればいいと。
その時、羽生から電話があり、会いたいとのこと。
羽生の事務所で話し合いの場が設けられた。
この裁判はこちらの勝ちだと本田。
ラブ&ピースで行こうと、申し立ては取り下げると言う。
「条件はたったひとつ。
愛子さんとの内縁関係の解消です。」
愛子は受け入れた。
3人の夫と内縁関係を解消すると。
交渉成立し、晴れやかな笑顔の羽生。
羽生がいるグランドへやって来た黛。
「話って?」
「いつか言ったよね。
僕が古美門先生に勝ったら、僕に喰らいついてくれるって。
今回は名実共に僕の勝利だよ。 僕と一緒に世界を変えよう。」
「まだ勝負はついてないんじゃないかな。
ピストルを隠し持ってるかも。」
翌朝、羽生が事務所へ行くと澄江と
夫たちにあてがった女性が乗り込んで来ていた。
羽生が古美門事務所へ。
そこには愛子と3人の夫と子供たちがいた。
愛子たちは元の生活に戻っていた。
3人の夫は目が覚めたと、愛子じゃないとダメとのこと。
羽生が勝ちで安心しきっていた頃、
草の者・蘭丸が3人の夫に接触していたのだ。
女性たちの欠点を指摘し、愛子とは大違いと吹き込んでいた。
「ごめんなさいね~。
やっぱりあたしにはこの生活が合ってるみたい。」
「ごめんなさいでは済みません。
これは申し立てを取り下げた時に約束した内容に違反しています。」
「それが違反ではないのだよぉ~。」
「違反でしょ。 内縁関係を解消すると約束したのに!」
「内縁関係はきっちり解消したもん。 ねっ♪」
「ねっ♪ 彼らは新たな形態の家族に生まれ変わるのだよ。」
「ね~っ♪」 古美門と愛子。
なんと3人の夫と養子縁組として入籍をするとのこと。
「法律でガッチリと守られた正真正銘の家族だ。
今度こそ誰も引き離すことは出来ない!!」
喜ぶ3人の夫と子供たち。
「バカげてる。」
「バカげててもこれが法だ。 素晴らしいじゃないか。」
「こんなこと認められる訳がない!」
「漸く薄ら笑いが消えたな、ミスターウィンウィン。
裁判で情け容赦なく親権を奪い取っていれば君は勝てたんだ。
だが君はそうしない。 必ず何処かで和解に持ち込む。
だから適当に泳がせていたんだよ。
法廷で随分調子に乗っていたいたじゃないか、ゆとり王子。
それが着々と養子縁組が進行していたとも知らずに
おめでたいったらありゃしない。」
書類が出来たからみんなで区役所に届けに行こうと愛子。
そして古美門と黛に礼を言う。
澄江は孫だけじゃなく、
息子も愛子に奪われてしまったんだと羽生。
「怒りを覚えるよ。」
「古美門に? それともあたしに?」
「自分に。」
貴和に面会に行った古美門。
黛を外に出して自分に立ち向かってくるのが
怖いんじゃないかと言われる古美門。
怖くても覚悟を決めないといけない時が来てるのかもと貴和。
「あの子も私も。・・・・・あなたも。」
今の古美門じゃ、最高裁を戦っても勝てないと思うと。
「何を根拠に。」
「勘よ。 変わらなきゃ。
何かを得る為には何かを捨てないとさ。」
古美門事務所。
「どう思います?」
「は?」
「ポンコツです。」
「養子縁組の書類作りをなさり、お1人で泣いてらっしゃいました。
その時は何故泣いているのか、私には分かりませんでしたが・・・」
「年老いた母親を1人にするのが嫌で泣いていたんでしょう。
私を恨みながら。 相変わらず甘っちょろいヤツです。」
「いえ、先生がご指示をなされる前なんです。
養子縁組をするよう指示される前に、
先回りをして作業なされてたんです。
古美門研介のやり方がいつの間にか身に染み込んでいる。
そう気づいた時に、思わず溢れた涙。
私にはそのように思われましたが・・・」
その時、黛が帰って来た。
古美門が見ていた空を見てUFOだと言う黛。
「今日で君はクビだ。」
「そうですか。 あれ、絶対UFOですよね。・・・クビ?」
「そうだ。」
「はいはい。 私、何かやらかしました?」
「君はよくやっている。 サナギから出て、外へ飛び出す時だ。」
「なんですか? それ。 大体、私は先生に借金があるんですから。」
「外でやった方が君は稼げるよ。」
「私は先生に認めてもらえるまで
食らいついて行くって決めてるんです。」
「だから認めると言ってるんだ。」
「やめて下さいよ。 気持ち悪い。
服部さん、何か言ってやって下さい。」
服部は背を向けてしまう。
「君の目標は私を倒すことだろう?
いつまでもここにいたんでは達成出来ない。」
「本気で言ってるんですか?」
「羽生に誘われてるんだろ?
君の目指す理想には彼の所の方が近い。
自分の目でシッカリと見てきたまえ。
そして、思う存分、力を奮ってみるがいい。
少しはマシになったと気づくだろう。
私は君をこき使うことはない。
だが、もう守ってやることも出来ない。
ここからは自分1人の戦いだ。」
「なんで? なんで悪口言わないんですか?
言って下さいよ。 いつもみたいに酷いこと。」
「君には迷惑をかけられっ放しだったが、
お陰で退屈せずに済んだ。 礼を言うよ。」
「からの、悪口でしょ?」
「ありがとう。」
「からの!」
「頑張りたまえ。 以上だ。」
古美門は自分の部屋へ戻る。
服部は黛にバッグを差し出す。
「ここにはもう、私の居場所はないんですか?」
「黛先生。 先生ご自身がそう感じ始めていたはずです。
間もなくこのような日が来ることを。」
荷物を受け取った黛は、古美門の部屋に向かって頭を下げる。
「こちらこそありがとうございました!!」
黛は泣きながら歩く。
部屋から古美門が出て来る。
「寂しくなりますな。」
「漸く静かになります。」
黛出て行っちゃった!!
そして次回、羽生の事務所に。
古美門と黛が法廷でやり合うようで楽しみだ。
で、最後は結局古美門事務所に戻って来るんだろうな~(笑)
今回の裁判はまぁ、好きにしたらって感じでした。
納得してるならいいんじゃないの?
お金も不自由してないみたいだしさ。
けど子供たちが今後どう育つのか気になるけどね(‐∀‐;)
【リーガル・ハイ】
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第8話 第9話 第10話 最終話
スペシャルドラマ リーガル・ハイ
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