まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

劇場版 SPEC 警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿 ~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇

2013-11-05 22:56:31 | 映画・DVD鑑賞


   

ニノマエとの死闘を終え、
瀕死の状態で病室に担ぎ込まれた当麻と瀬文。
「…お前はお前だ。俺にとってそれは絶対に変わらん。」
「一生…ガチで巻き込んじゃってやるからな…。」
二人は距離を縮めたかに思えた…。
しかし、世界はある人物によって破滅へと進んでいた…。
「ヤツらはどうしても滅びる運命にあるんだよ」。
SPECホルダーたちが世界を揺るがし始め、
現人類の歴史に終止符が打たれようとしている。
「奴を倒すなら、私は鬼でも悪魔でもなる。
人の道を踏みはずしたら、瀬文さん。あとは頼みます」
当麻に宿ったスペックが今、目覚める!





観に行って来たよ!!


面白かったんだけど、期待してたほどではなかったかな~。


ストーリーはほぼ進まず。


映画じゃなくTVでやっても良かったような?


完全に爻(コウ)ノ篇を観ること前提の作りだった。


まぁ、漸ノ篇観た人は爻ノ篇観ると思うけどね(笑)



以下、ネタバレ含みますので、


これから観ようと思っている人は絶対に読まないでね。

















主となる部分があまりなかったという印象。


ネタ部分が多くて、ここいる?って部分も(笑)



当麻のおばあさまが殺されてビックリ。


野々村も死んだようだけど本当かどうかは微妙なところ。


ここまで生かしてきた野々村を殺すのか?と。


なんてったってケイゾクから出てるんだよ?


意外だったのは吉川が生きてた?ことかな。


フリーズドライになった吉川は


インスタント食品の方法で復活!!


けど完全ではない(笑)



サブアトラス会議に出ていた日本代表・卑弥呼が


他の代表を消しちゃったけど、


何故韓国代表だけ生かしたのかが謎。


まぁ、みんな消しちゃったらそのことを伝える人物が


いなくなってしまうからかもしれないけど。


その卑弥呼の正体も謎のまま。



セカイ(向井理)の台詞で「兄じゃ」って呼んでたから、


卑弥呼はセカイの兄なのかな~?と・・・


セカイと一緒にいる白服の女は潤が成長した姿で、


小さくなったり大きくなったり自由自在っぽい。


話してる間にひっきりなしに出るしゃっくりがウザイ(ー'`ー;)



プロフェッサーJなる人物も登場するが正体不明。


劇中ではジョジョ立ちした香椎由宇がそれっぽい役割だったけど、


速攻殺されたので違うと思ってる。



プロフェッサーJは中国から逃げてきたよう。


これは野々村と宮野の会話から判明したこと。


となると、急に現れた当麻父の後輩である


湯田(トウダ/エンケンさん)が俄然怪しくなる。


当麻父がやっていたことも知ってたし、


何よりプロフェッサーJのことを当麻に教えたのが湯田だ。


が、前半の爆発で現在意識不明の重体。


しかしそれ以降情報が何もないので、


漸ノ篇が終わった段階で湯田がどうなったかは分からないまま。



香椎由宇が殺された後、セカイのところへいた黒い影。


「ありがとう。 プロフェッサーJ」


定かではないがそんなようなことを


セカイがその黒い影に言っていた。


故にプロフェッサーJは香椎由宇ではないと思う。


そんなこんなでプロフェッサーJの正体は湯田が第一候補かな。



ま、謎だらけで終わった漸ノ篇でした。


爻ノ篇が楽しみだ!!


ちゃんとスッキリ終わらせてくれるといいんですけどね。


「ニノマエが出ないとSPECって感じじゃないね」と友達が。


確かにSPEC感は薄かったような?(笑)


予告の映画『トリック』も気になったよ。





甲の回(#1) 乙の回(#2) 丙の回(#3) 丁の回(#4) 戊の回(#5)

己の回(#6) 庚の回(#7) 辛の回(#8) 壬の回(#9) 

癸(起)の回(#10/最終回)

SPEC 警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿 ~翔~

劇場版 SPEC 警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿 ~天~

SPEC 警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿 ~零~

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レアル辛うじて勝利

2013-11-04 22:25:16 | レアル・マドリード【リーガ】


■ リーガエスパニョーラ 第12
節 ■

ラージョ・バジェカーノ(18位/勝ち点9)
              レアル・マドリード(3位/勝ち点25)

アウェイ、バジェカスで対戦。



【出場選手】

GK : ディエゴ・ロペス

DF : セルヒオ・ラモス、ペペ、カルバハル(59分、アルベロア)、

    コエントラン(45分、マルセロ)

MF : シャビ・アロンソ(46分、イジャラメンディ)、ディ・マリア、

    モドリッチ、ベイル、クリスティアーノ・ロナウド

FW : ベンゼマ



【控え選手】

カシージャス(GK)、マルセロ、アルベロア、イジャラメンディ、

イスコ、ホセ、モラタ



【結果】

ラージョ・バジェカーノ 2-3 レアル・マドリード



【得点】

0-1  3分  クリスティアーノ・ロナウド

DFをかわしたロナウドがそのままシュート。


0-2  31分  ベンゼマ

ベイルからクロスを受けたベンゼマがシュート。


0-3  49分  クリスティアーノ・ロナウド

ベイルからのパスを受けたロナウドがシュート。


1-3  53分  ジョナサン


2-3  55分  ジョナサン



【順位表】 上位5位まで

1 バルセロナ                        勝ち点 34

2 アトレティコ・マドリード                  勝ち点 33

3 レアル・マドリード                    勝ち点 28

4 アスレティック・ビルバオ                 勝ち点 20

5 ビジャレアル                       勝ち点 20



【得点ランキング】 上位4人まで

1 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)        13

1 ジエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリード)            13

3 リオネル・メッシ(バルセロナ)                 8

4 アレクシス・サンチェス(バルセロナ)             7

4 アントワン・グリマンズ(レアル・ソシエダ)          7

4 イヴァン・ラキティッチ(セビージャ)               7




【次節・第13節】

11/9   レアル・ソシエダ(7位/勝ち点17)

ホーム、サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムで対戦。





危なかった・・・


前半は良かったんだけど後半が・・・(-_-;)


ベイルとロナウドはこの試合も好調だったな。


勝てて良かった。

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巨人連覇ならず

2013-11-03 22:13:24 | 野球


日本シリーズ第7戦までもつれ込んだ試合は、


トータル4-3で楽天が日本一に。


残念無念です(>ω<。)



が、試合内容を考えると致し方ないかなと。


取れるところで取れない巨人。


打線が不調すぎた。


また来シーズン頑張りましょう。


両選手お疲れ様でした。


楽天日本一おめでとう。


巨人は日本一逃したけど、


地元のチームが日本一になったので、まぁ良かったかな。



どこでも便乗セールやると思うので、


あたしも便乗しようと思います(笑)

コメント (4)
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2013年10月の読書メーター

2013-11-02 22:44:17 | 読書メーター


読んだ本の数 : 13冊

読んだページ数 : 3376ページ

ナイス数 : 313ナイス



おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)感想
岬先生シリーズ第2弾。
・・・シリーズと言っていいのか分からないけどね(笑)
相変わらず音楽描写が素晴らしい!!
ラフマニノフの『ピアコン2番』は好きな曲だから
また読みながら脳内に流れてたよ。
あと『ラ・カンパネラ』もね。
前作に引き続きラストまで読むとタイトルに納得。
それよりあの後、晶がどうなったのかとても気になる。
少しでもいいからその後を書いて欲しかったかも。
岬先生は前作同様魅力的だった。
読了日 : 10月29日
著者 : 中山七里



×××HOLiC・戻(1) (KCデラックス)×××HOLiC・戻(1) (KCデラックス)感想
またHOLiC読めるのは嬉しいんだけど・・・
なんかよく分かんなかった(‐∀‐;)
どこまで戻った話なの?
百目鬼は既に卵持ってたからその後で、
侑子さんがいなくなる前の間の話ってことなのかな?
取り敢えず読み続けてみようと思う。
読了日 : 10月28日
著者 : CLAMP



君に届け 20 (マーガレットコミックス)君に届け 20 (マーガレットコミックス)感想
表紙に驚いた!!
風早父インパクト強いよ(笑)
進路話が進んで行く中、ちづと龍に一波乱ありそうな感じ?
早く龍にも幸せになってもらいたいよ。
風早と爽子はラブラブイチャイチャでこそばゆかった(‐∀‐;)
やっぱピンはいい先生だな。
この巻でも株が上がったよ。
あやねはピンの方がいいんじゃないかと改めて思った。
ケントは嫌いじゃないけどピン派としては・・・ねぇ。
読了日 : 10月27日
著者 : 椎名軽穂



バガボンド(36) (モーニングKC)バガボンド(36) (モーニングKC)感想
終始田んぼ作りに励む武蔵の巻。
「助けてくれ」と言う村人に対し、
よくそんな易々と他人に言えるものだと思っていた。
しかし食料つき太刀打ち行かなくなってしまい、
他人に「助けてくれ」と求めた武蔵。
その一言がとてつもなく重い。
田んぼ上手く行くといいのだが・・・
読了日 : 10月26日
著者 : 井上雄彦



さよならドビュッシー (宝島社文庫)さよならドビュッシー (宝島社文庫)感想
これはなかなかの読み応え。
クラシック好きなので更にワクワク感が増したよ。
音楽描写が素晴らしかった!!
ラストの展開に度肝を抜いた。
何かあるとは思ってたけど、
そこまでは考えてなかったから衝撃が大きかったよ・・・
読んでいる最中はドビュッシーが脳内を流れ、
読み終えた後はドビュッシーが聴きたくなった。
しかし岬先生の洞察力は凄いね。
読了日 : 10月22日
著者 : 中山七里



思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)感想
シリーズ第2弾。
ちょっと不思議でほっこりする作品。
明里と秀司の関係が前作よりも近づいていい感じ。
そして更に深まった太一の謎。
一体何者なんだろう?
気になって仕方がない。
早く続き出ないかな~。
読了日 : 10月19日
著者 : 谷瑞恵



LOVE SO LIFE 13 (花とゆめCOMICS)LOVE SO LIFE 13 (花とゆめCOMICS)感想
双子とのお別れが刻一刻と近づいていてとてつもなく寂しい・・・
子リス姿がめっちゃ可愛かった♪
梨生と健の話もほのぼのとして良かったけど、
それよりも詩春と松永さんを早く!!
って思ってしまったよ(‐∀‐;)
次巻から最終章のようなので期待したい。
それと・・・松永兄は帰って来るのだろうか?
読了日 : 10月19日
著者 : こうち楓



思い出のとき修理します (集英社文庫)思い出のとき修理します (集英社文庫)感想
いい。これ好き。
心温まる優しい作品。
明里はちょっと好きになれない部分もあるけど、
時計屋さんはとても魅力的だった。
そして太一がミステリアスというか・・・不思議な感じ。
神出鬼没なんだよな~。
太一は謎だわ。
何かありそうな感じがする。
2も読まなきゃ!!
読了日 : 10月16日
著者 : 谷瑞恵



文豪ストレイドッグス (2) (カドカワコミックス・エース)文豪ストレイドッグス (2) (カドカワコミックス・エース)感想
乱歩さんの能力であって能力ではない凄さ。
あれじゃ~普通に凄い人じゃんか!!
与謝野晶子の能力も判明。
あれは・・・ちょっと恐ろしいね。
絶対怪我したくないな・・・(-_-;)
新たな敵に梶井基次郎や泉鏡花が登場したのはいいんだけど、
泉鏡花は何故少女に?
何か意図があるんだろうか?
それにしても『綾辻行人氏、ウケる!』の帯は反則でしょう!!
そんなこと書かれちゃったら買わずにはいられない(笑)
読了日 : 10月15日
著者 : 春河35



黒鷺死体宅配便 (18) (カドカワコミックス・エース)黒鷺死体宅配便 (18) (カドカワコミックス・エース)感想
今回の時事ネタはイジメとiPS細胞。
八尺様怖かった・・・暫く残りそうだよ(-_-;)
iPS細胞ならぬK細胞はキモかった。
使い方を誤るとこうなってしまうのでは?と思わせる話だった。
色々考えさせられるネタではあったが、
本来の謎?が置いてきぼりのままで、
一体いつになったら描いてくれるのかと・・・
このマンガも惰性で読み続けてるような気もする。
読了日 : 10月14日
著者 : 山崎峰水



文豪ストレイドッグス -1 (カドカワコミックス・エース)文豪ストレイドッグス -1 (カドカワコミックス・エース)感想
ずっと気になっていたんだけど買うのを悩んでた。
その後、偶々試し読みを見つけて読んでみて、
やっぱりそそられたので買った(笑)
設定が面白いね!!
各々の能力が作品名ってのもまたいい。
内容的にはもっと探偵色が強いのかと思ってたんだけど、
まぁ・・・これもありっちゃありかな?
今後の展開に期待します。
読了日 : 10月12日
著者 : 春河35



櫻子さんの足下には死体が埋まっている  雨と九月と君の嘘 (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘 (角川文庫)感想
櫻子さんシリーズ第3弾。
正太郎のお陰なのか櫻子さんにも人間味が出てきたな~と。
2人の距離感も近づいて来たかと思いきや、
途中でぎくしゃくな雰囲気になったりと・・・
そしてエピローグは意味深な発言もあったりして、
これからの展開が気になって仕方がない。
プリンの話が1番好きかな。
読んでてプリンが食べたくなったよ。
またもや在原さんは出て来なかった(笑)
読了日 : 10月6日
著者 : 太田紫織



櫻子さんの足下には死体が埋まっている   骨と石榴と夏休み (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み (角川文庫)感想
櫻子さんシリーズ第2弾。
いいちゃんの話は好き。
ロクでもない母親かと思いきや、
身を挺して子供を守ることが出来る母親だった。
そこは良かったと思えたかな。
そして東藤家の話は胸糞悪かった(-_-;)
あんな家、絶対嫌だ!!
しかし未だ正太郎と櫻子さんの出会いが分からないままだけど、
婚約者の在原さんも謎のまま。
一体いつ登場してくれるんだろうか。
気になって仕方がないのだが・・・
読了日 : 10月2日
著者 : 太田紫織



読書メーター





先月の個人的なヒットは漫画『文豪ストレイドッグス』だね!!


早く続きが読みたくて堪らない。


今後どんな文豪が出て来るのかワクワクするよ。



小説では『さよならドビュッシー』&『おやすみラフマニノフ』。


クラシック好きにはオススメしたい。


ミステリーなんだけど音楽描写の素晴らしさに感動。


クラシック聴きたくなるわ、


楽器吹きたくなるわでウズウズしたよ(笑)



今月もいい本に巡り会えますように~♪


オススメの本があったら教えてね。

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リーガルハイ 第4話

2013-11-01 23:32:18 | ドラマ


第4話

『お隣付き合いは蜜の味!? 嫉妬渦巻く隣人裁判!!』






西平家でピアノを弾く子供。

すると隣の東山家から布団を叩く音が。

その音を聞き子供はピアノに突っ伏した。

母親のなつは怒りで剣山に花を突き立て、

隣に乗り込んで行く。

東山家の警報が鳴り、母親・冬海が玄関のモニターを見ると、

なつが鋏を持ってドアを叩いていた。

冬海は対抗しようとゴルフクラブを持って出る。

クラブで殴ろうとした冬海に持っていた鋏で刺してしまうなつ。



裁判になり、なつの弁護士は羽生。

なつの判決は無罪となり、納得がいかない冬海は古美門事務所へ。

自分は死にかけたのに正当防衛なんて納得出来ないと、

民事裁判を起こし、隣を追い出したいとのこと。

黛は難しいと言うが、古美門は金次第と。


「慰謝料を取ってくれれば全額差し上げます。」


「では2,000万ほど分捕り、ゆとり王子を叩きのめしましょう。」


「庶民から2,000万も取るなんて無茶ですよ。」


「家を売っ払えばどうにかなるだろう。」


「それになんか羽生くんのことを無駄に意識してません?」


「してるか! あんなの眼中にない!!」


「分かりました。 失礼します。」


「確かに今までにはないタイプの相手でございますからな。」


「笑わせないで下さい。

ミスター ウィンウィンがジーザス!とか言って

頭を抱える姿が目に浮かびますよ。」


「裁判の日程が決まりました。 裁判長はこの方です。」


服部に渡された紙を見た古美門と黛が同時に叫ぶ。


「ジーザス!!」



裁判の日。


「少しでも好印象を持ってもらえるよう努力して下さい。
 
でないとまた牢屋に入れられますよ。」


「分かってるよ。」


別府が法廷に入って来た。

そして第1回口頭弁論が始まる。

古美門は治療費と慰謝料の2,000万円を請求。

いつものように歩きながら演説する古美門を別府が注意。


「原告代理人。 原告代理人。

ここはブロードウェーではありません。」


「存じております。」


「代理人席に戻り冷静な主張を心掛けなさい。」


「慰謝料2,000万円を請求するとともに

現住居からの転居を要望するものであります。 以上。」


「だから言ったじゃないですか。」


次に羽生が演説。

別府は落ち着いた態度に好感を持ったようで褒める。


「これもう負けじゃありません?」


「相変わらずのいかれたクソ判事だ。」


「何か言いましたか?」


「相変わらずいかした名判事だと。

次回の期日を決めましょう。」


「まだ終わりではありません。

本件は訴状だけでは原告の主張が分かりにくいため、

本日は時間の許す限りじっくり審理していくことにします。

原告代理人、改めて説明しなさい。」


「望むところです。」


両家は同じ日に引っ越して来た。

冬海となつは年齢も同じ、息子の年齢も同じ、

夫も同じサラリーマン。

すぐに意気投合して親友となり、息子たちにピアノを習わせ、

休みの日には一緒にバーベキューをしたりしていた。


「しかし、この関係は長くは続きませんでした。

何故デスパレートな関係になってしまったのか。

所詮、隣の芝生は青いのです。」


「原告代理人。」


「はい。」


「前に出ないように言ったはずです。」


「失礼しました。」


「今度前に出たら廊下に立たせます。」


「ハハハ、ご冗談を。 話を戻します。

きっかけはほんの小さな綻びでした。」


小学校の記念受験をしようと誘ったなつ。

受けたはいいが、受かったのはなつの子供だけ。

冬海は折角受かったんだから、

うちのことは気にせず私立に行ってと。


演説してるうちにまた席を立ってしまった古美門に、

別府は忠告した通り実行を命じ、廊下に立たせた。

古美門に代わり黛が始める。


ピアノでも差が出始めた息子たち。

なつの子供はコンクールに出るようになったが、

冬海の子供は挫折。

そしてなつの旦那は順調に出世して行ったが、

冬海の旦那は会社の業績が悪化し、

両家の生活レベルにも格差が出始めた。

また、冬海が布団を叩いてた時になつは逆効果だと言い、

物を知らないことをバカにされ、侮辱されたと感じたと。

親同士の軋轢は子供たちにも伝わり、喧嘩するようになった。


「腹いせに嫌がらせに走ってしまうほど

冬海さんの精神を追い詰めていたんです。

どちらが悪い訳でもありません。

しかし、今まで何もかも同じだった2人にとっては、

小さな差が大きな心の溝になっていきました。」


黛も古美門のように動いて熱演。


「黛先生、あなたもブロードウェー志望ですか?」


「あっ! 自分でも知らぬ間に! 申し訳ありません。

裁判長、決して古美門に影響を受けている訳ではありません。

あの人を軽蔑してるんで。

完全に裁判長寄りの人間ですから私は。

そこのところどうか。」



古美門は貴和のところに。

別府のことを話したよう。

自分の担当になったら面白いのにと貴和。


「お互い嫌いなタイプだよ。 それに民事と刑事は別だ。

あんな偏見の塊みたいな小娘に死刑案件を裁かれて堪るか。」


刑務官が貴和にタバコを持って来て火をつけた。


「どこまで手懐けてるんだ。」


「頼んだら許してくれんのよ。」


「だから君は死刑になるんだよ。

人間の最も厄介な感情は嫉妬だ。

親友同士が嫉妬1つで殺し合いになる。

君を死刑台に送ろうとしてるのは全国民の嫉妬だ。

また来るよ、エマニエル夫人。」



事務所に戻った古美門。

蘭丸が食事中。


「調査は進んでるんだろうな?」


「順調っすよ。 しかし隣付き合いっつうのも大変っすね。」


「同情することはない。 自業自得だよ。

不動産業界に騙されて夢のマイホームという名の

掘っ立て小屋を売りつけられ、

ローンで雁字搦めになった奴隷たちの惨めな諍いだ。」


「よく先生受けましたね。」


「この手のご近所トラブルは最もちょろい仕事の1つだ。

事実もへったくれも ない。

弁護士の腕次第でいかようにもなる。

手早く稼ぐにはもってこいなのだが・・・」


「相性の悪い裁判官に当たってしまいましたな。」


「相性の問題ではありません。

あんな変態女は失脚させた方が法曹界のためだ。

蘭丸くん、今夜辺り別府敏子の食事に毒を盛れ。」


「それは流石にちょっと。」


「では別府の家を燃やせ。」



法廷では黛が頑張っていた。


なつの家が放火に遭ったとのこと。

軽い小火で済んだが犯人は見つからなかったよう。

根拠は何もなかったのになつは冬海を疑った。

なつの立場なら疑うのは無理のないことと羽生。

その発言に別府も同意。


また、冬海が外に出るとなつの家に犬が。

防犯のためにとのことだったが、

その犬が冬海を襲ってしまい腕を4針縫った。

そして1ヶ月後に鋏事件が起きた。

冬海は我が身と家族を守ろうとしたのだと。



一方、古美門事務所では引き続き食事中。


「お一人で頑張ってらっしゃるんですから、

今夜は黛先生のお好きなエスニック料理にでも致しましょうか。」


「気を遣う必要はありませんよ。

どうせ今頃がに股で叫んでますよ。

『仲良しのお隣同士に戻れるはずです!!』って。」


「ハハハハ! 似てる似てる。」



法廷では・・・


「仲良しのお隣同士に戻れるはずです!!」


ご名答(笑)


「あっ・・・そう信じたいです。

ですがここまでこじれてしまった以上、

それはもう無理なのかもしれません。

緊急避難的にどちらかが引っ越さないといけないのであれば、

冬海さんの家より収入が多くローンの残高も少ない

なつさんのお宅にどうかそれを引き受けていただきたい。

そう思う次第です。 以上です裁判長。」


「被告代理人、今の説明に異論や訂正があればどうぞ。」


「若干冬海さん目線に偏っていますが大まかには今の通りです。

私も冬海さんには同情しています。

しかし全ては冬海さんがなつさんに激しい嫉妬を

抱いたところから始まっているんです。

東山さんが転居なさるのがこの場合一番なんだろうと思います。

以上です。」


「どちらにより非があるのか判断するに当たり、

直接確認したい点が何点かあります。

次回、現場検証を行います。」



現場検証に行くのに古美門をおぶって来た黛。


「現場なんかに行くことないだろ。

大体なんでみんな一緒に行くんだ。 面倒くさい女だな。」


「これも裁判官の権限ですから。

まあ、遠足と思えば楽しいじゃないですか。」


「全員揃ったようなので質問がなければ出発します。」


「バナナはおやつに入りますか?」


車に乗り込む面々。

古美門はタクシーで行くと言うが、

空いてると言われ別府の隣に座る。


「しり取りでもします? 冗談ですよ。」


「ゴリラ。」


「やるの?」


現地に着いた。

早速調べ出す別府。


「実に面白い。」


「なんだ今のは。 パクリか?」


「いつも裁判所にいるからはしゃいでるのかも。」


「あれではしゃいでるんですか?」


「大はしゃぎだ。」


「実演してみましょう。

黛先生はなつさん古美門先生は冬海さんをお願いします。

真剣に お願いします。

鋏は万が一のことがありますから。」


と言い、巨大な鋏を取り出す別府。


「絶対楽しんでますね。」


「どこまでやりたい放題なんだ。」


みんなでノリノリに再現。

そして犬も用意した別府。

犬は古美門を襲った・・・訳ではなくじゃれていた。



原告本人尋問。

冬海に犬に襲われたのは本当か、

襲われた振りをしたんじゃないかと。

意義ありという黛をことごとく却下する別府。

そして冬海に答えるよう促す。


「裁判長、あなた自身が誘導尋問してますよ。」


「原告代理人、発言に気をつけなさい。

原告、あなたもご主人もゴルフをやらないはずです。

何故ゴルフクラブを用意したのですか?」


「夫と息子がプレゼントしてくれたんです。

気晴らしになるんじゃないかって。」


「凶器として使うことを想定して用意したのでは?」


「いい加減にして下さい!!

あの女は私のうちを滅茶苦茶にしたのよ!!」


「冬海さん、黙って。」


「なんでもかんでも自分が上だと思って人をバカにして!!」


「喋っちゃ駄目!!」


「黛真知子弁護士。

原告の発言をやめさせる権限はあなたにはありません。

退廷を命じます。 退廷を命じます!」



事務所に戻って来た古美門と黛。


「なんなんですか、あの人は!! 滅茶苦茶過ぎますよ。」


「前から言ってるだろう。

下々の者を虐めるのが大好きな欲求不満の変態女王様だと。」


「問題にならないんですかね?」


「なってるに決まってる。 裁判所内では札付きの問題児だ。」


「まあ、裁判官はいわば国に仕える役人ですからな。」


「既に刑事裁判でなつさんに正当防衛が認められてる以上、

それをひっくり返す判決を出すのは難しい。

刑事と民事は別とはいえ、

かなり圧力をかけられているんじゃないんでしょうかね。」


服部の言う通り、圧力をかけられていた別府。


「だから余計にむしゃくしゃしてるのさ。」


「だからってもう少し本人たちの身になって欲しいですよ。

これで負けたらいくらなんでも冬海さんがかわいそ過ぎます。」


「何故可哀想なんだ?」


「何もかもなつさんに差をつけられて・・・

嫉妬したって仕方ないですよ。」


「どっちがどっちに嫉妬してるって?」


「はっ?」


「まあ見ていたまえ。

地下作戦が着々と進行中だよ。」



その頃、蘭丸がゲーセンでなつの息子と接触中。



羽生の事務所。

古美門を追い込んで凄いじゃないかと磯貝。

しかし羽生の顔は不安そう。


「相手が相手だ。 このままいくはずがない。

今度こそあの人に勝たないと・・・

じゃないと不幸な人が増え続ける。」



被告本人尋問。

何故鋏を持ったまま冬海の家に行ったのかと聞かれ、

偶々花を活けていてそのまま持って行ってしまったとなつ。


「冬海さんはあなたのことを妬み、憎み、恐れ、

非常に不安定な精神状態だったことは知っていますよね?

私なら鋏は持って行きません。

冬海さんを逆上させる危険性が高いからです。

何も持って行かないか、

より身を守る武器になるものを持って行くかどちらかです。

もう一度聞きます。

何故鋏を持って行ったんですか?」


「だからなんとなくです。

冬海さんの状態がそんなに危険だとは思いませんでした。」


「『ママに何かあったらすぐにご近所さんを呼んでね』

出て行くとき、息子さんにそう言いおいたのにですか?

事実息子さんはそうされました。

なつさん、あなた冬海さんが襲いかかってくることを

期待していたんじゃありませんか?」


「異議あり!」


「却下します。」


「冬海さんを凶行に走らせたのはあなたです。

犯罪者に仕立て上げ、隣から追い出すために。」


「命を落とすところだったんです。」


「そんな危険なことするはずないでしょう。

デッキブラシ。

いつも通り冬海さんはデッキブラシを使うものだと思っていた。

殴られたところで命を落としたり大怪我をする危険性は低い。

でもまさかゴルフクラブを持っているとは。

あなたはパニックになり、

被害者になるつもりが加害者になってしまった。 違いますか?」


「なんで私がそんなことするんですか?

私は冬海さんに対してなんとも思ってません。

冬海さんが一方的に私に嫉妬してるんです。」


「塾をさぼってゲームセンターに入り浸りですね、紀明くん。

学校でもうまくいっていないようで

公立に行きたかったとあなたを恨んでいるようです。

ご主人も殆ど帰って来ませんね。

相手の女子社員、ご存じなければ教えて差し上げますよ。

それに対し、冬海さんのご主人は可能な限り

この裁判を傍聴し冬海さんを励ましています。

息子の弘夢くんはお父さんと一緒にお小遣いを貯め、

元々スポーツが好きだったお母さんのために

ゴルフクラブをプレゼントしてくれました。

あれあれ? 隣に嫉妬してるのはどっちでしょう?

初めは何もかも同じだったのに

どうしてこんなに差がついてしまったんだ。

夫の稼ぎは悪く息子はピアノも受験も失敗したのに

なんで隣の方が私より幸せなんだ!

あんな家族出て行けばいいのに!!」


なつの家の放火はなつ自信がやったことだった。

息子が火を点けるのを見ていた。


「冬海さんの犯行に見せかけるためだったのでしょうか。

或いはこんな家燃えてしまえばいい。

そんな気持ちもどっかにあったんでしょうか。

必要ならば次回新たに西平紀明くんの

証人尋問を行うことも可能ですが小学生には酷でしょう。

西平なつさん、あなたは冬海さんに激しい嫉妬を抱き、

犯罪者に仕立て上げようと様々な画策をした。

揚げ句、生け花鋏で冬海さんの腹部を刺し

大怪我を負わせたんです。

これは立派な計画的犯行ですよ。

全てはあなたが家庭作りに失敗したことが原因だ。」


「私だって努力したわよ!!

私の方がずっと・・・ず~っと努力したわよ。

なのになんで・・・なんで隣の方が楽しそうなのよ。」


「これが人間の本性です。

誰でも心に嫉妬というケダモノを飼っている。

そしてそのケダモノは暴れだしたら 最後もう手がつけられない。

壊れた隣人関係は元には戻らないんです。

せめて気が済むまで暴れさせ白黒をつけてやるのみ。

笑顔で世界が変わることなどないのです!

刑事裁判において充分な審理が行われなかったことは

返す返すも残念ですが仕方がありません。

賢明なる別府裁判長にこそ公平で独創的な判決を期待します。

裁判所内のしがらみなんかに囚われることなくね。

勿論我らが別府ちゃんならそうするでしょう。 以上です。」


「またブロードウェーになってしまい申し訳ありませんでした。」



古美門事務所では前祝中。

その頃、羽生はまた黛の写真を見ていた。



羽生が和解を申し入れて来たと黛。

全て受け入れるとのこと。



和解日。

なつは請求を全て受け入れ、引っ越しもすると言うが、

冬海は引っ越しはいいと、自分たちが引っ越すと言う。

自分たちだけ残っても気まずいと。

なつも今の所は居辛いから引っ越すと言う。


「じゃあ、両家とも引っ越す。 それもいいかもしれませんね。」


その時、子供たちが入って来た。

和解したらまた一緒に遊んでもいいのかと。


「2人が喧嘩するようになったのは

もう遊んじゃいけないってお母さんに言われたことが原因なんです。

バーベキュー楽しかったんだよね。」


「和解条件の追加を命じます。

お子さん同士の友人付き合いは今後も継続を許す。

それともう1点最後にもう一度バーベキューをすること。

これは裁判所命令です。」


また遊べると喜ぶ子供たち。

無事に和解成立。



黛と羽生。


「どんなマジックを使ったの?」


「マジックなんかじゃないよ。

なつさん、ご主人と離婚することにしたんだ。

だからその間に入って慰謝料2,000万ほどで話をつけただけ。」


「冬海さんまで引っ越すって言い出したのは?」


「最近仲良くなったミュージシャンがいてさ、

偶然親が大手不動産会社の重役で、

偶然あの辺の物件を探してて、

偶然相場よりいい値で両家に話を持ってったらしい。」


「紛れもなくマジックね。 違法スレスレの。」


「古美門先生はやっぱり圧倒的だな。

僕にはささやかな一矢を報いるのが精一杯だ。」


「顔は随分晴れやかだけど。」


「気が付いたんだよ。

僕の目的は裁判で勝つことじゃない。

当事者が幸せになることだって。」


「吹っ切れたみたいね。」


「僕は諦めないよ。

古美門事務所じゃ黛先生の良さは発揮出来ない。

絶対にうちに来るべきだ。 君が必要なんだ。」


裁判所前でキスしそうな雰囲気に!?

と思ったら違かった。



別府に声をかける古美門。


「助かりましたね。

お仲間に望まれない判決を出さずに済んで。」


「なんのことでしょう。」


「分かったんですよ。

あなたが私や黛に理不尽な仕打ちをする理由が。

嫉妬してるんです。」


「嫉妬?」


「好き勝手やってる我々が羨ましいんだ。

窮屈な場所でストレスを溜めて嫌がらせで

発散するくらいならこっちに来たらどうです?

正々堂々と気に入らないやつを叩きのめせますよ。」


「この世界が窮屈だと思ったことも

あなた方を羨ましいと思ったことも一度もありません。」


「そうですか。 まあ精々頑張るがいい。

だがどうしても苦しければ無理することはない。

その節は大いに敵同士としてやり合いましょう。

あなたのことも叩きのめせると思うと楽しみだ。」


「今日のようにですか?」


「ええ。 私の完全なる勝利でしたから。」


「そうですね。 あなたの勝利です。

ただ、あなたの生き方も充分窮屈なように見えます。」


古美門の股間を蹴って去って行く別府。



両家では仲良くバーベキュー。

冬海は引っ越し先が決まったが、

なつはまだ決まってないよう。

まだ隣が空いてるみたいとチラシを見せる冬海。

お互い笑い合う。



古美門事務所。


「裁判に勝つことではなく幸せにすることが目的ですか。」


「はい。 古美門先生とは正反対。 益々素敵になりました。

服部さんの言う通り脅威になるかも。」


「無駄口を叩いてないで仕事をしなさい。」



服部に電話がかかって来た。


「はい。 あっ、やはりあなたの目に狂いはなかったようで。

羽生晴樹、どうやら覚醒し始め たようでございます。

彼なら古美門研介を凌駕するやも。」





ラストの電話は古美門父か?


羽生は送り込まれたのか?



それにしても裁判するくらいまでこじれたのに、


また隣に住もうとするかね?


いつかまた絶対もめるでしょ。


巻き込まれた子供は災難よね(-_-;)



ノリノリの現場検証面白かった(笑)


貴和の方は相変わらず進まず。





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