コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

教師がコーチングを学び始めた訳

2006-12-29 07:16:35 | Weblog
教師が自分の多額のお金を出して
コーチングを学ぶことは、普通ではありません。

しかし、私には、必要があったのです。

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私は20年以上もの間、ずっと中学校の教育現場で勤務しています。
校内暴力、学級崩壊、いじめ、虐待、・・・など
その間、繰り返し起こってきました

私は大柄でもなく、威圧感のある者でも
(力関係で子どもを押さえつけるすべもなく)
ずっと、苦しい教員勤務をしてきました。

この時期になると、カレンダーに○をつけて、
卒業式や終業式を心待ちにしたことを昨日のように覚えています。
その背景は
「子どもとうまくいかない」
「子どもを思うように変えられない」
「学級の中で子どもといがみ合う」
そんな毎日だったからです。
私自身も、毎日参ってしまっていました。

年に1,2回は、「心の洗濯」と勝手に呼んで
仕事をサボったこともありました。
朝、勤務校まで車で行って、そのまま門を通り過ぎ、
携帯電話で「体調が悪い」と電話し、海岸で1日ボーとしていたこともありました。
布団から、出るのもいやで、「風邪を引いた」と職場に電話をし
1日中寝ていたこともありました。
そんなことを20年も続け、
毎日、仕事をやめたい!やめたい!やめたい!でも、それはできない。
自殺しようか!・・・そんなことができるわけがない。・・・
ずっと、そんなことを考えていました。

 もうダメだ。限界! 誰にも相談できず、苦しむ毎日。

 そんなときに、「コーチング」を知りました。

コーチング・・・これしかない! 私は飛びつきました。
本も手当たりしだい読み、専門機関で学びました。
そして、苦しみから解放されていく自分を実感しました。

「自分が変わる!」これが結論でした。

現在は、職場で子どもたちから
「先生は、どうして毎日笑っているの?」とか
「何が、そんなにうれしいの?」とか
「どうして、そんなにテンションが高いの?」などと、
よく聞かれます。

それに対して
私は「君たちがいるからさ。先生は幸せだなあ」と心から答えることができます。

私を苦しみのどん底から救ってくれたのが・・「コーチング」でした。


現在、愛知県を中心に東海地方でも、
このようなお話をわずかばかりさせてもらっています。
そのときに、同じ気持ちである教員が、いかに多いのか。
教員ってこんなに疲れているのかと実感します。

コーチングが完璧なスキルでないことは十分分かっています。
しかし、コーチングを知ることで、
元気になれる先生がいることは事実です。・・・私がそうでした。

私の思いは、全国の先生に、コーチングの存在を教えてあげることです。
そして、救われる先生がいるはずです。
いろいろな問題で毎日苦しんでいる先生に語りたいのです。