コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

5対5の法則

2013-04-11 06:31:13 | Weblog
新年度になり
人前で話すこともありますよね。

そこで、私が人の前で話をするときに心がけている
5対5の法則をご紹介します。

例えば研修会で
参加者の知っていることを100%話すと、
「そんなことは全部わかっている」と不評を買います。

また、
100%知らないことを話すと、
今度は全く理解できずに
ついてこられません。

人は知っている知識に共感すします

そこで、
何か新しいことを教える場では、
参加者が半分知っていて、
半分新しい情報という配分、
5対5の内容を盛り込みます。

すると、
聞いている参加者の満足度がもっとも高くなります。

本を読むのも同じです。
まったく内容がわからない本を読破するのは苦行です。
全部知っている内容の本では読む価値がありません。

もし、
およそ半分程度、
知っている内容が含まれていれば、
読者は自分と同じ意見を持っていると著者に共感します。

その上で、
新しい知識が伝えられると、
違和感なく心に入るのです。

一流の講師の研修会に参加すると
「皆さん、どう思いますか?」
「皆さんの感想はいかがですか?」
などと語りかけています。

これは反応を見て参加者の理解度を察知しています。

学校の授業でも、
前回の復習や雑談などを交えて、
知っていることを半分程度盛り込んでいます。

教師が力みすぎて
「子どもに知らないことをたくさん教えてあげよう」
と考えると逆効果です。

子どもは頭が混乱しますし、
共感できる部分がまったくないので、
授業に嫌悪感を抱いてしまう危険性があります。

知っている内容と
新しい内容が
5対5くらいが心地よいようです。