コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

いかに身を引くべきか

2019-06-21 06:56:31 | Weblog
一端は物事が上手くいっても
その栄光はあっという間に人々の記憶から消え去っていくことは
ほとんどの人が経験しているはずです。

有名なコンクールで賞をとっても
数日すると
あれは何だったんだろう?
と気落ちすることは日常茶飯事です。

順調に成功階段を上り、
昇進も近いと思っていた矢先、
突然外部から
人材をヘッドハンティングするという残酷な環境に遭遇したら、
どうしますか?

ヒットを飛ばして一躍有名な歌手になったが、
突然出演依頼がこなくなり、
いい歌にも恵まれなくなった。
どうしますか?

死別、あるいは離婚によって配偶者をなくした。
どうしますか?

すべてが計画どおりに運んでいたところへ、
突然、体に変調をきたし、
「癌です」という医師の宣告を受けた。
どうしますか?

何らかの形で軌道を外れる時がきます。

その時、考えなければいけないのは、
ここで身を引くべきか否かということより、
いかに身を引くべきかということです。

成功から失敗、
健康から病気、
仕事から引退、
結婚から独身、
生から死へと局面が変わった場合、
どんな態度をとるべきでしょうか?

きれいな身の引き方ができるかどうかで、
残りの人生が楽しくなるかどうかがきまり、
良くも悪くも左右されます。

ある人は、
怒り悲しみ、
傷つき苦しむ。

自分を憐れみ、
他人をうらやむ。

このような人は、
結局は負けたことになり、
悪い印象を残すだけです。

一方、喜んで危機に対処する人がいます。
彼らは出口を入口に変えてしまいます。
失敗や土俵を去ることに対して積極的に向き合う彼らは、
立派な勝利者になります。

世の中は首を切られた、
離婚した、
破産した、
病気になった、
貸していた土地を取られた、
急にものが売れなくなった。

この地球にはなんと出口が多いのだろうか。

しかし、
成功は過程です。
失敗は終点ではありません。
この出口に突きあたった時には、
まず被害を最小限にとどめるのが先決です。
次に、
再生および復活の作業にかかるのが
賢明な解決法です。