コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

動機や目的を明確する

2021-06-17 07:34:18 | Weblog
「なぜ、そうなりたいのか」という動機づけを、
できるだけ明確にしましょう。

次に紹介するA子さんいい例です。

A子さんは、
「友達がみんなイギリスに行っているから、
自分もイギリスに行ってみたい。
それに旅先で素敵な男性と知り合えるかもしれない」
という安易な動機で、
「イギリスへ旅行に行く」という願望を打ち立てました。

ところが、
念願かなってイギリスへ行っても、
ちっとも楽しくありませんでした。
なぜなら、
イギリスに興味もなければ、
食べ物も合わなかったからです。
しかも、
素敵な男性と知り合うこともできませんでした。
最後には、
「こんな思いをするなら、行かなければよかった」
と後悔の念にかられるようになったというのです。

これとは対照的なのが、
造園デザインの仕事をしているB子さんです。
彼女も A子さん同様、
「イギリスへ旅行に行く」という願望を打ち立てたのですが、
その動機が違いました。
B子さんには、
「いつか、イギリス庭園のような空間を作ってみたい。
その参考に本場のイギリス庭園を鑑賞したい」
という崇高な理念や目的があったため、
それが運命を招き寄せたのです。

それはこういうことです。
B子さんは旅行中、
同じツアーに参加した、
ある年配男性と親しくなりました。
そして帰国後、
その人の紹介で、
彼女が望む仕事をやらせてくれる造園会社に
転職を果たすことができたのです。

これなどは、
崇高な理念や目的が、
運命の人を招き寄せた好例といっていいでしょう。

願望を打ち立てる際、
「そうなれば幸せになれるかもしれない」とか、
「ほかの人がこうだから、自分もこうしてみたい」
と安易に考えてはいけません。

「自分はどういう理由や目的で、
その願望がかなうことを望んでいるのか」を、
真剣に吟味することが重要です。