コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

つらいことはいつか過ぎていく

2021-10-27 07:37:25 | Weblog
楽しいことは早く過ぎ、
つらいことはゆっくり過ぎます。

人間は忘れる動物だと言われます。
野生動物のように記憶していて、
ひとつひとつに神経をとがらせていたら
はありませんがもたないのです。

野生動物の情報量と、
人間が社会生活を送っていく中で蓄積する情報量は、
まさに雲泥の差があります。

野生動物の情報は、
それがなければ生きていけないような
ギリギリのものでしょうが、
人間の情報には、
よけいなもの、
本当はその人には生きていく上で 、
必要がないものもたくさん含まれているのです。

だからこそ、
人間は、ある程度ものを忘れることが
生きていく上で大切になります。

まず第一に、
生まれてこのかた、
身内や親友などの死に接したときの悲しみをすべて
そのまま引きずっていたら、
とてもではありませんが堪えることはできないのです。
悲しみは、いつか薄れていくものです。

そうでなければ、
人間は一生悲しみの中で生きていくことに
なってしまうでしょう。

たとえば、
ちょっとしたケガをしても
そのケガは数日で跡形もなく消えてしまいます。
ケガがいつまでも残っていたら困ってしまいます。
それと同じように、
心の問題も
「いつかは過ぎ去る」
「いつかは忘れられる」と考えることが
心にとっていちばん健康的だと言えるでしょう。

反対に、
楽しいことというものは、
早く終わってしまいます。

それは、
その出来事、
イベントが楽しいから、
時の経つのを忘れるほどだったわけです。

では、
逆につらいことがあっても、
「いつか過ぎ去る」
「いつか終わる」と考えて、
楽しいことと同じように前向きに考えたらどうでしょう。

どんなひどいケガでも時が経てば治るように、
どんな病気もきちんと養生すれば治るように。

そして、
人生や仕事、
家族の問題があっても、
それは一時の問題です。

大切なのは必ずいつかは解決の日がくるということです。
人を憎むことがあっても、
またいつか愛することがあるかもしれない。
憎いと思っていた人が、
本当はあなたにとってもっとも重要な
愛すべき人かもしれないのです。

すべては、
うつろいゆくものだということがわかれば、
前向きになれるでしょう。