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コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

「これは常識だ」はタブーです

2012-09-03 20:48:34 | Weblog
自分の考え方を押し付ける人は成長しません。

セールスで、
話し上手だからといって
ずっと仕事がうまくいくとは限りません。

自分の知識を絶対的なものとしたり、
考え方を押し付けたりする人も、
最初はなんとかなって
も次第にうまくいかなくなるようです。

強硬に自分のアイデアを通して、
成功し続ければその人の意見は重視されるかもしれませんが、
いつかは失敗します。

そんなときには、
だれも救いの手をさしのべてくれません。

その人に対して、
いい感情は持っていないからです。

よく、
管理職の人が、
部下に対して
「これは常識だ。そんなことも知らなかったのか。
大学で何を勉強してきたんだ」
などと叱責することがありますが、
これも、
いわば自分の知識を絶対的な基準とした言い方でしょう。

「常識」というものは、
状況によって、
また、暮らしてきた環境、地域、時代によっても大きく変化しています。
もちろん、業界によっても違います。

たとえば、
外部から上司あてに電話がかかってきて、
上司がたまたま電話中だったとします。
その電話の相手にもよりますが、
さして緊急でもなく、
重要な相手でもない場合には、
「ただ今電話中ですが、お掛け直ししましょうか」
と相手の連絡先を聞く、というのは基本でしょう。

ところが、
その扱いに対して上司が、
「どうして今、電話がかかっている、とメモを回さないのか。
そんな常識もないのか?」と言ったとしたらどうでしょう。
確かにそういう方法もあげますが、
そうして欲しいのなら
前もってそう申し送っておくべきでしょう。

業界によっては、
同じような状況で「ちょっとお待ちください」と言ったきり、
上司が電話に出るまで三分でも五分でも保留にするところもあります。
アメリカなどでは、国際電話でも平気で保留にして待たせるようです。

これなど非常識というのか、
常識の範囲なのかは、
そこでの慣習によるでしょう。

ちなみに、
いずれにしても、
「常識」を振りかざしたりして、
自分の知識や意見を押し付けることは、
相手の気分を害するばかりでなく、
押し付けている自分にとってもあまりいいことではありません。
周囲の人の意見が聞けないために、
自分白身の判断力の面でもマイナスになってくるからです。

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