コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

啐啄同時

2022-07-15 07:55:36 | Weblog
烏の卵は、
ひな鳥が内側から
自分の力で割って出てくるものです。

外からお節介な親鳥が割ってしまうと、
殻がひな鳥の体にささったり、
バクテリアが侵入して感染症になってしまいます。

(親烏は、そろそろ孵りそうな卵に、
つんつんと刺激を与え、
ひな烏が自分でつつく行動を促します。

その刺激を、
強過ぎず、
遅過ぎず、
絶妙のタイミングと
力加減で与えることを、
禅では「啐啄同時」と言います。


やる気は与えられるのか

2022-07-14 07:37:23 | Weblog
「やる気を出す」
「やる気が出る」
という言い方はOKですが、
「やる気を与える」
「やる気を作る」
という表現は日本語として不自然です。

やる気は、
人ひとりの内側にあるものです。

それを、
傾聴や質問や承認のスキルを駆使して、
引き出すのがコーチングのツボです。

もちろん、
管理職が経済的・心理的報酬
〈ィンセンティブ〉を活用して、
やる気を引き出すのは
効果的な方法と言えるでしょう。


やる気のない人はいない

2022-07-13 07:23:57 | Weblog
「彼はやる気がなくて困る」
といった表現を、
職場ではよく耳にします。

しかし、
これは乱暴で不正確ないい方です。

より正確な認識は
「彼はいま、やる気が低い状態にある」
というように、
時問限定を加えた上で、
「高いか、低いか」の程度で表す表現です。

仕事に対するやる気は、
いつも100%というわけにはいきません。

変動するものだと割り切った上で、
「いま、どのくらいの水準にあるのか」
「いつから下がったのか」
と考えたほうが建設的です。


数字で共通理解

2022-07-12 07:21:39 | Weblog
「一所懸命がんはります」と言っても、
「何をどれだけいつまでにやるのか」
はっきりしない場合があります。

「この仕事をすぐにやってくれたまえ」
と言われても、
5分以内なのか、
明日までなのか、
1週間以内なのか、
「すぐ」の長さは主観的に様々です。

数字を効果的に用いることで、
不要な誤解を避け、
共通理解を成立させられます。

コーチングの中で、
その時点までの達成度を%で表したり、
締切を明確にするのは、
重要なスキルの一つです。


適材適所

2022-07-11 07:42:22 | Weblog
木造建築用語で、
それぞれの木の特性に合わせて
木材を用いるのが適材適所と言います。

檜は、
丈夫で耐久性も強いので、
主たる構造制に使うのが良い。

松は、
樹脂成分が豊富で粘り強いので、
梁などに適しています。

人も、
それぞれの適所を得ると、
実力を発揮できるものです。

上司は、
部下の特徴を見抜いて、
それを引き出すことが大切です。

部下のAさんの適所はどこでしょう?
Bさんはという仕事は
誰が最も適任でしょうか?


ジャイアントリープ

2022-07-08 07:37:50 | Weblog
潜在的な実力は高いものを持っているのに、
なかなか目立った活躍につながらない、
そこそこのレベルにとどまっている、
という人もいます。

そんな時には、
思いきり高い目標を与えて、
限界に挑戦してもらう
という指導方法が功を奏する場合もあります。

これを
「ジャイアントリープ」
と言います。

ジャイアントリープは、
「大きな飛躍」という意味です。

いままでとは、
まったく異なる発想や
意気込みで臨まなければならないように
追い込むことで、
潜在力を引き出すアプローチです。


ストレッチ

2022-07-07 07:06:10 | Weblog
目標を設定する際に、
ジャンブしても、
届かないような
絶対達成不可能な目標を与えても意味がありません。

逆に、
努力しなくてもクリアできるような、
簡単すぎる目標では、
実力が伸びません。

現状そのままでは届かないけれど、
背伸びをすれば、
やっと届くというような水準に目標を設定することを
「ストレッチ」
と言います。

達成感を演出しながら、
次第にバーをあげていく
工夫が求められます。


スモールステップ

2022-07-06 07:23:02 | Weblog
まだ自分の能力に
自信が持てない人に対して、
いきなり高すぎる目標や課題を与えてしまうと、
挫折する確率が高くなりますね。

まずは、
確実にクリアできそうな低めの目標を与え、
それ が達成したら次は少し高めの目標というように、
徐々にハードルを高くしていくアプローチを
「スモールステップ」
と日います

例えば、
高跳びの場合
3センチきざみのバーは越えられても、
10センチきざみは
「絶壁」でしょうね。


できない目標をできる目標に

2022-07-05 07:11:55 | Weblog
目標設定のミーティングが終わった後、
誰かががっくり肩を落として
「こんな無理な目標できっこない」
と感じてしまっては、
達成は期待できません。

「高い目標だけれど、
頑張れば達成できるかも知れない。」
と明るい顔で、
目標設定を完了したいものです。

そのためには、
相手の能力をいかに高めるか、
相手のやる気をいかに引き出すか、
そして、
これまでのやり方をいかに見直していくか、
が大切なのです

目標管理3つのステップ

2022-07-04 07:27:47 | Weblog
今日、
多くの企業で
「目標管理制度」
が導人されています。

しかし、
効果をあげていない会社も少なくありません。

1 目標の設定、
2 達成を目指す取り組み(過程)、
3 評価、

という3つのステッブの中で、
第3の結果を評価する部分だけが、
目標管理だと勘違いしているケースが多いのです。

コーチ ングは、
3つのステップのすべてで機能しますが、
最も活用してほしいのは
設定の段階です。