アメリカスカップが終わると、このブログの訪問者数も、
ヒュルヒュルヒュルと風船がしぼむように少なくなり、
おかげで、不思議なプレッシャーからも開放されて、
気持ちが楽になった。
そろそろいつもの日記に戻させてもらうことにする。
でも、アメリカスカップに興味を持っている日本人って、すごい多いのだと、
改めて知ることができた。
ヨット専門誌のKAZIの編集者が言うには、
アメリカスカップ特集組んでも部数はそれほど伸びないんですー、
とのことだけど、
このブログの訪問者数は、怖いくらい増える。
どういうことなのかな。
アメリカスカップが終わったあとも、オラクル関係者などに会って話を聞いたりしていたが、
彼らはカップと一緒にアメリカに行ってしまった。
ここ数日は、アリンギのトム・シュネッケンバーグのお宅で夕ご飯やワインを共にしながら
雑談したり、カフェで会って話を聞いたり、という時間を過ごしている。
トムはまだアリンギのベースに通って仕事をしている。
他の、開発メンバーもまだバレンシアに残って仕事をしているようだ。
トムから自転車を借りて(トムは5台も自転車を持っている)、
バレンシア市内を観光して楽しむ、時間的余裕もできた。
ただ、天気はあまりよくない。
2月14日の第33回アメリカスカップ第2レースを、
レース委員長のハロルド・ベネットがタイムアウトギリギリで敢行したけど、
もしあの判断を遅らせてあの日に第2レースができなかったら、
バレンシアはあの翌日から昨日の18日まで最悪の天気が続いていたから、
少なくとも今日まではずっとレースができなかったことだろう。
しかも、今日は今日で、海には風が吹いていない。
昨日は、人間が吹き飛ばされるんじゃないか、と思うような凶暴な西風が吹いて、恐いくらいだった。
今年のバレンシアは例年になく寒く、荒れ模様で、雨も多いのだという。
トムは、今夜はアリンギのデザイナーたちだけのディナーなんだそうだ。
どんなミーティングが行なわれるのだろうな。
トムには明後日にまた一日、ヨット関係の話に付き合ってもらうことにしている。
そのあと、日本に帰ることに決めた。
アメリカズカップが終わり、
ホテルとポート・アメリカスカップを東西に結ぶ一本道だけを行き来する毎日からやっと開放され、
その道から離れて、ホテルから南の方向に少し自転車を漕いでみたら、
未来都市に迷い込んだかのような、建築物群が現れた。
友達の建築家に送ってやろうと、一生懸命写真を撮った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/55/4b7b1151b0a389c12ee4187c1fbd909a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/23/ea97add9ee49fc2e00b34b5a260feb00.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/71/0c2841d4589eb93d408550d3b02e36e6.jpg)
【水の中の黒い物体は、人工池の水底の掃除をしている人】
スペイン語がサッパリ分からないから、どういう建築物群だか分からないのだが、どうも、博物館とかが集合しているエリアらしい。
〈USA〉と〈アリンギ5〉という、いきなり未来からやってきたような2隻のヨットを目の当たりにしたすぐ後だからか、
こういう未来形の建築物に、すごくワクワクしてしまう。
大切なのは未来へ残す芸術だ、未来に向かって主張する文化だ、という声がこれらの建築物から聞こえてきそうな気がする。
スペインって、すごい。
街中の市場跡の施設では、チョコレート&キャンディーアート(っていうんですか?)のコンテストが行なわれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/da/a6ec28b7d1f77c963baa52e5272078bc.jpg)
いわしのマリネのお鮨(お菓子です)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/05/272d8b17487f8e19fcaaa153d55b63f0.jpg)
この、海老のオードブルもお菓子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/80/a09c7f582a13a11e35581020dd036804.jpg)
この楽譜もチョコレート製
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/8b/5e3703a6a942cba3d4e0db93257d2a29.jpg)
これもチョコレートでできた家
こういう文化も大切にしてるんだな。
スペインって、すごい。
話はちょっとだけアメリカスカップに戻るけど、
〈USA〉が風上側のフロートとセンターハルを高々と上げて、
自分のほうに、少し首を下げた格好で向かってくる姿が、とても怖かった。
自分の頭の仲で何かを連想しているらしいのに、その正体が分からなかった。
自分で110フィートの外洋レーシングトライマラン、ジェロニモ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/f3/61415b748b82a31eed5bf7282a9af494.jpg)
に乗っているときは、大型トライマランなんか全然怖くなかったのに、
なんで自分のほうに向かってくる〈USA〉を見ると、ソワソワして逃げだしたくなるんだろ、
って不思議だったのだが、昨日の夜、やっと思い付いた。
あいつは、キングキドラだ。
(コピーライト不明)
copyright@BMWOracleRacing
〈USA〉がセンターハルを上げた正面顔は、幼い頃観た映画でゴジラと戦っていた、3つ頭のキングキドラを連想させていたんだ。
ゴジラとかモスラとかモスラの幼虫とか、地球由来の怪獣たちが力を合わせて一生懸命戦っていたけど、
宇宙から来たキングキドラは圧倒的に強くて、そして子どもとしてはとても怖かった。あんなんは、地球にはこんでほしいばい(出身・北九州ですから)。
〈USA〉はドジラじゃなく、キングキドラだったんだ。
アリンギのベルタレッリも小さい頃キングキドラを観ていて、
それで第1レースのスタートで、あの顔を初めて正面から見たとたん、金縛りにあったんだ。
違うかな?
ヒュルヒュルヒュルと風船がしぼむように少なくなり、
おかげで、不思議なプレッシャーからも開放されて、
気持ちが楽になった。
そろそろいつもの日記に戻させてもらうことにする。
でも、アメリカスカップに興味を持っている日本人って、すごい多いのだと、
改めて知ることができた。
ヨット専門誌のKAZIの編集者が言うには、
アメリカスカップ特集組んでも部数はそれほど伸びないんですー、
とのことだけど、
このブログの訪問者数は、怖いくらい増える。
どういうことなのかな。
アメリカスカップが終わったあとも、オラクル関係者などに会って話を聞いたりしていたが、
彼らはカップと一緒にアメリカに行ってしまった。
ここ数日は、アリンギのトム・シュネッケンバーグのお宅で夕ご飯やワインを共にしながら
雑談したり、カフェで会って話を聞いたり、という時間を過ごしている。
トムはまだアリンギのベースに通って仕事をしている。
他の、開発メンバーもまだバレンシアに残って仕事をしているようだ。
トムから自転車を借りて(トムは5台も自転車を持っている)、
バレンシア市内を観光して楽しむ、時間的余裕もできた。
ただ、天気はあまりよくない。
2月14日の第33回アメリカスカップ第2レースを、
レース委員長のハロルド・ベネットがタイムアウトギリギリで敢行したけど、
もしあの判断を遅らせてあの日に第2レースができなかったら、
バレンシアはあの翌日から昨日の18日まで最悪の天気が続いていたから、
少なくとも今日まではずっとレースができなかったことだろう。
しかも、今日は今日で、海には風が吹いていない。
昨日は、人間が吹き飛ばされるんじゃないか、と思うような凶暴な西風が吹いて、恐いくらいだった。
今年のバレンシアは例年になく寒く、荒れ模様で、雨も多いのだという。
トムは、今夜はアリンギのデザイナーたちだけのディナーなんだそうだ。
どんなミーティングが行なわれるのだろうな。
トムには明後日にまた一日、ヨット関係の話に付き合ってもらうことにしている。
そのあと、日本に帰ることに決めた。
アメリカズカップが終わり、
ホテルとポート・アメリカスカップを東西に結ぶ一本道だけを行き来する毎日からやっと開放され、
その道から離れて、ホテルから南の方向に少し自転車を漕いでみたら、
未来都市に迷い込んだかのような、建築物群が現れた。
友達の建築家に送ってやろうと、一生懸命写真を撮った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/55/4b7b1151b0a389c12ee4187c1fbd909a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/23/ea97add9ee49fc2e00b34b5a260feb00.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/71/0c2841d4589eb93d408550d3b02e36e6.jpg)
【水の中の黒い物体は、人工池の水底の掃除をしている人】
スペイン語がサッパリ分からないから、どういう建築物群だか分からないのだが、どうも、博物館とかが集合しているエリアらしい。
〈USA〉と〈アリンギ5〉という、いきなり未来からやってきたような2隻のヨットを目の当たりにしたすぐ後だからか、
こういう未来形の建築物に、すごくワクワクしてしまう。
大切なのは未来へ残す芸術だ、未来に向かって主張する文化だ、という声がこれらの建築物から聞こえてきそうな気がする。
スペインって、すごい。
街中の市場跡の施設では、チョコレート&キャンディーアート(っていうんですか?)のコンテストが行なわれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/da/a6ec28b7d1f77c963baa52e5272078bc.jpg)
いわしのマリネのお鮨(お菓子です)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/05/272d8b17487f8e19fcaaa153d55b63f0.jpg)
この、海老のオードブルもお菓子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/80/a09c7f582a13a11e35581020dd036804.jpg)
この楽譜もチョコレート製
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/8b/5e3703a6a942cba3d4e0db93257d2a29.jpg)
これもチョコレートでできた家
こういう文化も大切にしてるんだな。
スペインって、すごい。
話はちょっとだけアメリカスカップに戻るけど、
〈USA〉が風上側のフロートとセンターハルを高々と上げて、
自分のほうに、少し首を下げた格好で向かってくる姿が、とても怖かった。
自分の頭の仲で何かを連想しているらしいのに、その正体が分からなかった。
自分で110フィートの外洋レーシングトライマラン、ジェロニモ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/f3/61415b748b82a31eed5bf7282a9af494.jpg)
に乗っているときは、大型トライマランなんか全然怖くなかったのに、
なんで自分のほうに向かってくる〈USA〉を見ると、ソワソワして逃げだしたくなるんだろ、
って不思議だったのだが、昨日の夜、やっと思い付いた。
あいつは、キングキドラだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/6e/66127c10f9303189c437cd1cb3219017.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/a6/97c27b5837f7d43ebe5eed1794e516e4.jpg)
〈USA〉がセンターハルを上げた正面顔は、幼い頃観た映画でゴジラと戦っていた、3つ頭のキングキドラを連想させていたんだ。
ゴジラとかモスラとかモスラの幼虫とか、地球由来の怪獣たちが力を合わせて一生懸命戦っていたけど、
宇宙から来たキングキドラは圧倒的に強くて、そして子どもとしてはとても怖かった。あんなんは、地球にはこんでほしいばい(出身・北九州ですから)。
〈USA〉はドジラじゃなく、キングキドラだったんだ。
アリンギのベルタレッリも小さい頃キングキドラを観ていて、
それで第1レースのスタートで、あの顔を初めて正面から見たとたん、金縛りにあったんだ。
違うかな?