DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

飯村、大差判定で初防衛に成功(日本フライ級)

2023年11月20日 05時07分39秒 | 日本ボクシング

今月4日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フライ級戦:
王者飯村 樹輝弥(角海老宝石)判定3対0(99-91x3)挑戦者村上 勝也(名古屋大橋)

*7月に、プロ僅か5戦目で日本のトップに立つことに成功している飯村。今回の初防衛戦では、172センチとフライ級ではかなりの長身となる村上を迎えました。

初回から左右の好打で挑戦者を圧倒した飯村。その機動力はフルラウンドに渡り衰えることなく試合終了。ランキング下位の選手に、安定したボクシングで付け入るスキを与えずに大差判定勝利。見事な初防衛に成功しています。

戦績を5勝(1KO)1敗(1KO負け)とした飯村。来年にはさらなる飛躍が期待されますが、どのようにアピール(KO率を上げていくか)していくかが課題です。

下記は2023年11月20日現在の、フライ級王者たちとなります。

WBA:アルテム ダラキアン(ウクライナ/防衛回数6)
WBC:フリオ セサール マルティネス(メキシコ/5)
IBF:サニー エドワーズ(英/4)
WBO:ジェシー ロドリゲス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):桑原 拓(大橋/1)
WBOアジア太平洋:畑中 建人(畑中/0)
日本:飯村 樹輝弥(角海老宝石/0)

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高山、村地を沈めV1(日本スーパーフライ級ほか)

2023年10月04日 05時30分46秒 | 日本ボクシング

先月22日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフライ級戦:
王者高山 涼深(ワタナベ)TKO8回2分44秒 挑戦者村地 翼(駿河男児)

*6月に王座決定戦を制し、プロ6戦目で日本の頂点に立った高山。以前、WBOアジア太平洋王座を保持していた村地を迎えた一戦。強打の高山は3回にダウンの奪いますが、村地も我慢のボクシングで高山に抵抗していきました。しかし8回、2度のダウンを加えたゲームセット。王者が一進一退の攻防を制すると同時に、王座の初防衛戦に成功。今後の飛躍に更なる期待が膨らみます。

2023年10月4日現在の、スーパーフライ級の王者たちは次のようになります。

WBA:井岡 一翔(志成/防衛回数0)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/0)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/2)
WBO:中谷 潤人(MT/1)
OPBF(東洋太平洋):KJ カタラジャ(比/0)
WBOアジア太平洋:中川 健太(三迫/1)
日本:高山 涼深(ワタナベ/1)

 

フライ級戦(10回戦):
京口 紘人(ワタナベ)KO3回3分9秒 ジャーベン ママ(比)

*昨年11月に寺地 拳四郎(BMB)とのライトフライ級王座統一戦に敗れ、初黒星を喫した京口。5月にフライ級に階級を上げ、再起に成功しています。まだまだ新たな階級での試運転状態ですが、5月の一戦より積極的なボクシングを見せた世界2階級制覇王者。3回終盤に左アッパーを決め、試合を終わらせています。

年内にWBO、IBF王者同士の統一戦や、WBA王者と指名挑戦者による防衛戦、そしてWBC内での王座統一戦が予定されているフライ級戦線。京口がどれだけ同級の強豪たちの中に入っていけることが出来るのでしょうか。注目です。

下記は京口が世界3階級制覇を目論んでいるフライ級戦線の、2023年10月4日時点でのタイトルホルダーたちとなります。

WBA:アルテム ダラキアン(ウクライナ/防衛回数6)
WBC:フリオ セサール マルティネス(メキシコ/5)
WBC(暫定):マクウィリアムス アローヨ(プエルトリコ/0)
IBF:サニー エドワーズ(英/4)
WBO:ジェシー ロドリゲス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):桑原 拓(大橋/1)
WBOアジア太平洋:畑中 建人(畑中/0)
日本:飯村 樹輝弥(角海老宝石/0)

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堤、激戦を制し3度目の防衛に成功(日本バンタム級ほか)

2023年09月08日 05時46分12秒 | 日本ボクシング

先月末30日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本バンタム級戦:
王者堤 聖也(角海老宝石)判定3対0(97-93、96-94x2)挑戦者増田 陸(帝拳)

*昨年6月に保持する王座を獲得して以来、2度の防衛に成功してきた堤。今回はアマチュア経験の豊富な増田を迎えました。一進一退の攻防が続く中、要所要所でポイントをゲットしていった堤。僅差ながらも明白な判定で3度目の防衛に成功しました。

早くも次の試合が決まっている堤。年も押し迫った師走の26日に、穴口 一輝(真正)を相手に4度目の防衛戦を予定しています。

下記は2023年9月8日現在のバンタム級王者たちとなります。

WBA:井上 拓真(大橋/防衛回数0)
WBC:アレクサンドロ サンティアゴ(メキシコ/0)
IBF:エマヌエル ロドリゲス(プエルトリコ/1)
WBO:ジェイソン マロニー(豪/0)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/0)
WBOアジア太平洋:西田 凌佑(六島/3)
日本:堤 聖也(角海老宝石/3)

 

日本/WBOアジア太平洋フェザー級戦:
日本王者松本 圭佑(大橋)判定3対0(119-109、118-110、117-111)リドワン オイコラ(平仲)

*4ヵ月前に8戦目で日本の頂点に立った松本。今回の初防衛戦では、指名挑戦者オイコラを相手に安定したボクシングを見せつけ大差の判定勝利。日本王座の初防衛に成功すると同時に、空位だったWBOアジア太平洋獲得にも成功しました。

世界も狙える逸材として注目を集めている松本。下記は松本の主戦場であるフェザー級の、2023年9月8日時点でのタイトル保持者たちとなります。

WBA:リー ウッド(英/防衛回数0)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/0)
WBC(暫定):ブランドン フィゲロア(米/0)
IBF
:ルイス アルベルト ロペス(メキシコ/1)
WBO:ロベイシー ラミレス(キューバ/1)
OPBF(東洋太平洋):堤 駿斗(志成/0)
WBOアジア太平洋:松本 圭佑(大橋/0)
日本:松本 圭佑(大橋/1)

 

WBOアジア太平洋スーパーライト級戦(王座決定戦):
井上 浩樹(大橋)TKO10回2分11秒 ハイバード アブドゥラスル イスモリロフ(ウズベキスタン)

*今年の2月に、約2年半ぶりにリングに復帰した井上。再起2戦目にして早くもタイトル戦出場となりました。

イスモリロフはその変則的なボクシングと強打で井上を苦しめていきます。中盤以降、何度も根負けしそうになった井上でしたが、最後は精神面で自分自身に打ち勝ち逆転勝利。最終回となった10回に、一気に3度のダウンを奪い試合を終わらせています。

苦しみながらも王座再獲得に成功した井上。今回の勝利により、ようやく筋金が入ったのではないでしょうか。

下記は新地域王者を含む2023年9月8日時点でのスーパーライト級王者たちとなります。

WBA:ローランド ロメロ(米/防衛回数0)
WBC:レジス プログレイス(米/1)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/0)
WBO:テオフィモ ロペス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/0)
WBOアジア太平洋:井上 浩樹(大橋/0)
日本:藤田 炎村(三迫/1)

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出田、王座統一に成功(日本スーパーウェルター級:王座統一戦ほか)

2023年08月17日 05時12分14秒 | 日本ボクシング

今月8日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーウェルター級戦(王座統一戦):
正規王者出田 祐一(三迫)判定2対1(96-94x2、94-96)暫定王者中島 玲(石田)

*2005年4月のデビュー後、12連勝(7KO)を飾り将来が有望視されていた当時の出田。しかし2010年2月に初黒星を喫すると、1勝1引き分けを挟むも黒星を重ね続けました。2020年12月に再び白星を挙げるまでに積み重ねた敗戦は15。昨年5月にも初回TKO負けを喫しています。白星と黒星が仲良く交差するキャリアを築いてきた出田にも、昨年11月に最初で最後と思われたタイトル戦に出場する機会に恵まれ、終盤9回で王座奪取を果たしました。

その後、左目網膜剥離のためリング活動が小休止に。その間中島が暫定王座を獲得。今回の出田との王座統一戦に臨むことになりました。

これまでの試合同様、序盤戦はリードを許す苦しい展開となった出田。しかし今回も、我慢しながら手を出し、何とか逆転に成功。判定は2対1と割れましたが、出田が日本王座の統一に成功すると同時に、戦績を17勝(9KO)16敗(6KO負け)1引き分けとし、ようやく白星を専攻する事にも成功しています。

負けが続き、選手生命が危ぶまれる大けがからも立ち上がってきた雑草男・出田。そんな実戦派が君臨する、2023年8月17日現在のスーパーウェルター級のタイトル保持者たちは次のようになります。

WBA:ジャーメル チャーロ(米/防衛回数2)
WBC:ジャーメル チャーロ(米/3)
WBC(暫定):ブライアン メンドサ(米/0)
IBF:ジャーメル チャーロ(米/2)
WBO:ジャーメル チャーロ(米/0)
WBO(暫定):ティム チュー(豪/1)
OPBF(東洋太平洋):井上 岳志(ワールドスポーツ/0)
WBOアジア太平洋:井上 岳志(ワールドスポーツ/1)
日本:出田 祐一(三迫/1)

日本スーパーライト級戦:
王者藤田 炎村(三迫)TKO3回2分48秒 挑戦者大野 俊人(石川)

*初回から左右の強打で挑戦者に迫っていった藤田。3回に右でダウンを奪い、その後の連打でTKO。持ち前のパンチ力に加え、安定したボクシングを披露し、4月に獲得した王座の初防衛に成功ています。

下記は2023年8月17日現在のスーパーライト級王者たちとなります。

WBA:ローランド ロメロ(米/防衛回数0)
WBC:レジス プログレイス(米/1)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/0)
WBO:テオフィモ ロペス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/0)
WBOアジア太平洋:空位
日本:藤田 炎村(三迫/1)

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大内、5度目の正直で王座獲得(日本ライトフライ級ほか)

2023年08月16日 05時34分36秒 | 日本ボクシング

今月5日、神戸市立中央体育館で行われた試合結果です。
日本ライトフライ級戦(王座決定戦):
大内 淳雅(姫路木下)TKO8回1分55秒 芝 力人(真正)

*これまでに4度の日本王座への挑戦経験を持つ大内。そのすべての試合で現WBC/WBA王者寺地 拳四郎(BMB)をはじめ、前WBC王者矢吹 正道(緑)、世界王座への挑戦の経験を持つ岩田 翔吉(帝拳)、そして引き分けとなった黒田 雅之(川崎新田)等、実力者たちの壁に阻まれてきました。

国内の強豪選手たちにタイトル獲得を阻まれ続けてきた大内が、今回の5度目の正直で対戦したのは、年齢では10歳、戦績では約4分の1の芝。そんな若手(と言っても芝も27歳)との激戦を制し終盤TKO勝利。タイトル初挑戦から11年、ようやく日本の頂点に立つことに成功していました。

敗れた芝は、この試合が10戦目にして3度目の日本タイトル挑戦。3つの敗戦すべてがKO/TKO負けというのが気がかりです。

約1年ぶりに日本王座が埋まったライトフライ級。下記は2023年8月16日現在の、同級のタイトル保持者たちとなります。

WBA:寺地 拳四郎(BMB/防衛回数1)
WBC:寺地 拳四郎(BMB/2)
IBF:シベナティ ノンティンガ(南ア/1)
WBO:ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ/2)
OPBF(東洋太平洋):ミエル ファハルド(比/0)
WBOアジア太平洋:山中 竜也(真正/0)
日本:大内 淳雅(姫路木下/0)

 

WBOアジア太平洋ミニマム級戦:
挑戦者ジャック アンパロ(比)判定3対0(117-109、114-112x2)王者小林 豪己(真正)

*昨年師走に僅か5戦目で同王座を獲得した小林。将来的には世界も狙えるホープとして期待されていました。しかし今回の2度目の防衛戦では思わぬ落とし穴が待ち構えてきました。

初回、比国人の右で2度のダウンを喫してしまった小林。前半戦はそのダメージからの回復に費やすことになってしまいました。中盤以降必死の追い上げを見せた小林でしたが、前半の失点を覆すことは出来ず。将来の世界王者候補生が、真夏の神戸で思わぬ王座転落、プロ初黒星を喫してしまいました。小林からすると残念な結果となってしまいましたが、中盤戦以降の戦いを考えると、早い時期に両者による再戦が組まれるかもしれませんね。

下記は2023年8月16日現在の、最軽量級王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(スーパー):ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/防衛回数15)
WBA(レギュラー):エリック ロサ(ドミニカ/1)
WBC:パヤン プラダブスリ(タイ/4)
WBC(暫定):重岡 優大(ワタナベ/0)
IBF:ダニエル バジャダレス(メキシコ/1)
IBF(暫定):重岡 銀次郎(ワタナベ/0)
WBO:オスカル コラーゾ(プエルトリコ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ジャック アンパロ(比/0)
日本:高田 勇仁(ライオンズ/1)

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国本が酒井を返り討ち(日本ミドル級)

2023年08月13日 05時39分55秒 | 日本ボクシング

今月5日、大阪市立住吉区民センターで行われた試合結果です。
日本ミドル級戦:
王者国本 陸(六島)判定3対0(97-93x3)挑戦者酒井 幹生(角海老宝石)

*昨年4月、当時空位だった日本ミドル級国内タイトルを争った両選手。その時は国本が大差の判定勝利を収め、王座獲得に成功しています。その後、両者共に2戦挟み今回迎えた再戦。国本へのリベンジと王座獲得に意気込みを見せる酒井が好スタートを切ります。しかしその後は国本が接近戦で巧みなクリーンヒットを重ねポイントを連取。前回よりは競った内容となりましたが、再び国本が酒井を上回り保持する王座の2度目の防衛に成功しています。

2023年8月13日現在の、ミドル級王者たちの顔ぶれは下記のようになります。

WBA:エリスランディ ララ(キューバ/防衛回数1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/1)
IBF:ビンチェンツォ グアルティエリ(独/0)
WBO:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/2)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:空位
日本:国本 陸(六島/2)

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谷口、堀川に競り勝つ(ライトフライ級)

2023年08月10日 05時53分09秒 | 日本ボクシング

先週末5日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
ライトフライ級戦(10回戦):
谷口 将隆(ワタナベ)判定2対0(96-94x2、95-95)堀川 謙一(三迫)

*今年の1月に、見事なワンパンチを貰ってしまい、保持していたWBOミニマム級王座から転落してしまった谷口。今回のリング復帰戦では、一階級上のライトフライ級での再起を決意。これまでに同級で日本、WBOアジア太平洋、そしてOPBF(東洋太平洋)王座を獲得し、ミニマム級からフライ級までの3階級で、様々なタイトル戦に出場してきた大ベテラン堀川と対戦する事になりました。

実力者同士の対戦となったこの戦いは、予想通りに一進一退の攻防がフルラウンドに渡り展開されました。中盤までに若干有利に試合を進めた谷口が、堀川の反撃を凌ぎ切る形で試合終了。僅差の判定で勝利を収めた元世界王者でしたが、その代償として顎を折るダメージを被りました。

また同じ興行では、昨年7月に堀川に勝利を収めている岩田 翔吉(帝拳)も登場。比国の新鋭ジェイソン ブリーリョに大苦戦を強いられましたが、6回TKO勝利を収める事に成功。昨年11月の世界挑戦失敗以来、再起2連勝を飾っています。

下記はこの試合が終了した直後(2023年8月5日)の、谷口、堀川、そして岩田が主戦場とするライトフライ級のタイトル保持者たちとなります。

WBA:寺地 拳四郎(BMB/防衛回数1)
WBC:寺地 拳四郎(BMB/2)
IBF:シベナティ ノンティンガ(南ア/1)
WBO:ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ/2)
OPBF(東洋太平洋):ジョイ キャノイ(比/0)
WBOアジア太平洋:山中 竜也(真正/0)
日本:空位

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飯村、ライバル対決を制す(日本フライ級ほか)

2023年07月07日 05時15分32秒 | 日本ボクシング

先週末1日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フライ級戦:
挑戦者飯村 樹輝弥(角海老宝石)判定2対0(96-94x2、95-95)王者永田 丈晶(協栄)

*アマチュア時代に4度対戦している両雄。これまでの対戦成績は3勝1敗と飯村がリードしています。共にアマチュアの実績がありますが、揃って短いプロキャリアしか積んできていません。

実力、実績の差のない両選手による対戦は、予想通りに競った試合内容に終始。この試合がプロ5戦目の飯沼が、4月にプロ5戦目で王座獲得したばかりの永田を振り切り僅差判定勝利。日本王座を獲得すると同時に、ライバル対決に差を付ける結果となっています。

2023年7月7日現在の、フライ級のタイトル保持者たちは下記のようになります。

WBA:アルテム ダラキアン(ウクライナ/防衛回数6)
WBC:フリオ セサール マルティネス(メキシコ/5)
WBC(暫定):マクウィリアムス アローヨ(プエルトリコ/0)
IBF:サニー エドワーズ(英/4)
WBO:ジェシー ロドリゲス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):桑原 拓(大橋/0)
WBOアジア太平洋:加納 陸(大成/1)
日本:飯村 樹輝弥(角海老宝石/0)

 

WBOアジア太平洋スーパーフライ級戦:
王者中川 健太(三迫)判定3対0(117-111、116-112、115-113)挑戦者白石 聖(志成)

*37歳にして、まだまだ一戦ごとに成長を感じさせるボクシングを展開する中川。無敗の挑戦者をカウンターと止まる事を知らないフットワークで翻弄。明白な判定勝利を収め、2月に獲得した自身4つ目(日本王座に就く事3度)の王座の初防衛に成功しました。

先日もお届けしましたが、2023年7月7日現在の、スーパーフライ級のタイトル保持者を確認しておきましょう。

WBA:井岡 一翔(志成/防衛回数0)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/0)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/2)
WBO:中谷 潤人(MT/0)
OPBF(東洋太平洋):KJ カタラジャ(比/0)
WBOアジア太平洋:中川 健太(三迫/1)
日本:高山 涼深(ワタナベ/0)

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高山、6戦目で日本の頂点に(日本スーパーフライ級)

2023年06月21日 05時33分53秒 | 日本ボクシング

今月13日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフライ級戦(王座決定戦):
高山 涼深(ワタナベ)TKO4回1分7秒 川浦 龍生(三迫)

*1990年代に2度世界に挑むなど、日本中量級の代表的選手だった渡辺 雄二(斎田)を叔父にもつ高山。偉大なる叔父は、25築いた勝ち星の内、その大半である23の白星をKO/TKOで収めたKOアーティストでした(5敗全てもKO/TKO負けでしたが...)。

高山も叔父の血を引き継いだのか、渡辺に負けない好戦的な選手。初回から攻撃姿勢を貫き4回に川浦をストップ。渡辺は日本ジュニアライト級(現スーパーフェザー級)王座をデビュー7戦目で獲得しましたが、その記録を上回る6戦目で日本国内タイトル奪取に成功。今後の更なる活躍が期待されます。

渡辺は2度の世界挑戦(いずれもTKO負け)とOPBF(東洋太平洋)王座の2階級制覇を果たしましたが、高山はどれだけの記録を残すことが出来るのでしょうか。

2023年6月21日時点での、スーパーフライ級のタイトル保持者たちは次のようになります。

WBA:ジョシュア フランコ(米/防衛回数3)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/0)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/1)
WBO:中谷 潤人(MT/0)
OPBF(東洋太平洋):KJ カタラジャ(比/0)
WBOアジア太平洋:中川 健太(三迫/1)
日本:高山 涼深(ワタナベ/0)

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4人の新王者が誕生(日本国内タイトル戦x4)

2023年05月03日 05時55分45秒 | 日本ボクシング

先月26日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライト級戦:
挑戦者仲里 周磨(オキナワ)KO3回1分40秒 王者鈴木 雅弘(角海老宝石)

*日本タイトル戦3連勝(3KO/TKO)と波に乗る鈴木が、2度目の王座挑戦となる仲里と対戦。初回から挑戦者が主導権を握る予想外の展開に。迎えた3回、仲里が右一発で鈴木をキャンバスに送りそのままテンカウント。仲里が激闘を制し、日本の頂点に立つことに成功しました。

世界トップ戦線では、実力者同士の対戦が実現、又は予定されているライト級戦線。日本同級戦線でも、吉野 修一郎(三迫)と三代 大訓(横浜光)の第一人者たちが立て続けに黒星を喫し、大きな動きが見られています。下記は2023年5月3日現在のライト級の王者たちとなります。

WBA(スーパー):デビン ヘイニー(米/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ジャルボンテ デービス(米/4)
WBC:デビン ヘイニー(米/6)
IBF:デビン ヘイニー(米/1)
WBO:デビン ヘイニー(米/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位
日本:仲里 周磨(オキナワ/0)

 

日本ウェルター級戦(王座決定戦):
坂井 祥紀(横浜光)TKO2回2分 重田 裕紀(ワタナベ)

*40戦以上のキャリアの多くを、メキシコや米国で費やしてきた坂井。2020年夏以降、本拠地を日本に移しています。その短い日本でのキャリアで今回が3度目のタイトル戦出場となった坂井ですが、2回に連打をまとめて一気にストップ勝利。戦績を27勝(15KO)13敗(ゼロKO負け)3引き分けにすると同時に、自身初の王座奪取に成功しています。

2023年5月3日現在の、ウェルター級のタイトル保持者たちは下記のようになります。

WBA(スーパー):エロール スペンス(米/防衛回数0)
WBA(レギュラー):エイマンタス スタニオニス(リトアニア/0)
WBC:エロール スペンス(米/2)
IBF:エロール スペンス(米/6)
IBF(暫定):ジャロン エニス(米/0)
WBO:テレンス クロフォード(米/6)
OPBF(東洋太平洋):豊嶋 亮太(帝拳/2)
WBOアジア太平洋:佐々木 尽(八王子中屋/1)
日本:坂井 祥紀(横浜光/0)

 

日本スーパーライト級戦(王座決定戦):
藤田 炎村(三迫)KO2回3分8秒 アオキ クリスチャーノ(角海老宝石)

*打ち合い好きな選手同士の対戦。2回終了間際、藤田が右一発でキャリアで大きく上回るアオキをKO。平岡 アンディ(大橋)の後釜に就きました。

この試合が終わった2023年5月3日時点での、スーパーライト級の王者たちの顔ぶれを確認しておきましょう。

WBA:アルベルト プエジョ(ドミニカ/防衛回数0)
WBC:レジス プログレイス(米/0)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/0)
WBO:ジョシュ テーラー(英/1)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/0)
WBOアジア太平洋:平岡 アンディ(大橋/4)
日本:藤田 炎村(三迫/0)

 

日本ミニマム級戦(王座決定戦):
高田 勇仁(ライオンズ)TKO6回2分59秒 長谷部 守里(三迫)

*一時は2つの引き分けを挟んで、7戦もの間白星から見放されていた高田。7年間に行ったデビュー3戦目でTKO負けを喫したライバルとの一進一退の攻防を制し空位だった日本王座獲得に成功。この試合後の戦績が11勝(6KO)8敗(4KO負け)3引き分けと、勝率を5分にしています。

下記は2023年5月3日現在のミニマム王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(スーパー):ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/防衛回数15)
WBA(レギュラー):エリック ロサ(ドミニカ/1)
WBC:パヤン プラダブスリ(タイ/3)
WBC(暫定):重岡 優大(ワタナベ/0)
IBF:ダニエル バジャダレス(メキシコ/1)
IBF(暫定):重岡 銀次郎(ワタナベ/0)
WBO:メルビン ジェルサェム(比/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:小林 豪己(真正/0)
日本:高田 勇仁(ライオンズ/0)

*今回、4つもの日本国内タイトル戦が同一興行で行われ、すべての試合がKO/TKO決着という、関係者とファンの双方にとり嬉しい結末でした。年始には、スーパーミドル級、ライトヘビー級、クルーザー級を除く14階級のうち、8階級もの王座が空位だった日本国内タイトル。今回の興行後、2階級以外は王座を埋める事になりました。今回の興行を機に、同タイトル戦がどんどんと盛り上がっていってもらいたいものです。

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