DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

松本、実父と同じベルトを獲得(日本フェザー級)

2023年04月24日 05時45分36秒 | 日本ボクシング

先週18日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フェザー級戦(王座決定戦):
松本 圭佑(大橋)判定3対0(99-91x2、98-92)佐川 遼(三迫)

*プロデビュー時から、将来のモンスター候補として注目を集めていた松本。持ち前のスピードと技術で元王者を圧倒し、1990年代の活躍した実父好二氏が、3度獲得した王座の獲得に成功しています。

試合後、「採点以上に競った内容で苦しい試合だった」とする新王者。しかし現在も世界ランキングに名を連ねる佐川に快勝した事は疑いない事実。今後の更なる飛躍が期待されます。

将来性のある選手が日本王座に就いたフェザー級戦線。2023年4月24日現在の同級のタイトル保持者たちは下記のようになります。

WBA:マウリシオ ララ(メキシコ/防衛回数0)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/0)
WBC(暫定):ブランドン フィゲロア(米/0)
IBF
:ルイス アルベルト ロペス(メキシコ/0)
WBO:ロベイシー ラミレス(キューバ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:阿部 麗也(KG大和/1)
日本:松本 圭佑(大橋/0)

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永田、5戦目で日本王座獲得(日本フライ級ほか)

2023年04月07日 05時18分13秒 | 日本ボクシング

先週末1日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フライ級戦(王座決定戦):
永田 丈晶(協栄)判定3対0(96-94x3)山内 涼太(角海老宝石)

*2021年6月にプロデビューを果たしている永田。ここまで行ってきた4戦全てで、最終回のゴングを聞いてきたKO率ゼロ%の選手。対する山内は、2017年6月の初陣戦以降WBOアジア太平洋王座を獲得し、世界のリングにも立ってきました。戦績も9勝(8KO)3敗(1KO負け)ながら、内容の濃いキャリアを積んできました。

経験で上回り、KO率も7割近い山内が有利と予想されていた一戦ですが、初回から永田が手数で若干のリードを保ちながら試合を進めていきます。山内もその強打で反撃を試みますが、形成を逆転するにまで至らず。永田がKO勝利ゼロながらも、5戦目で日本の頂点に立つことに成功しています。

下記は新日本王者を含めた、2023年4月7日現在のフライ級のタイトル保持者たちとなります。

WBA:アルテム ダラキアン(ウクライナ/防衛回数6)
WBC:フリオ セサール マルティネス(メキシコ/4)
WBC(暫定):マクウィリアムス アローヨ(プエルトリコ/0)
IBF:サニー エドワーズ(英/3)
WBO:空位
OPBF(東洋太平洋):桑原 拓(大橋/0)
WBOアジア太平洋:加納 陸(大成/0)
日本:永田 丈晶(協栄/0)

 

日本フライ級戦と同じ興行で、元IBFスーパーフェザー級王者尾川 堅一(帝拳)も登場。タイのクライ セッタポン(タイ)を3度倒し5回TKO勝ち。世界王座陥落後の再起戦で見事な勝利を収めています。

また、昨秋に世界王座に挑戦し、惜しくも王座獲得ならなかった岩田 翔吉(帝拳)も登場。ジェローム バロロ(比)を圧倒し、3回で試合を終わらせています。

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村田、正式に引退を発表

2023年03月30日 05時42分05秒 | 日本ボクシング

2012年のロンドン五輪に出場し、ミドル級で金メダルを獲得。プロではWBAミドル級王座に2度就いた村田 諒太(帝拳)が、現役から引退する事を正式に発表。

(現役からの引退を表明した村田)/ Photo: 帝拳ジム

2013年8月に行ったプロでのデビュー戦、当時OPBF(東洋太平洋)ミドル級王座を保持していた柴田 明雄(ワタナベ)との一戦を見た後、「どれだけ凄い選手になるのだろう!?」と大いに期待しました。しかしその後は伸び悩み、その才能を十分に咲かせる事なく現役生活を終えてしまいました。

世界戦に7度出場しましたが、昨年4月に対戦したゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)を除いては、どの対戦相手も2流、3流の選手のみ。しかも獲得した王座はWBAの第2の世界王座だったレギュラー・タイトル。ゴロフキン戦の前に戦わずして「スーパー王者」に昇格しました。海外のファンからは、村田が出場した世界戦は試合内容や対戦相手のレベルが「マイナー団体のIBOやWBFレベル」とまで言われていました。

アマチュアでは119勝 (89KO/RSC) 19敗という戦績を残し、金メダルまで獲得。しかしプロでの戦績は16勝 (13KO) 3敗と至って平凡なもの。残念ながらプロでの活躍は期待外れだったと言わざるをえません。同時に、村田が日本ミドル級史では、日本人として初めて世界ミドル級戦のリングに立ち、タイトルを日本にもたらした竹原 慎二(沖)に続き、大変な功績を残した事は疑いのない事実です。今後、引退後の活躍を大いに期待しています。

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堤、快勝で2度目の防衛に成功

2023年03月23日 05時11分44秒 | 日本ボクシング

今週20日・月曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本バンタム級戦:
王者堤 聖也(角海老宝石)TKO7回1分41秒 挑戦者南出 仁(セレス)

*昨年6月に王座を獲得した堤。今回は指名挑戦者南出を迎え2度目の防衛戦を迎える事になりました。絶好調の堤は初回、2回とダウンを奪い、早々とペースを把握。その後も優勢に試合を進めていき5回にもダウンを追加。そして7回、連打をまとめた所でレフィリーストップ。王者が最強挑戦者に快勝し、防衛記録を伸ばしています。

2つの引き分けをはさんではいますが、無敗記録を10(8勝2引き分け)に伸ばした堤。8勝の内、KO/TKO勝利が7というのも非常に魅力的です。今後の活躍が大いに期待できるのではないでしょうか。

2023年3月23日時点では世界王者ゼロのバンタム級戦線ですが、同級のタイトル保持者たちを確認しておきます。

WBA:空位
WBC:空位
IBF:空位
WBO:空位
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/防衛回数0)
WBOアジア太平洋:西田 凌佑(六島/2)
日本:堤 聖也(角海老宝石/1)

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尚弥、5連覇‼

2023年02月27日 05時48分06秒 | 日本ボクシング

今月初め、昨年2022年の年間表彰選考会が行われ、各賞受賞が下記のように決定しています。

最優秀選手:
前4団体統一バンタム級王者井上 尚弥(大橋):年間戦績 世界戦2勝(2KO)

技能賞:
WBA/WBCライトフライ級王者寺地 拳四郎(BMB):年間戦績 世界戦2勝(2KO)

殊勲賞:
前WBOフライ級王者中谷 潤人(M.T):年間戦績 世界戦1勝(1KO)、無冠戦1勝(ゼロKO)

KO賞:
前4団体統一バンタム級王者井上 尚弥(大橋)

努力/敢闘賞:
WBOアジア太平洋フェザー級王者阿部 麗也(KG大和):年間成績 タイトル戦2勝(ゼロKO)

新鋭賞:
OPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級王者武居由樹(大橋):年間戦績 タイトル戦2勝(2KO)、無冠戦1勝(1KO)

年間最高試合:
2団体ミドル級王座統一戦:ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)対 村田 諒太(帝拳)
WBOアジア太平洋ライト級戦:吉野 修一郎(三迫)対 中谷 正義(帝拳)

*中谷は前年のワシル ロマチェンコ(ウクライナ)、そしてその前年のフェリックス ベルデホ(プエルトリコ)との一戦も年間最高試合に選ばれています。

*あと何度井上が選ばれるのでしょうか。そして、彼に続く選手は誰になるのでしょうか。

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2023年 日本国内王座チャンピオン・カーニバル

2023年01月29日 05時05分21秒 | 日本ボクシング

今回で43回目となる日本王座チャンピオン・カーニバル。スーパーミドル級、ライトヘビー級、クルーザー級の3階級を除いて14階級に王座が設置されている日本タイトルですが、現在、何と半数以上の8階級で王座が空位となる緊急事態に直面しています。数年に一度は、複数の空位の王座決定戦が予定されたことはありましたが、この時期に日程も決まっていない試合がここまであるのも珍しいですね。願わくば、今回限りのものであってほしいものです。

今回はカーニバル以外の試合を含め、間近に予定されている日本タイトル戦を可能な限り載せてみました。

ミニマム級・王座決定戦(2月16日/後楽園ホール):
小浦 翼(E&Jカシアス)対 高田 勇仁(ライオンズ)

*この一戦は、カーニバルの一環ではありません。

ライトフライ級(未定):
*現在王座は空位で1位は冨田 大樹(ミツキ)、2位に芝 力人(真正)、3位は大内 淳雅(姫路木下)。

フライ級・王座決定戦(未定):
山内 涼太(角海老宝石)対 永田 丈晶(協栄)

スーパーフライ級・王座決定戦(2月14日/後楽園ホール):
川浦 龍生(三迫)対 橋詰 将義(角海老宝石)

*この一戦は、カーニバルの一環ではありません。

バンタム級(3月20日/後楽園ホール):
王者堤 聖也(角海老宝石)対 挑戦者南出 仁(セレス)

スーパーバンタム級(未定):
現在王座は空位で1位は石井 渡士也(Reboot.IBA)、2位に中嶋 一輝(大橋)、3位は下町 俊貴(グリーンツダ)。

フェザー級・王座決定戦(未定):
佐川 遼(三迫)対 松本 圭佑(大橋)

スーパーフェザー級(未定):
王者坂 晃典(仲里)対 挑戦者原 優奈(真正)

ライト級(未定):
王者鈴木 雅弘(角海老宝石)対 挑戦者仲里 周磨(オキナワ)

スーパーライト級(未定):
現在王座は空位で1位はアオキ クリスチャーノ(角海老宝石)、2位に麻生 興一(三迫)、3位は藤田 炎村(三迫)。

ウェルター級・王座決定戦(未定):
重田 裕紀(ワタナベ)対 坂井 祥紀(横浜光)

スーパーウェルター級・王座決定戦(未定):
中島 玲(石田)対 加藤 寿(熊谷コサカ)

ミドル級(未定):
*現在、王座には国本 陸(六島)君臨。1位は対 酒井 幹生(角海老宝石)、2位友松 藍(ワタナベ)

ヘビー級(未定):
*王者但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3)のみでランキングが構成されています。

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古橋が王座に返り咲き(日本スーパーバンタム級)

2023年01月05日 05時58分20秒 | 日本ボクシング

先月末26日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーバンタム級戦(王座決定戦):
古橋 岳也(川崎新田)判定2対1(96-94x2、95-96)田村 亮一(JB Sports)

*2019年9月以来となる両者による再戦。両雄が譲らない競った試合展開が終始展開されましたが、判定は僅差で古橋を支持。古橋が元王者対決を制すると同時に、昨年6月以来の同王座への返り咲きを果たしています。

下記は2023年1月5日現在の、スーパーバンタム級王者たちとなります。

WBA(スーパー):ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/防衛回数3)
WBC:スティーブン フルトン(米/1)
IBF:ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/3)
WBO:スティーブン フルトン(米/2)
OPBF(東洋太平洋):武居 由樹(大橋/1)
WBOアジア太平洋:空位
日本:古橋 岳也(川崎新田/0)

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国本、ナァツに競り勝ち初防衛に成功(日本ミドル級)

2023年01月03日 05時29分03秒 | 日本ボクシング

先月18日、大阪市立住吉区民センターで行われた試合結果です。
日本ミドル級戦:
王者国本 陸(六島)判定3対0(97-93x2、96-94)挑戦者ワチャク ナァツ(マーベラス)

*昨年4月に(もう2023年なんですね)2度目のタイトル戦出場で念願の日本王座を獲得している国本。初防衛戦には、7勝(3KO)3敗2引き分けとパッとしない戦績ながらも、実力者との対戦が多いナァツを迎えました。

試合を通し、両者が激しくパンチを交換する場面が続きましたが、スタミナで勝る国本が挑戦者を上回る形に。僅差ながらも明白な判定勝利を収め、王座の初防衛に成功しています。

下記は2023年1月3日現在の、ミドル級王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(スーパー):ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/防衛回数0)
WBA(レギュラー):エリスランディ ララ(キューバ
/1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/0)
IBF:ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/2)
WBO:ジャニベック アリムカヌウェ(カザフスタン/1)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:空位
日本:国本 陸(六島/1)

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阿部、前田に競り勝ち初防衛に成功(日本/WBOアジア太平洋フェザー級)

2022年12月05日 05時50分53秒 | 日本ボクシング

先週末3日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本/WBOアジア太平洋フェザー級戦:
王者阿部 麗也(KG大和)判定2対0(117-111、116-112、114-114)挑戦者前田 稔輝(グリーンツダ)

*今年の5月に、3度目の日本王座挑戦で念願の日本一に。同時にWBO地域王座をも獲得した阿部。今回のお初防衛戦では、プロ10戦と自身の3分の1ほどのキャリアながらも、長年の格闘技経験(日本国拳法)を持つ前田を迎えました。

タイトル戦初挑戦となった前田ですが、これまで培ってきた勝負度胸でフルラウンドに渡り王者に肉薄。しかし、ボクシングの経験で勝る阿部が、要所要所でポイントをゲットしていき試合終了。阿部が僅差の判定で前田の挑戦を振り切り2つのタイトルの初防衛に成功しています。

下記は2022年12月5日現在のフェザー級王者たちとなります。

WBA(スーパー):レオ サンタ クルス(メキシコ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):リー ウッド(英/1)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/0)
IBF:ジョシュ ワーリントン(英/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/3)
OPBF(東洋太平洋):清水 聡(大橋/6)
WBOアジア太平洋:阿部 麗也(KG大和/1)
日本:阿部 麗也(KG大和/1)

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但馬、3連続初回KO勝利(日本ヘビー級)

2022年12月01日 05時14分20秒 | 日本ボクシング

先日、大阪府豊中市で行われた試合結果です。
日本ヘビー級戦:
王者但馬 ミツロ(KWorld3)KO初回43秒 挑戦者ナタポン プランピマーイ(タイ)

*当初の予定では、来年1月7日に試合を予定していた但馬。本人の「試合経験を積みたい」という希望により、急遽この試合が組まれました。

実際の試合は僅43秒、王者の右一発で終わったあっけないもの。56秒で終わらせた4月のプロデビュー戦、69秒で日本王座を獲得した8月の第2戦に続いて3分以内で決着とつけてしまいました。プロ3戦の合計時間が1ラウンドにも満たしていない但馬。ヘビー級らしいと言えばヘビー級らしいと言えるでしょう。

1月に予定していた試合も予定通りに行うかは不明ですが、どんどんと試合をこなしていき、是非日本ヘビー級の起爆剤になって貰いたいものです。

2022年12月1日現在の、最重量級王者達の面々を確認しておきましょう。

WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ダニエル デュボア(英
/0)
WBC:タイソン フューリー(英/2)
IBF:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/1)
WBO:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/1)
WBO(暫定):ジョー ジョイス(英/0)
OPBF(東洋太平洋):ジャスティン フニ(豪/0)
WBOアジア太平洋:ウラジスラフ シレンコ(ウクライナ/0)
日本:但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3/1)

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