もしマルコ アントニオ バレラ(メキシコ)の存在していなかったらきっと地味なクラスに甘んじでいたであろう。
圧倒的な強さを見せていた。その圧倒感は突然やってきた気がする。同級タイトル(WBO)を獲得すること2度。特に第1次政権時は止まる事を知らない勢いであった。95年から96年の座時期間18ヶ月で8度の連続防衛に成功。約2ヶ月に1度の間隔でリングで激戦を演じた。周囲の注目もバレラが存在する地味な計量級の1つ、スーパーバンタム(当時ジュニアフェザー)へと寄せられることになる。
そう、今回の「10年」はスーパーバンタム級(122ポンド/55.3キロ)である。この10年に日本ボクシング界にとりグッと距離が近くなった印象を受けるクラスである。
93年当時、私にとり失礼ながら印象が極端に薄いクラスであった。当初世界王座に安定政権を築いた選手を幾人か挙げてみよう。
畑中 清詞から王座奪回。そして辰吉の天敵、3度WBC同級王座を獲得したメキシコの職人ダニエル サラゴサ(88ー90:5度、91ー92:2度、95ー97:4度防衛)。ヘビー級王者フロイド パターソン(米)を父にもつトレーシー パターソン(WBC4度:92ー94)。横田 広明、葛西 裕一を撃退、プエルトリコの3階級王ウィルフレド バスケス(92ー95:9度)。そのバスケスからWBA王座奪取、葛西の世界への夢を2度断ったベネズエラの技巧派アントニオ セルメニョ(95ー97年:7度/返上)。南アフリカのファイティング 原田、IBF13度防衛のブヤニ ブング(94ー99/返上)。
これを見て一目瞭然。何て地味なクラスだったかと。
それだけにバレラの登場はセンセーショナルであった。しかしバレラも人の子、疲れもするであろう。ジュニア ジョーンズ(米)にまさかの2連敗をした時は「最強バレラにも苦手な選手はいるものか」と感心していた事があった。しかし敗戦はあくまで連戦の疲れということを2000年のエリック モラレス戦で示してくれた。
そう、エリック モラレス(メキシコ)の参入がこのクラス、そしてボクシング界にとりより大きな影響を与えることになる。あのサラゴサをストップし、ジョーンズまでもTKO。98年にWBO王座返り咲きを果たしていたバレラとの当時の勢いの差は大きいと見られていた。実際に2000年の両者の初対決時にはバレラは負け役としてリングに上がっていたはずだ。そこで意地を見せたのがバレラ。1ー2で判定を落とすものの世間の多くはバレラを支持。ここからがこの両者のライバル対決が階級を上げ始まる事になる。
さてバレラ、モラレスが去った同階級はどうなったか?
かつてのメキシカン独占の「黄金のバンタム」がこの階級にスライドした感がある。
WBA王者サウスポー、エンリケ サンチェス。そのサンチェスの破り王座獲得のネストール ガルサ。現WBC王者オスカー ラリオス。そしてラリオスと1勝1敗のIBFタイトルホルダー イスラエル バスケス。
他にも世界各地から好選手を随時輩出が同階級の好点ではないだろうか。ジョー小泉氏が当初大変評価していた南アフリカのレノホノロ レドワバはIBF王座を5度防衛。そして現在ボクシング界を揺るがすバレラ撃沈の大偉業を果たしたフィリピン英雄のマニー パッキャオは、レドワバKO後本場アメリカ進出を果たしている。
現WBO王者、「ドミニカのタイソン」ことファン グスマンの試合枯れは少し惜しい気がする。WBA王者イラン系フランス人マヤル モンシプールの来日はあるのか?
今後の展開はバンタム級同様、日本中心に動く可能性アリ。世界4度挑戦の西岡 利明が日本王者中島 吉謙に勝利の際は即世界戦になるであろう。
これまで3人の王者を輩出した日本。現在実力者が多い日本同階級。圧倒的実力者が世界的にいない同級なだけに日本からの安定王者誕生が望まれる。
Corleone
圧倒的な強さを見せていた。その圧倒感は突然やってきた気がする。同級タイトル(WBO)を獲得すること2度。特に第1次政権時は止まる事を知らない勢いであった。95年から96年の座時期間18ヶ月で8度の連続防衛に成功。約2ヶ月に1度の間隔でリングで激戦を演じた。周囲の注目もバレラが存在する地味な計量級の1つ、スーパーバンタム(当時ジュニアフェザー)へと寄せられることになる。
そう、今回の「10年」はスーパーバンタム級(122ポンド/55.3キロ)である。この10年に日本ボクシング界にとりグッと距離が近くなった印象を受けるクラスである。
93年当時、私にとり失礼ながら印象が極端に薄いクラスであった。当初世界王座に安定政権を築いた選手を幾人か挙げてみよう。
畑中 清詞から王座奪回。そして辰吉の天敵、3度WBC同級王座を獲得したメキシコの職人ダニエル サラゴサ(88ー90:5度、91ー92:2度、95ー97:4度防衛)。ヘビー級王者フロイド パターソン(米)を父にもつトレーシー パターソン(WBC4度:92ー94)。横田 広明、葛西 裕一を撃退、プエルトリコの3階級王ウィルフレド バスケス(92ー95:9度)。そのバスケスからWBA王座奪取、葛西の世界への夢を2度断ったベネズエラの技巧派アントニオ セルメニョ(95ー97年:7度/返上)。南アフリカのファイティング 原田、IBF13度防衛のブヤニ ブング(94ー99/返上)。
これを見て一目瞭然。何て地味なクラスだったかと。
それだけにバレラの登場はセンセーショナルであった。しかしバレラも人の子、疲れもするであろう。ジュニア ジョーンズ(米)にまさかの2連敗をした時は「最強バレラにも苦手な選手はいるものか」と感心していた事があった。しかし敗戦はあくまで連戦の疲れということを2000年のエリック モラレス戦で示してくれた。
そう、エリック モラレス(メキシコ)の参入がこのクラス、そしてボクシング界にとりより大きな影響を与えることになる。あのサラゴサをストップし、ジョーンズまでもTKO。98年にWBO王座返り咲きを果たしていたバレラとの当時の勢いの差は大きいと見られていた。実際に2000年の両者の初対決時にはバレラは負け役としてリングに上がっていたはずだ。そこで意地を見せたのがバレラ。1ー2で判定を落とすものの世間の多くはバレラを支持。ここからがこの両者のライバル対決が階級を上げ始まる事になる。
さてバレラ、モラレスが去った同階級はどうなったか?
かつてのメキシカン独占の「黄金のバンタム」がこの階級にスライドした感がある。
WBA王者サウスポー、エンリケ サンチェス。そのサンチェスの破り王座獲得のネストール ガルサ。現WBC王者オスカー ラリオス。そしてラリオスと1勝1敗のIBFタイトルホルダー イスラエル バスケス。
他にも世界各地から好選手を随時輩出が同階級の好点ではないだろうか。ジョー小泉氏が当初大変評価していた南アフリカのレノホノロ レドワバはIBF王座を5度防衛。そして現在ボクシング界を揺るがすバレラ撃沈の大偉業を果たしたフィリピン英雄のマニー パッキャオは、レドワバKO後本場アメリカ進出を果たしている。
現WBO王者、「ドミニカのタイソン」ことファン グスマンの試合枯れは少し惜しい気がする。WBA王者イラン系フランス人マヤル モンシプールの来日はあるのか?
今後の展開はバンタム級同様、日本中心に動く可能性アリ。世界4度挑戦の西岡 利明が日本王者中島 吉謙に勝利の際は即世界戦になるであろう。
これまで3人の王者を輩出した日本。現在実力者が多い日本同階級。圧倒的実力者が世界的にいない同級なだけに日本からの安定王者誕生が望まれる。
Corleone