DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

新旧交代のバンタム

2006年02月22日 10時33分59秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2005年から今年にかけて新旧交代完了寸前の感を受けるバンタム級。上の2階級、スーパーバンタム、フェザーと違い、新鮮味のある階級です。

1)まずは何といってもWBC新王者、我らが長谷川 穂積(千里馬神戸)。あの常勝将軍ウィラポン ナコンルアンプロモーション(タイ)を破り悲願の世界奪取。初防衛戦にも快勝し、まさに評価急上昇、「時の人」というイメージ。難敵ディエゴ モラレス(メキシコ)も戦わずしてバンタムを去り、来月のウィラポンとの再戦を乗り越えれば長期政権の予感。課題は全国区での知名度アップ。

2)WBO新王者のジョニー ゴンザレス(メキシコ)も長谷川的「新時代王者」の印象。歴戦の雄ラタナチャイ ソー ウォラピン(タイ)から王座を奪い取り、今週土曜日の初防衛戦、対マーク ジョンソン(米)戦をクリアすれば長谷川同様当分は王座安泰の気配。

3)現役バンタム最強のIBF王者ラファエル マルケス(メキシコ)は既に6度の防衛に成功。しかしいまだに新鮮味があるのがラファエル(ここが兄ファン マヌエルとの違い!!)。ランキングを見渡しても王座を脅かす存在ナシ。唯一の敵は自身のウェート。スーパーバンタムに転向しても一暴れも二暴れもしそう。

4)WBAは正規王者と暫定王者が並立。しかも両王者ともこれまた新世代の王者コンビ。正規王者は元アマ王者のファイター ウラジミール シドレンコ(ウクライナ)。福島 学(JBスポーツ)との防衛戦が水に流れ、来日は一時延期に。暫定王者ポーンサワット クラティンデーンジム(タイ)も面白い存在。既に両王者とも初防衛に成功。シドレンコは来週にもリカルド コルドバ(パナマ)との防衛戦を予定。

5)世界王者以外にも若手実力者が台頭。その筆頭はもちろん日本王座最多連続防衛記録を更新したばかりのサーシャ バクティン(協栄)。世界戦も左一本で十分?
日本でもお馴染みのOPBF(東洋太平洋)王者マルコム ツニャカオ(比)も世界の逸材。元世界フライ級王者のツニャカオが完全にバンタムのウェートに慣れれば、バンタムのマニー パッキャオ的存在になりそう。

6)徳山 昌守(金沢)がWBCスーパーフライ王座の防衛に成功後、同階級に介入する可能性もアリ。前王者川嶋 勝重(大橋)にも同様のことが言えそう。

2006年のバンタム級は日本主導になるかも。まずは長谷川の王座死守が課題。流れからすると返り討ちなのだが。さあ、どうなるか!?「長谷川対徳山」実現は?
WBAには早期王座統一戦が行われる事を期待。バクティン一人で二人を料理するのも面白いかも。
コメント
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