まさに戦国時代へ突入した観のフェザー級。2005年を振り替えると共に、2006年の行方を追ってみましょう。
1)何といってもファン マヌエル マルケス(メキシコ)がリング外で2冠王の座から転落したのが痛すぎるフェザー級。もし格下相手にでも定期的に防衛戦をこなしていたら、フェザー級史に名を刻むような名選手になる可能性があったのに...
何といってもマニー パッキャオ(比)にソッポを向かれたのが事の始まり。約1年前に「マルケス対パッキャオⅡ」が予定されていました。しかしエリック モラレス(メキシコ)に勝負運、金運ともにさらわれたマルケス。パッキャオに避けられたと言えば聞こえもいいのですが...その後、「フェザー級のリカルド ロペス」は5月に曲者ビクトル ポロ(コロンビア)に大差判定勝利を収めるも、指名試合の拒否のためIBF王座を剥奪。そして統一王者ではなくなった瞬間に、WBAスーパー王者から、指名挑戦者へと格下げに。
ちなみに2005年の同級のIBF戦は5月に行われたマルケス対ポロ戦のみ。
2)マルケスが「スーパー」を剥奪された後、WBA「唯一」王者に昇格したクリス ジョン(インドネシア)。試合内容はともかく、地元で元王者デリック ゲイナー(米)に。そしてトミー ブラウン(豪)に敵地オーストラリアで勝利し王座を死守。評価は上げずとも決して下げていないジョン。来月にはいよいよマルケスとの大一番に臨みます。
3)昨年はWBC王座も波乱含み。1月にトミー ブラウンに勝利した池 仁珍(韓国)。怪我のためにロッキー フアレス(米)との本場アメリカでの防衛戦をキャンセル。結局池のリング登場はブラウン戦1回のみ。フアレスと暫定王座の座を争ったのが実力者ウンベルト ソト(メキシコ)。予想を裏切ると共に、池の対抗王者はソトが昇格。新年の池との統一戦が早くも楽しみになってきました。
しかし新年早々に同級のパワーバランスを崩す出来事が。そう日本のファンにとり待望の世界フェザー級王者誕生。越本 隆志(FUKUOKA)が2ー1ながらも、明白な判定勝利を収めたのは記憶に新しいところ。
4)フェザー級2005年のMVPはWBO王者のスコット ハリソン(スコットランド)。ポロには疑惑の判定引き分けという屈辱を味わいましたが、その後に汚名返上。同国人マイケル ブロディーに引導を渡すとともに、実力者ナデル フセイン(豪)の挑戦をかわし防衛記録を6に伸ばしています。ハリソンは前スーパーバンタム級王者ファン グスマン(ドミニカ)との防衛戦が正念場になりそう。
5)先月、マルケスが剥奪されたIBF王座を獲得したのがブラジルのワルデミール ぺレイラ。もし同国人アセリノ フレイタスがライト級王座に返り咲けばボクシング後進国ブラジルに黄金時代が到来するでしょう。
マルケスが王座に返り咲き、グスマンが2階級制覇達成となれば今後のフェザー級の先行きは晴天。越本の使命はWBC王座統一とその後の防衛戦の成功。願わくば日本人同士の世界フェザー級戦を年内に見たい。
1)何といってもファン マヌエル マルケス(メキシコ)がリング外で2冠王の座から転落したのが痛すぎるフェザー級。もし格下相手にでも定期的に防衛戦をこなしていたら、フェザー級史に名を刻むような名選手になる可能性があったのに...
何といってもマニー パッキャオ(比)にソッポを向かれたのが事の始まり。約1年前に「マルケス対パッキャオⅡ」が予定されていました。しかしエリック モラレス(メキシコ)に勝負運、金運ともにさらわれたマルケス。パッキャオに避けられたと言えば聞こえもいいのですが...その後、「フェザー級のリカルド ロペス」は5月に曲者ビクトル ポロ(コロンビア)に大差判定勝利を収めるも、指名試合の拒否のためIBF王座を剥奪。そして統一王者ではなくなった瞬間に、WBAスーパー王者から、指名挑戦者へと格下げに。
ちなみに2005年の同級のIBF戦は5月に行われたマルケス対ポロ戦のみ。
2)マルケスが「スーパー」を剥奪された後、WBA「唯一」王者に昇格したクリス ジョン(インドネシア)。試合内容はともかく、地元で元王者デリック ゲイナー(米)に。そしてトミー ブラウン(豪)に敵地オーストラリアで勝利し王座を死守。評価は上げずとも決して下げていないジョン。来月にはいよいよマルケスとの大一番に臨みます。
3)昨年はWBC王座も波乱含み。1月にトミー ブラウンに勝利した池 仁珍(韓国)。怪我のためにロッキー フアレス(米)との本場アメリカでの防衛戦をキャンセル。結局池のリング登場はブラウン戦1回のみ。フアレスと暫定王座の座を争ったのが実力者ウンベルト ソト(メキシコ)。予想を裏切ると共に、池の対抗王者はソトが昇格。新年の池との統一戦が早くも楽しみになってきました。
しかし新年早々に同級のパワーバランスを崩す出来事が。そう日本のファンにとり待望の世界フェザー級王者誕生。越本 隆志(FUKUOKA)が2ー1ながらも、明白な判定勝利を収めたのは記憶に新しいところ。
4)フェザー級2005年のMVPはWBO王者のスコット ハリソン(スコットランド)。ポロには疑惑の判定引き分けという屈辱を味わいましたが、その後に汚名返上。同国人マイケル ブロディーに引導を渡すとともに、実力者ナデル フセイン(豪)の挑戦をかわし防衛記録を6に伸ばしています。ハリソンは前スーパーバンタム級王者ファン グスマン(ドミニカ)との防衛戦が正念場になりそう。
5)先月、マルケスが剥奪されたIBF王座を獲得したのがブラジルのワルデミール ぺレイラ。もし同国人アセリノ フレイタスがライト級王座に返り咲けばボクシング後進国ブラジルに黄金時代が到来するでしょう。
マルケスが王座に返り咲き、グスマンが2階級制覇達成となれば今後のフェザー級の先行きは晴天。越本の使命はWBC王座統一とその後の防衛戦の成功。願わくば日本人同士の世界フェザー級戦を年内に見たい。