西岡、粟生

先日30日、日本武道館で行われた試合結果です。
WBCスーパーバンタム級戦：
王者西岡 利晃（帝拳）TKO5回1分14秒　挑戦者バルエグ　バンゴヤン（比）

スーパーフェザー級10回戦：
粟生 隆寛（帝拳）TKO8回1分48秒　ワイベル　ガルシア（パナマ）

WBCバンタム級戦：
WBO王者フェルナンド　モンティエル（メキシコ）TKO4回2分59秒　王者長谷川　穂積（真正）

＊試合自体は王者の圧勝だったスーパーバンタム級戦。2回に挑戦者の強打で一瞬動きが止まるも、それ以外は安定した試合運びで挑戦者を翻弄しています。
4回終了時までの採点も、3対0（38-37、40-35、39-36）で3人のジャッジが揃って西岡を支持。私（Corleone）の採点も39対36で西岡。2回は挑戦者、そしてバンゴヤンは4回に減点を受けています。
少し厳しい目で見ると、西岡は普段より上体の動き（ボディーワーク）が少なく、右ジャブもこれまでの世界戦に比べて多く放たれていませんでした。それらの動きに加え、一撃必殺の左の後の返しの右があればさらに高いレベルに進めるのではないでしょうか。
これで4連続KO（TKO）防衛に成功した西岡。次に予定されている指名防衛戦が今から待ち遠しいです。

世界前哨戦でTKO勝利を収めた粟生。自身にとり、2006年11月以来のKO（TKO）勝利になりました。年内に世界2階級制覇は実現するのでしょうか。

あごの骨折が判明した長谷川。近々手術に臨むそうです。今は次戦の事など考えずに、肉体的にも、そして精神的にも十分な休養をとってもらいたいものです。