DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

マルケス兄、激戦を制す

2010年12月02日 03時51分10秒 | 世界ボクシング
先週末11月27日土曜日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBA/WBOライト級戦:
王者ファン マヌエル マルケス(メキシコ)TKO9回2分14秒 WBO暫定王者マイケル カツディス(豪)

*最近激戦が続いているマルケス兄。最終的にはレフェリーストップで勝利を収めていますが、3回には見事な左フックを食らいダウンを喫しています。試合展開は試合開始からカツディスが元気いっぱいにマルケスを攻め立て、それをマルケスが迎え撃つというものでした。見た目は後手ですが、常に的確なコンビネーションを当てていたのはマルケス。この試合では普段よりボディー攻撃を交えていました。

昨年2月、今年7月のファン ディアス(米)戦とは違い、試合後も比較的きれいな顔を保っていたマルケス。3回のダウン後の攻防もそうでしたが、豪州人の雑な攻撃+自身の冷静さでカツディスを捌いています。

8回終了時までの採点も、3人のジャッジ(77-74、78-74、76-75)そろってマルケスを支持。私(Corleone)も77対74でマルケス優勢と見ていました。カツディスに与えたのはダウンを奪った3回(10対8)と7回(10対9)。結果論ですが、カツディスは7回でエネルギーを使い果たしたようです。最終回となった9回の、マルケスのアゴへの連続アッパーは流石なものがありました。

統一王座の2度目の防衛に成功すると共に、WBO王座統一に成功したマルケス。目標はもちろん、これまで1敗引き分けの対戦成績を残しているマニー パッキャオ(比)との3度目の対戦です。


WBCウェルター級戦:
王者アンドレ ベルト(米)TKO初回2分7秒 挑戦者フレディ エルナンデス(メキシコ)

*長身の挑戦者を左右フックのコンビネーションで沈めたベルト。5連続防衛に成功しています。


スーパーフェザー級10回戦:
ジェイソン リッツアー(米)判定2対1(96-94、97-93、94-96)セレスティーノ カバジェロ(パナマ)

*もみ合い、手での押さえ合い、クリンチ際での打ち合いと、全体的に荒れた試合という印象が残った無冠戦。判定が表すように、振り分けるのが難しい試合でした。私は95対95のイーブンと見ました。

試合を見ながら思ったのですが、カバジェロがスーパーバンタム級で安定政権を築いていたのが嘘のように感じました。カバジェロ、完全な体力負けです。内山 高志(ワタナベ)なら、比較的簡単に押しつぶすことが出来るでしょう。
コメント
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