先週末10日土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
IBF/WBO/WBA(スーパー王座)ヘビー級戦:
王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)判定3対0(120-107x2、119-109)挑戦者マリウス ワッフ(ポーランド)
*個人的に結構楽しんで見られた試合でした。
ウラジの今回の挑戦者は、体格で王者を上回るポーランド人。実力的に世界挑戦の資格はあるのかと疑問符が打たれていましたが、少なくとも体力的には世界トップクラスであることを証明しています。
試合開始早々の左ジャブの打ち合いで、ワッフのジャブがウラジに届いていたのには驚かされました。これまでの挑戦者はパンチを当てる以前に、ウラジの長い距離を詰めるところから試合を組み立てていかなければなりませんでした。またクリンチ際に体力負けをしていたのはウラジ。これにも驚かされました。
ほぼウラジのペースで試合が進行していったこの試合。5回終了間際にワッフの右でウラジがグラリ。このパンチでウラジはダメージというより、驚かされた感があります。
8回、ストップが早いレフェリーだったら試合を止めていたようなウラジのワンサイド・ラウンド。しかしこの回の終盤、ウラジは少々打ち疲れを見せていました。
いつになく気合が入っていたウラジ。以前指摘されていたスタミナのなさ、気持ちの弱さを見せることなくフルラウンドを戦っています。フットワーク、上体の動き、左ジャブを12回に渡りフル回転させることを証明できたのは大きな収穫ではないでしょうか。改善点はボディー攻撃。この試合、一発もワッフのボディーにパンチを放ちませんでした。もし一発でもボディーへのパンチを放っていたら早期決着も可能だったかもしれません。
2006年4月に獲得したIBF王座は13度目、2008年2月に吸収したWBO王座は9度目、そして昨年7月に合併したWBA王座の3度目の防衛に成功したウラジ。次戦は誰と対戦するのでしょうか。
会場には白髪がかなり増えた“ロッキー”シルベスター スタローン氏の姿も見られました。
IBF/WBO/WBA(スーパー王座)ヘビー級戦:
王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)判定3対0(120-107x2、119-109)挑戦者マリウス ワッフ(ポーランド)
*個人的に結構楽しんで見られた試合でした。
ウラジの今回の挑戦者は、体格で王者を上回るポーランド人。実力的に世界挑戦の資格はあるのかと疑問符が打たれていましたが、少なくとも体力的には世界トップクラスであることを証明しています。
試合開始早々の左ジャブの打ち合いで、ワッフのジャブがウラジに届いていたのには驚かされました。これまでの挑戦者はパンチを当てる以前に、ウラジの長い距離を詰めるところから試合を組み立てていかなければなりませんでした。またクリンチ際に体力負けをしていたのはウラジ。これにも驚かされました。
ほぼウラジのペースで試合が進行していったこの試合。5回終了間際にワッフの右でウラジがグラリ。このパンチでウラジはダメージというより、驚かされた感があります。
8回、ストップが早いレフェリーだったら試合を止めていたようなウラジのワンサイド・ラウンド。しかしこの回の終盤、ウラジは少々打ち疲れを見せていました。
いつになく気合が入っていたウラジ。以前指摘されていたスタミナのなさ、気持ちの弱さを見せることなくフルラウンドを戦っています。フットワーク、上体の動き、左ジャブを12回に渡りフル回転させることを証明できたのは大きな収穫ではないでしょうか。改善点はボディー攻撃。この試合、一発もワッフのボディーにパンチを放ちませんでした。もし一発でもボディーへのパンチを放っていたら早期決着も可能だったかもしれません。
2006年4月に獲得したIBF王座は13度目、2008年2月に吸収したWBO王座は9度目、そして昨年7月に合併したWBA王座の3度目の防衛に成功したウラジ。次戦は誰と対戦するのでしょうか。
会場には白髪がかなり増えた“ロッキー”シルベスター スタローン氏の姿も見られました。