先週末22日、ドイツで行われた試合結果です。
ヘビー級8回戦:
ケビン ジョンソン(米)KO7回2分 元IBFクルーザー級王者ヨアン パブロ エルナンデス(キューバ)
*2014年8月に、古豪フィラット アルスラン(独)に疑惑の判定勝利を収めて以来リングから遠ざかっていたエルナンデス。6年ぶりの実戦で思わぬ落とし穴が待ち構えていました。
エルナンデスが対戦したのは、2009年12月にWBCヘビー級王者ビタリ クリチコ(ウクライナ)に挑戦し、ワンサイドの判定負けを喫しているジョンソン。欧州のリングを中心に活発なリング活動を続けているベテラン選手ですが、ここ5戦は全敗と敗戦が目立つ過去の選手。エルナンデスにとって、再起+ヘビー級でのデビュー戦としてはうってつけの相手と思われてました。
注目はエルナンデスがどのようなパフォーマンスを見せるかに絞られていたのですが、蓋を開けてみるとジョンソンの攻勢が目立つ試合展開に。4回にダウンを奪ったベテランは、7回にもう一度元クルーザー級王者を倒し、そこで試合終了。来月41歳になる大ベテランがドイツのリングで番狂わせを演じています。
戦績を35勝(19KO)17敗(3KO負け)1引き分けにしたジョンソン。今回の勝利は2018年の師走以来のものとなりました。6年ぶりの再起戦で、思わぬKO負けを喫してしまったエルナンデス。再び引退か、クルーザー級への逆戻りが濃厚でしょうね。