先週末21日、ドイツで行われた試合結果です。
クルーザー級戦(12回戦):
フィラト アルスラン(独)KO6回1分29秒 エディン プハロ(ボスニアヘルツェゴビナ)
*1997年1月にプロデビューし、これまでにこれといったブランクもなく戦い続けてきたアルスラン。1970年9月生まれの生粋のトルコ人は(ドイツ生まれのドイツ育ち)、もう53歳になっています。今回が自身最終戦と謡われた一戦で、半世紀以上生きた人間とは思われないパフォーマンスを見せました。
WBAクルーザー5位で35歳のプハロを迎えた4位にランキングする大ベテランは、2回終盤に左フックでダウンを奪うと、6回に立て続けに3度のダウンを追加しそのままフィニッシュ。白星を一つ付け加えると同時に、WBAのゴールド王座を獲得。有終の美を飾っています。
戦績を55勝(40KO)9敗(4KO負け)3引き分けとした元WBA王者。2008年の世界ボクシング・パーフェクトプレビュー(この年だけパーフェクトガイドという名称ではない)に、世界王者としてのその雄姿を確認する事が出来ます。もう一度アルスランが世界戦のリングに立つ姿を観てみたいと思っているのは、私(Corleone)だけではないでしょう。
下記は2023年10月27日時点での、クルーザー級王者たちとなります。再びアルスランの名を、下のリストで見てみたいものです。
WBA:アルセン グラムイリアン(アルメニア/仏/防衛回数3)
WBC:空位
IBF:ジェイ オペタイア(豪/1)
WBO:クリス ビラン スミス(英/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:カムシベク クンカバエフ(カザフスタン/0)